Xbox Series X|Sの販売状況が変化する中、Microsoftはコントローラーなどの周辺機器開発に力を入れているようです。最新の情報によると、最上位モデルである『Xbox Elite Wireless Controller Series 3』が2026年に登場する可能性が高まっています。最大のトピックは、かつて噂された新技術の搭載です。Wi-Fiでクラウドサーバーに直接つながる機能を備えることで、クラウドゲームの弱点だったラグを劇的に減らすと期待されています。この記事では、判明しつつある新機能と、そのメリットを解説します。

Wi-Fi直接接続による「超低遅延」と、リアルな感触を伝える新機能
今回のニュースで特に重要なのが、コントローラー自体にWi-Fi通信機能を持たせ、クラウド上のサーバーと直接通信する「Direct-to-Cloud」接続の採用です。これまでのBluetooth接続では、ゲーム機やPCを経由する際にどうしてもわずかな遅延が発生していましたが、この新技術によってそのタイムラグが大幅に改善されるはずです。もしこれが実現すれば、外出先でスマホやタブレットを使って遊ぶ際の快適さが、これまでとは段違いになります。
また、以前から開発コードネーム「Sebile」として噂されていた機能が、Elite Series 3にも搭載される見込みです。特に注目なのが、PlayStationのDualSenseに対抗する「触覚フィードバック」です。従来の単調な振動モーターではなく、より繊細な振動を生み出す仕組みを採用することで、ゲーム内の氷の上を歩く感覚や、武器ごとの衝撃の違いを指先でリアルに感じ取れるようになります。これが実装されれば、Eliteシリーズは単なる「高機能コントローラー」から、ゲームの世界により深く入り込めるデバイスへと進化します。
ユーザーが切望する「高耐久スティック」とバッテリーの仕様
高級コントローラーを購入する層にとって、一番の悩みはスティックのドリフトです。現在、他社の製品では、磁気を使って摩耗を防ぐ「ホールエフェクトセンサー」や、さらに精度の高い「TMRセンサー」の採用が当たり前になりつつあります。しかし、現時点の情報では、次のEliteコントローラーがこれらの高耐久パーツを採用するかどうかは明らかになっていません。ライバル製品が耐久性を売りにする中で、Microsoftが従来通りの部品を使い続けるのか、壊れにくい部品に切り替えるのかは、製品の評価を大きく分けるポイントになります。
また、電源については、現行のElite Series 2と同じく「内蔵バッテリー式」が採用される見通しです。乾電池式を好むユーザーもいますが、新しい振動機能などは消費電力が大きいため、専用バッテリーの搭載は避けられない仕様と言えるでしょう。
2026年の登場が有力、価格に見合う価値はあるか
海外メディアのThe VergeやWindows Centralの報道を合わせると、この『Elite Series 3』は2026年の発売が有力視されています。これは次世代Xboxに関する噂が出ている2027年の前年にあたり、Microsoftがハードウェアのラインナップを整えようとしている動きが見て取れます。
価格については、円安や部品コストの上昇、新機能の追加を踏まえると、現行モデル(国内定価 約1.9万円〜)よりも高くなることは確実です。しかし、クラウドゲームを頻繁に遊ぶ人や、一瞬の操作が勝敗を分けるFPSプレイヤーにとって、ハードウェア側で遅延を減らしてくれる機能は何物にも代えがたいメリットです。ドリフト対策さえ万全であれば、今のコントローラーに不満を持つ人にとって、「買うべき一台」となるはずです。




