中華ゲーム機市場において、コストパフォーマンスの高い製品を送り出し続けているTrimUIより、新たな折りたたみ型ハンドヘルドの存在が浮上しました。 『TrimUI Flap X1』と名付けられたこのデバイスは、近年大型化が進む携帯ゲーム機市場において、4.7インチディスプレイという絶妙なサイズ感を採用しています。競合となる「Retroid Pocket Flip 2」が5.5インチパネルを採用する中、あえて小型化・薄型化に舵を切った本機は、真のポケットサイズを求めるゲーマーにとって見逃せない一台となるはずです。

4.7インチ液晶と厚さ15mmの筐体:携帯性を極めたクラムシェルデザイン
Baidu(百度)の掲示板Tiebaよりリークされた設計スケッチによると、『TrimUI Flap X1』は、携帯性を最優先した設計思想が見て取れます。 特筆すべきは、約15mmとされる筐体の薄さです。本体サイズは幅約125〜130mm、奥行き75〜80mmと推定されており、これはジャケットのポケットはもちろん、パンツのポケットにも無理なく収まるサイズ感です。

ディスプレイには4.7インチパネルを採用する見込みです。これは、iPhone SE(第2/3世代)の画面サイズと同等であり、レトロゲームのアスペクト比を考慮しても、視認性と携帯性のバランスが取れた構成です。 また、操作系に関しては、トリガーボタンが横一列に並ぶ「インライン配置」を採用しており、初代Retroid Pocket Flipに近いレイアウトが見受けられます。スタッキングトリガーではない点は、薄型化を優先した結果であると考えられます。

なお、今回の情報の信憑性についてですが、過去にTrimUI Smart Pro Sのスケッチが同様にリークされ、その後2025年11月に実際に発売された経緯があります。そのため、今回のスケッチも実機開発に基づいたものである可能性は極めて高いと言えます。
大型化する市場へのアンチテーゼ:Retroid Pocket Flip 2との明確な差別化
現在、クラムシェル型のエミュレータ機としては「Retroid Pocket Flip 2」が大きな注目を集めています。しかし、同機は「Retroid Pocket 5」と同じ5.5インチパネルを採用しており、前モデルよりも大型化しています。 これに対し、『TrimUI Flap X1』は明確に「コンパクトな代替機」としての立ち位置を確立しようとしています。
多くのメーカーが画面の大型化や高機能化(ファン搭載や大型バッテリー化)に進む中で、TrimUIはあえてサイズを絞り込みました。これは、週末のアキバ・ハッカー層や、通勤・通学中にサッと取り出して遊びたいライトユーザー層のニーズを的確に捉えています。 なお、同社は並行して『Brick Pro』と呼ばれる別モデルの開発も進めているとされており、フォームファクタの多様化で市場シェアの拡大を狙っている様子がうかがえます。

ポケットに収まる「真の携帯機」を求める人へ
現時点ではSoCや価格に関する詳細は不明ですが、TrimUIのこれまでの製品戦略を鑑みると、手頃な価格帯で投入されると予想できます。 もし、PSPやドリームキャスト程度のエミュレーション性能を確保しつつ、1万円台後半〜2万円台前半の価格設定が実現すれば、サブ機として非常に魅力的な存在になります。
「Retroid Pocket Flip 2」のスペックやサイズ感を持て余しているユーザーや、純粋に「ポケットに入れて持ち運べる物理ボタン付き端末」を探している方にとって、本機は最有力候補となるはずです。 15mmという薄さが実現する携行性は、昨今の重量級デバイスに疲れたゲーマーにとって、うってつけの一台です。続報は見逃せません。




