
MotorolaはCES 2026において、スポーツ機器メーカーのPolarと提携して開発した新型スマートウォッチ「Moto Watch」を正式に発表しました。約1年前に登場した「Moto Watch Fit」に続く本製品は、Polarが持つ高度なアルゴリズムを統合することでヘルスケア機能を大幅に強化しています。1.43インチの有機ELディスプレイや最大13日間のバッテリー持続時間を備えつつ、99.99ユーロ(シリコンバンドモデル)からという戦略的な価格設定がなされており、市場における有力な選択肢となるでしょう。
Polarのノウハウを注入した健康管理機能と堅牢な筐体設計
本製品の最大の特徴は、スポーツウォッチ市場で定評のあるPolarとのパートナーシップにより実現した高度なトラッキング機能です。Polarの技術を活用した「Smart Calories」機能では、トレーニング中のエネルギー消費を詳細に分析し、回復に必要なエネルギー源を提示します。また、「Nightly Recharge」機能により、睡眠中の回復度合いやストレスへの身体的反応を可視化することが可能です。

基本的なバイタル計測機能も充実しており、心拍数や血中酸素レベル(SpO2)の継続的なモニタリングに加え、歩数、ストレスレベル、睡眠の質を記録できます。さらに、水分補給や服薬のリマインダー機能も搭載され、ユーザーの総合的なウェルネスコンパニオンとしての役割を果たします。
ハードウェア面では、1.43インチの円形OLEDディスプレイ(47mmダイヤル)を採用し、アルミニウムフレームとステンレススチール製のクラウンを組み合わせたデザインとなっています。ディスプレイ面はGorilla Glass 3で保護され、IP68等級の防塵防水性能を有しているため、アクティブなシーンでも安心して使用可能です。バンド幅は一般的な22mm規格を採用しており、ユーザーの好みに応じて交換することができます。
デュアル周波数GPS搭載と実用性を高めるバッテリー性能
機能面におけるもう一つの強みは、位置情報の精度を高めるデュアル周波数GPSの搭載です。これにより、ランニングやサイクリングなどの屋外アクティビティにおいて、より正確なルートトラッキングが期待できます。また、マイクとスピーカーを内蔵しており、手元での通話応答や音声通知の確認が可能です。

スマートウォッチの課題となりがちなバッテリー性能についても、本製品は高い水準を確保しています。Motorolaの公称値によると、標準的な使用で最大13日間、常時表示(Always-on Display)モードを有効にした場合でも最大7日間の連続使用が可能です。充電が必要になった際も、わずか5分間の充電で1日分のバッテリーを確保できる急速充電に対応しており、充電忘れのリスクを最小限に抑えています。
99.99ユーロからの価格設定とグローバルでの展開予定
新型Moto Watchの価格は、シリコンストラップモデルが99.99ユーロ、ステンレススチールブレスレットを採用したプレミアムモデルが149.99ユーロと発表されています。対応OSはAndroid 12以降のデバイスとなっており、Googleのエコシステムとの親和性が重視されています。
発売地域については、アジア、ヨーロッパ、中東、ラテンアメリカ、オセアニアの一部の国で展開される予定です。Polarの専門的な分析機能を手頃な価格帯に落とし込んだ本製品は、日常の健康管理を重視するAndroidユーザーにとって魅力的な選択肢となることが予想されます。










