人間工学に基づいた垂直型マウスは、主に事務作業向けとして普及してきましたが、ゲーミング性能を突き詰めた新モデル「E9 Pro」が登場しました。Solakakaが手掛ける本機は、45度の傾斜角を持つエルゴノミクス形状に、ハイエンドゲーミングマウスに匹敵する「PAW3395」センサーを搭載。さらに合計10個のカスタマイズ可能なボタンを備えており、手首の負担を軽減しながら高い競技性を求める層にとって、非常に注目すべきマウスとなっています。
45度の傾斜とPAW3395センサーを採用したハイエンドな操作性能
「E9 Pro」の最大の特徴は、手首を捻らずに自然な角度で握れる45度の垂直設計です。長時間のプレイでも腱鞘炎のリスクを抑え、快適な操作を維持できる設計となっています。スペック面も妥協がなく、光学センサーには定評のある「PixArt PAW3395」を採用。解像度は800から最大36,000 DPIまで調整可能で、微細な操作を正確にトラッキングします。
接続方式は、有線、Bluetooth、および2.4GHzワイヤレスの3モードに対応しています。特筆すべきは、最大8,000Hzのポーリングレートに対応(接続環境による)している点です。一般的なゲーミングマウスの8倍にあたる通信頻度により、入力遅延を極限まで排除しています。本体重量は約96g(3.4オンス)に抑えられており、垂直型としては軽量な部類に入るため、素早いマウス移動が求められるタイトルでも機敏な操作が可能です。
合計10個のカスタマイズボタンがもたらすMMOやRPGでの優位性
本機はボタン構成も非常にユニークです。右側面には通常のメインボタン2つを備える一方、左側面(親指側)には合計7つのボタンが集約されています。さらに本体上部にも3つのボタンが配置されており、これら全てのボタンに対してユーザーが自由にマクロや機能を割り当てることが可能です。
この多ボタン仕様は、多くのスキルショートカットを必要とするMMOやアクションRPGにおいて、キーボード操作の負担を劇的に軽減します。競合となる「Razer Pro Click V2 Vertical」などの既存製品と比較しても、ボタン数とゲーミング性能のバランスにおいて「E9 Pro」の仕様は際立っています。専用のソフトウェアを用いることで、用途に合わせた最適なプロファイルを作成できる点も、効率を重視するユーザーには嬉しい仕様です。
既存の垂直型マウスとは一線を画す圧倒的なコストパフォーマンスと実用性
現在、クラウドファンディングサイトのKickstarterでは、約69ドル(約10,500円)から予約を受け付けています。有名なブランドの垂直型マウスが2万円近くすることも珍しくないなか、この性能で1万円台という価格設定は、非常にコスパが良いと言えます。
結論として、手首の疲れに悩みつつも、ゲームでの勝ちやすさを妥協したくない方にとって、うってつけの一台です。特に「垂直型は使いやすいけれど、反応が遅いものばかりで困る」と感じていたゲーマーにとって、E9 Proは欠かせない相棒になるはずです。




