Xiaomiが中国市場でタブレット製品の価格改定を実施!メモリコスト高騰を受けPad 8やRedmi Pad 2が最大約200元の値上げへ

コストパフォーマンスの高さで市場を牽引してきた「Xiaomi」が、中国本土市場においてタブレット製品の一斉値上げに踏み切りました。Xiaomi Pad 8シリーズおよびRedmi Pad 2を含む複数モデルが対象となり、最大で200人民元(約数千円相当)の価格上昇が確認されています。この価格改定の背景には、昨今のAI産業の急拡大に伴うDRAMおよびストレージチップの供給逼迫とコスト高騰があり、これまでメーカー側が吸収していたバッファがついに限界を迎えたことを示唆しています。

Xiaomi Pad 8およびRedmi Pad 2における価格改定の詳細

今回の価格改定は、ハイエンドからエントリーモデルまで幅広いラインナップに影響を及ぼしています。具体的には、フラッグシップモデルである「Xiaomi Pad 8」シリーズおよび、エントリーモデルの「Redmi Pad 2」の全構成において価格が引き上げられました。

ベースモデルとなる「Xiaomi Pad 8」は、従来の2,199人民元から2,299人民元へ、上位モデルの「Xiaomi Pad 8 Pro」は2,799人民元から2,899人民元へと、それぞれ100人民元の値上げが行われています。 さらに影響が顕著なのがエントリーモデルの「Redmi Pad 2」です。同モデルは全構成において200人民元の値上げが適用され、開始価格が1,199人民元となりました。元々の価格帯が安価であるため、この上昇幅は比率にして最大約20%に達しており、低価格帯を重視するユーザー層にとっては決して無視できない変動幅と言えます。これまで「圧倒的な安さ」を武器にしていたRedmiブランドにおいても、コスト転嫁が避けられない状況にあることが浮き彫りとなりました。

背景にあるAI需要の急増とメモリ市場の需給バランス変化

XiaomiのLu Weibing社長は以前より、ストレージコストが想定を遥かに超えて上昇していることに警鐘を鳴らしていましたが、今回の措置はその懸念が現実のものとなった形です。 業界アナリストの分析によれば、この価格調整の主因は、メモリおよびストレージチップ価格の継続的な高騰にあります。

特に大きな要因として挙げられるのが、生成AI産業の急速な拡大です。現在、DRAMの生産能力はデータセンター向けの需要に対応するために再配分されており、結果としてスマートフォンやタブレットなどの民生用電子機器(コンシューマー・エレクトロニクス)向けのチップ供給において需給バランスの不均衡が生じています。TrendForceの最新レポートでも、2026年第1四半期においてストレージ価格のさらなる大幅な上昇が予測されており、メーカー各社は極めて厳しいコスト管理を迫られています。

コンポーネント価格上昇がもたらす今後の市場トレンドと影響

今回のXiaomiによる価格改定は、エレクトロニクス業界全体が直面している「部材コスト高」を象徴する動きであると分析できます。Samsungもスマートフォン価格の引き上げを検討しているとの報道があり、メモリ価格の高騰がサプライチェーン全体に波及し始めていることは明白です。

これまでXiaomi製品は、SoCの選定やビルドクオリティに対して非常に高いコスト競争力を維持してきましたが、今回の改定は、ハードウェアの製造コストそのものが「お得感」だけでは吸収しきれないフェーズに入ったことを示唆しています。日本のユーザーにとっても、今後国内で展開される新製品や在庫分に対し、グローバルな部材コスト上昇がどのように価格へ反映されるかが注視すべきポイントとなるでしょう。

安価で高性能な端末を入手できる期間は、我々が想定しているよりも早く終わりを告げる可能性があります。

Xiaomi Pad 7| 8G+128G |3.2K &144Hz高精細ディスプレイ| 800nits |Snapdragon 7+ Gen3搭載|Xiaomi HyperOS 2搭載 |AI機能|クワッドスピーカー| Dolby Vision対応|8850mAhバッテリー| 45W急速充電
created by Rinker
xiaomi(シャオミ)