「Shargeek 300」がいよいよ始動か!PD3.1対応・DC出力搭載、300W出力可能な透明筐体のハイエンドバッテリー

2025年初頭のCES 2025にてその姿を現し、注目を集めていたShargeの次世代モバイルバッテリー「Shargeek 300」。当初2025年7月のリリースが示唆されていた本製品ですが、ここに来てメーカー公式サイトにて新たな動きが観測されました。 合計最大300Wという圧倒的な出力と、同社を象徴する透明なサイバーパンク・デザインを兼ね備えた本機は、ハイパフォーマンスなUMPC(超小型PC)やクリエイター向けノートPCを運用するユーザーにとって、給電環境の「最適解」となり得るポテンシャルを秘めています。直近で判明したスペック情報と、発売に向けた兆候について解説します。

合計300W・単ポート140W出力が変えるモバイル給電環境

「Shargeek 300」の最大のトピックは、その名の通り最大合計300Wという極めて高い出力性能にあります。 搭載されるインターフェースはUSB-C×2、USB-A×1、そしてDC出力ポート×1の計4ポート構成です。特筆すべきは、2つのUSB-Cポートがいずれも最大140Wの出力に対応している点でしょう。これにより、MacBook Pro 16インチクラスのハイエンドノートPCを2台同時に急速充電することが理論上可能となります。

また、最新の急速充電規格であるPD 3.1(Power Delivery 3.1)をサポートしており、対応デバイスに対して極めて効率的な電力供給を実現します。さらに、昨今のモバイルバッテリーとしては珍しく最大140WのDC出力ポートを備えている点も見逃せません。これは、USB PD非対応のレガシーなラップトップや、特定の電圧を要求する無線機・オーディオ機材などを持ち歩く人にとって、代替の効かない強力な武器となるはずです。

バッテリー容量は24,000mAhを確保しており、航空機内への持ち込み制限(一般的に100Wh以下、本機は約86-90Wh相当と推測されます)をクリアしつつ、実用的な容量を維持しています。本体への入力(再充電)も最大140Wに対応しているため、大容量ながら短時間での満充電が可能です。

情報を可視化する「Sharge」のアイデンティティとビルドクオリティ

Sharge製品のアイデンティティとも言える「内部構造の可視化」は、本機でも健在です。 堅牢なアルミニウム製ハウジングの一部には透明なエレメントが採用されており、内部の基板やコンポーネントが透けて見えるデザインとなっています。ここにはRGBライティング機能も搭載されており、ガジェットとしての所有欲を大いに刺激する仕上がりです。

機能面でのハイライトは、透明部分に内蔵されたデジタルディスプレイです。単なる装飾ではなく、リアルタイムの入出力電力(W数)、バッテリー残量、そして内部温度といったクリティカルな情報を数値でモニタリング可能です。 高出力な給電を行う際、デバイス側が正しく電力を受け入れているか、あるいはバッテリー本体が熱を持ちすぎていないかを目視確認できる機能は、システム全体の挙動を把握したいハードウェア愛好家にとって必須の機能と言えるでしょう。

発売に向けた動きとハイエンドユーザーにとっての価値

現在、Shargeは公式サイトにて「Shargeek 300」に関する最新情報を受け取るためのメーリングリスト登録を開始しています。 注目すべきは、登録者に対して「20% OFF」の早期割引(Early-bird deal)が提示されている点です。これがKickstarterなどのクラウドファンディング経由での提供になるのか、あるいは直販サイトでの一般販売になるのかは現時点で明言されていませんが、具体的な割引率の提示は、正式なローンチが秒読み段階にあることを強く示唆しています。