
中国のE Ink端末メーカーBigmeは、7インチのカラー電子ペーパーディスプレイを搭載した新モデル「Bigme B751C S」を正式発表しました。本機は、物理ページめくりボタンやスタイラスペン対応といった実用的な機能を維持しつつ、OSを最新の「Android 14」へと刷新している点が最大の特徴です。既存の上位モデルと比較してカメラやLTE機能を省略することでコストを抑え、純粋な「読書・ノート端末」としての完成度を高めた一台となっています。
Android 14への刷新とKaleido 3採用による基本性能の向上
「Bigme B751C S」は、ディスプレイ技術に最新の「Kaleido 3」カラーE Inkパネルを採用しています。7インチの画面サイズに対し、モノクロ表示時は300ppi、カラー表示時は150ppiという高精細な解像度を実現しており、電子書籍の閲覧やカラー図版の確認において高い視認性を発揮します。特筆すべきは、従来モデル(B751C)がAndroid 11ベースであったのに対し、本機では出荷時OSとして「Android 14」を搭載している点です。これにより、最新のサードパーティ製アプリの動作互換性が向上し、セキュリティ面でも長期的な安心感が担保されています。
心臓部には8コアのプロセッサ(SoC型番は非公開)を搭載し、メモリは4GB、ストレージは64GBという構成です。さらに、最大1TBまで対応するTFカード(microSD)スロットを備えており、自炊データや大量のPDF資料を持ち歩くユーザーにとって十分な拡張性が確保されています。

カメラ・LTEを排した「読む・書く」への特化構成
本機は、上位モデルである「Bigme B7」や「Bigme B7 Pro」の派生モデルという位置づけですが、その仕様には明確な取捨選択が見られます。筐体左側面には物理ページめくりボタンを搭載し、人間工学に基づいた快適な読書体験を提供しますが、B7シリーズに搭載されていたリアカメラとLTE通信機能は省略されました。
この仕様変更により、本機は「撮影」や「単独通信」といった付加機能を削ぎ落とし、Wi-Fi環境下でのコンテンツ消費と、4096段階の筆圧検知に対応したペンによるメモ作成に特化しています。バッテリー容量は3,050mAhを確保しており、厚さ7mm、重量220gという軽量薄型ボディを実現。フラットなベゼルデザインを採用しているため、画面端でのタッチ操作やペンの書き込みもスムーズに行える設計と言えます。
約4万円前後の価格設定に見るミッドレンジE Inkタブレットとしての競争力
中国市場における販売価格は1,739人民元(約38,000円)、欧州市場(Amazon.de)ではスタイラスペンとケースが付属して260ユーロ(約47,000円)前後で展開されています。昨今の円安傾向を考慮しても、Android 14とKaleido 3を搭載した最新機種としては比較的入手しやすい価格帯と言えるでしょう。
国内での正式な発売アナウンスは現時点ではありませんが、Bigme製品は日本国内のアマゾンや正規代理店を通じて流通するケースが増えています。物理ボタン付きの7インチクラスは携帯性と視認性のバランスが良く、通勤・通学用の電子書籍リーダー兼デジタルノートとして、日本のユーザー層にも高く評価されるポテンシャルを秘めた一台です。












コメント
しかし、電池持ちの悪さがe-インクの良さを殺してしまうんだよな。
これならiPad買うかになってしまう。