Huawei「Nova 15 Ultra」発表。新Kirin 9010Sと6500mAhシリコンカーボン電池、50MPトリプルカメラ搭載の意欲作

Huaweiは中国市場において、新たなミッドレンジ~ハイエンドラインとなる「Nova 15」シリーズを正式発表しました。中でも最上位モデルとなる「Nova 15 Ultra」は、独自開発のSoC「Kirin 9010S」や、実用性を劇的に向上させる6,500mAhのシリコンカーボンバッテリーを採用するなど、フラッグシップに肉薄するスペックを備えています。刷新されたデュアルリングデザインや衛星通信機能など、市場へのインパクト十分な本機の全貌と技術的特徴について解説します。

Kirin 9010S採用と6,500mAhの大容量シリコンカーボンバッテリー

本機の核心となるのは、Huaweiの自社開発チップセット「Kirin 9010S」の搭載です。前世代のKirin 8020と比較して約18%のパフォーマンス向上が謳われており、処理性能の底上げが図られています。

また、特筆すべきは電源周りの仕様です。エネルギー密度が高いシリコンカーボン(シリコン炭素)バッテリーを採用することで、6,500mAhという大容量を実現しました。これにより、120Hz駆動の6.84インチLTPO OLEDディスプレイ(解像度2856 x 1320、ピーク輝度4,000nits)という電力消費の激しいスペックを維持しながら、長時間の駆動が可能であると考えられます。充電速度についても、100Wの有線急速充電および50Wのワイヤレス充電をサポートしており、ユーザビリティへの配慮がなされています。

刷新されたデザインと全画角5,000万画素のカメラ構成

外観においては、新たな「デュアルリングデザイン」が採用され、Huaweiのアイデンティティを継承しつつも洗練された印象を与えます。筐体はIP68およびIP69の防水防塵性能を有し、前面には耐落下性と耐傷性に優れた「Kunlun Glass」が採用されているため、ハードウェアとしての堅牢性は非常に高い水準にあります。

カメラシステムは、背面すべてに5,000万画素(50MP)のセンサーを配置するトリプルカメラ構成です。

  • メイン: 50MP OIS(光学式手ぶれ補正)搭載
  • 望遠: 50MP ペリスコープ(光学3.7倍ズーム)
  • 超広角: 50MP(視野角118度)

さらに前面には5,000万画素のセルフィーカメラに加え、1.5MPのマルチスペクトルセンサーを搭載したピル型パンチホールを採用しており、ポートレート撮影などにおける色再現性の向上が期待されます。

2,999人民元からの戦略的な価格設定と独自エコシステムの深化

OSには最新の「Harmony OS 6.0」がプリインストールされ、衛星通信機能やステレオスピーカー、側面指紋認証センサーといった付加機能も網羅されています。カラーバリエーションは、パープル、バイブラントグリーン、ホワイト、ファントムナイトブラックの4色展開です。