高機能スマートウォッチであるApple Watch Ultraを、リストウェアではなく「携帯音楽プレイヤー」のように扱うための新たなアクセサリーが登場しました。
「RePod Ultra」は、使われなくなったApple Watch UltraをiPodのようなクリックホイール付きデバイスへと変貌させるケースです。
Kickstarterにてキャンペーンが開始されたこの製品は、単なるノスタルジー製品にとどまらず、スマートフォンから距離を置く「デジタルデトックス」のためのデバイスとして新たな価値を提案しています。

2026年4月の出荷予定となっている本製品の詳細をお伝えします。
Apple Watch Ultraを「iPod化」する独自のデザインと機能性
「RePod Ultra」は、Apple Watch Ultraを本体にセットすることで、かつてのiPodを彷彿とさせる外観に変える専用ケースです。特徴的なのは、往年のクリックホイールを連想させる操作インターフェースを備えている点で、サイバーパンク的な美学と懐かしさを融合させたデザインが採用されています。

メーカーは、本製品の開発背景として「引き出しの中で眠っているApple Watch Ultraの再活用」を挙げています。800ドル(約12万円前後)クラスのハイエンドモデルが放置されている状況が一般的かは議論の余地がありますが、手首に装着するスタイル以外の選択肢を提供することで、デバイスの新たな用途を開拓する試みと言えます。
スマートフォンを持たない「デジタルデトックス」への活用
本製品の最も現実的かつ魅力的な利用シーンは、Apple Watch Ultraを「ダンプフォン(機能を絞った携帯電話)」として運用することにあります。RePod Ultraを使用することで、ユーザーは高機能なスマートフォンを自宅に置いたまま外出することが容易になります。

Apple Watch Ultra単体でも通信機能を持たせることができるため、音楽再生、地図ナビゲーション、Apple Payによる決済、メッセージの送受信といった必須機能を維持しつつ、スマートフォンの大きな画面によるSNSなどの「絶え間ない通知や誘惑」から解放されます。手首から外し、必要な時だけポケットから取り出すというスタイルは、情報過多な現代においてデジタルデトックスを実践するための有効な手段となり得ます。
Kickstarterでの展開と製品のリスク管理について
RePod Ultraは現在、クラウドファンディングサイトKickstarterにて79ドル(約12,000円前後)でのプレオーダーを受け付けており、出荷は2026年4月を予定しています。製造元のWPGは、すでにAmazonなどで類似のデバイスを販売している実績がありますが、本製品はKickstarterでの初プロジェクトとなります。
クラウドファンディングという性質上、製品が宣伝通りの機能を有していない可能性や、最悪の場合は市場に出回らないリスクもゼロではありません。購入を検討する際は、これらのリスクを十分に理解した上で判断する必要があります。しかし、スマートウォッチの新しい在り方を模索するプロダクトとして、ガジェット愛好家の注目を集めることは間違いないでしょう。




