Appleの2026年製品計画がiOS解析から判明、折りたたみiPhoneやM5搭載Macなど30以上の未発表デバイスIDが確認される

Appleが2026年以降に展開を予定している製品ロードマップの全容が、初期段階のiOSビルドの解析により明らかになりました。海外テックメディアGizmochinaおよびMacRumorsが報じたところによると、プロトタイプ端末から抽出されたデータには、長年噂されてきた「折りたたみiPhone」をはじめ、次世代Apple Siliconを搭載したMac、さらには未発表のウェアラブルデバイスなど、30種類以上にも及ぶハードウェアの識別子が含まれています。本稿では、流出したリストに基づき、将来的なAppleのエコシステム拡張と技術的展望について詳報します。

初の「折りたたみiPhone」やM5・M6搭載Macなど30種以上のデバイスIDが判明

今回のリーク情報は、iOS 19として内部テストされ、後にiOS 26となる初期ビルドが動作するプロトタイプデバイスから発掘されたものです。特筆すべきは、これまで憶測の域を出なかった製品群が具体的なモデル識別子(Model Identifier)として確認された点です。

最も注目を集めているのが、「V68」という識別子を持つ**「Foldable iPhone(折りたたみiPhone)」**の存在です。競合他社がフォルダブル市場で先行する中、Appleが満を持して投入するこのデバイスは、新たなフォームファクタとして市場に大きなインパクトを与えることが予想されます。また、iPhoneラインナップには「iPhone 17e(V159)」や「iPhone 18 Pro/Max(V63, V64)」に加え、「iPhone Air 2(V62)」の名称も見られ、薄型軽量モデルの継続的な展開が示唆されています。

Macに関しては、次世代Apple SiliconであるM5およびM6世代への移行が明確に示されています。識別子リストには、M5 Pro/Maxを搭載したMacBook Pro(J714c, J714s等)や、M5 Max/Ultraを搭載したMac Studio(J775c, J775d)が含まれており、さらなるパフォーマンス向上が期待されます。特異な存在として、「Low-cost MacBook(J700)」にはA18 Proチップの搭載が記載されており、iPadとMacの境界線を埋める、あるいはChromebook対抗となりうるエントリーモデルの投入が検討されている可能性があります。

空間コンピューティングの普及版「Vision Air」やスマートホーム戦略の拡充

ウェアラブルおよびスマートホーム分野においても、野心的な製品開発が進められていることが読み取れます。Apple Vision Proの廉価版と目される**「Vision Air(N100)」**や、プロトタイプのARグラス(N421)、Macと連携するARグラス(N107)などの記述があり、空間コンピューティングデバイスの多角化・大衆化を図る戦略が見て取れます。

スマートホーム関連では、「HomePad」と呼ばれるディスプレイ搭載型HomePod(J490, J491)や、卓上ロボット(J595)、スマートホームカメラ(J229)などの識別子が確認されました。これらは、生成AI機能「Apple Intelligence」を家庭内のハブデバイスに統合し、より高度なオートメーションを実現するためのハードウェア基盤になると推測されます。また、チップセットのリストには、UWB(超広帯域無線)の次世代規格と思われる「U3(T2034)」や、将来のApple Watch向けと思われる「S11(T8320)」も含まれており、通信性能や電力効率の底上げが図られるでしょう。

2026年を見据えたAppleの長期戦略とハードウェア・ロードマップの全容

今回流出した情報はあくまで開発段階のコードネームであり、すべての製品がそのままの形で市場投入されるとは限りません。しかし、モバイル、デスクトップ、そして空間コンピューティングの全領域において、Appleがハードウェアと自社設計シリコンの統合をさらに深化させようとしていることは明白です。

特に、M6チップやA20チップ(T8160)といった2026年以降の技術基盤が既にテストされている事実は、Appleのシリコン開発ロードマップが極めて長期的な視点で進行していることを裏付けています。国内ユーザーにとっては、円安傾向が続く中でこれらのハイエンド製品がどのような価格設定で投入されるかが懸念材料となりますが、A18 Pro搭載MacBookのような低価格帯の選択肢が含まれていることは、市場シェア拡大に向けた合理的な一手と言えるでしょう。これら次世代デバイス群の正式発表に向け、今後のOSベータ版解析やサプライチェーンからの情報が待たれます。