Samsungが米国と韓国で先行発表した最新のMRヘッドセット「Galaxy XR」は、GoogleとQualcommとの共同開発によって誕生しました。
Snapdragon XR2+ Gen 2とGoogleの生成AI「Gemini」を搭載し、AIアシストと高精細映像を融合した没入型デバイスとして注目を集めています。
8K級ディスプレイと8基のカメラで没入体験を実現
Galaxy XRは、片目あたり1,920×3,840ピクセルのmicro-OLEDディスプレイを2枚搭載し、合計でほぼ8K相当の高解像度を実現しています。リフレッシュレートは60Hz、72Hz、90Hzに対応し、用途やアプリケーションに応じた切り替えが可能です。
カメラ構成も非常に豊富で、外部視認用の6.5MPカメラ2基に加え、インサイドアウト方式のトラッキング用に6基のカメラを搭載。さらに、アイトラッキングやハンドトラッキング用の内部カメラ4基を含め、合計8基のカメラを備えています。これにより、外部センサー不要で高精度な動作追跡が可能になっています。

Snapdragon XR2+ Gen 2とGemini AIの連携が核に
内部チップセットには、Qualcommの最新SoC「Snapdragon XR2+ Gen 2」を採用。16GB RAMと256GBストレージを搭載し、Wi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応することで、高速通信と安定した接続を実現しています。
最大の特徴は、Googleの生成AI「Gemini」との深い統合です。ユーザーは、音声やジェスチャー操作を通じてAIアシスタントと自然にやり取りができ、文脈を理解したガイドや作業補助を受けることが可能です。仮想空間でのコミュニケーションやエンタメ体験も、AIによってより直感的で柔軟なものになっています。
また、空間オーディオや6基のマイクによる高精度な音声入力にも対応し、音と操作の一体感を高めています。

本体設計と価格、日本展開の見通しは?
本体重量は545gで、302gの着脱式バッテリーパックと組み合わせることで、前後の重量バランスを調整し、長時間装着時の快適性にも配慮されています。バッテリー駆動時間は約2時間で、同カテゴリの製品としては標準的です。
価格は1,799ドル(約28万円)で、米国と韓国での先行発売が発表されています。現時点では日本での発売は未定ですが、グローバル展開が予定されており、今後の動向に注目が集まります。
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MRの“再定義”を狙うサムスンの一手
Galaxy XRは、MetaやAppleが先行するMR市場に対し、SamsungがGoogle・Qualcommと連携して投入する強力な対抗馬といえるでしょう。高解像度ディスプレイ、多眼カメラによる高精度トラッキング、生成AIによる知的操作性など、各要素をバランスよく統合した設計は、単なるスペック競争にとどまらない「使いやすさ」へのアプローチも感じられます。
AIとMRの融合は、今後の次世代コンピューティングを象徴する潮流です。Galaxy XRは、その中心に立つデバイスとなる可能性を秘めています。








