
中華ゲーム機メーカーTrimUIが準備中の新型ハンドヘルド「TrimUI Brick Pro」に関して、当初の予想を大きく上回る性能を示唆するリーク情報が登場しました。当初は現行モデルの画面サイズを3.2インチから4インチへ拡大し、ジョイスティックを追加した程度のマイナーアップデートと見られていましたが、PlayStation 2(PS2)タイトルが動作している映像が確認されたことで、状況は一変しています。本機はLinuxではなくAndroidを採用している可能性も高く、縦型ゲーム機市場における「台風の目」となりそうです。
PS2タイトルも動作、予想を覆す処理性能
中国の動画共有サイトBilibiliにて、TrimUI Brick Proの実機とおぼしきデバイスでPS2用ソフトを動作させている映像が公開されました。映像では『ファイナルファンタジーX』『ゴッド・オブ・ウォーII 終焉への序曲』『グランツーリスモ4』といった、エミュレーション負荷の高いタイトルが動作しています。
これまで公開されたプレスリリースやリーク画像では、Nintendo 64や初代PlayStationまでのサポートが示唆されていたため、市場では「エントリークラスの性能向上にとどまる」との見方が大半でした。しかし、今回のリーク動画が本物であれば、本機はニンテンドーゲームキューブのエミュレーションも視野に入る、ミドルレンジ以上のSoCを搭載していることになります。単なる画面大型化モデルではなく、内部スペックも刷新された意欲作である可能性が高まっています。
4インチ化とAndroid採用でAnbernicのハイエンド機に接近
ハードウェア構成に関しても、興味深い詳細が判明しつつあります。ディスプレイは前作「TrimUI Brick」の3.2インチから4インチへと大型化されており、視認性と操作性が向上しています。また、リーク映像の挙動から、OSには軽量なLinuxディストリビューションではなく、Androidを採用している様子がうかがえます。
この仕様変更により、TrimUI Brick Proの立ち位置は大きく変わります。Linuxベースで手軽さを売りとするAnbernic RG40XX Vのようなモデルではなく、より高性能な「Anbernic RG477V」などのハイエンド縦型機に近いパフォーマンスを目指しているようです。Android採用であれば、タッチパネル操作やアプリの拡張性も期待でき、活用の幅は格段に広がるでしょう。
New TrimUI Brick Pro touchscreen, running GoW 2, 60fps
byu/No-Neighborhood-1489 inSBCGaming
縦型ハイスペック機の新たな本命候補
現時点では価格や正確な発売日は不明ですが、TrimUI製品は伝統的に優れたビルドクオリティと手頃な価格設定で知られています。もし本機が競合製品よりも安価な価格帯で投入され、かつPS2タイトルが実用的な速度で動作するのであれば、携帯性を重視するレトロゲーマーにとって非常に魅力的な選択肢となります。
特に「縦型フォームファクタで、PS2まで動くパワーが欲しいが、高価なハイエンド機には手が出しにくい」という層にとって、本機はまさに待ち望んでいた一台となるはずです。今後の続報は見逃せません。




