物理キルスイッチ搭載のプライバシー特化スマホ「Murena Hiroh」が登場!Dimensity 8300搭載、Android 16ベースでGoogleを排除

Murenaは、プライバシー保護に特化した新型スマートフォン「Hiroh」の予約受付を開始しました。 Googleのデータ収集機能を排除したOSを搭載し、カメラやマイクを物理的に遮断できるハードウェアスイッチを備えているのが最大の特徴です。

物理スイッチでカメラ・マイクを遮断。プライバシーファーストな設計

まずは本製品の概要から。MurenaおよびHiroh公式サイトにて予約が開始された本機は、価格が999ドル(または999ユーロ)と発表されています。

予約には99ドル(または99ユーロ)のデポジットが必要で、残金は発売時に支払う形式となります。 出荷時期については、記事執筆時点の情報では2026年2月と報じられています。

「Hiroh」の最大の特徴は、その徹底したプライバシー保護機能です。 OSには「/e/OS」を採用。これはAndroid 16をベースにしつつ、Googleによるデータ収集コードを排除したカスタマイズOSです。アプリごとのトラッカーブロックや位置情報の収集制限などを独立して設定可能とされています。

なお、ベースがAndroid 16であるため、大多数のAndroidアプリはインストールして動作可能とのこと。また、プライバシー機能を重視しないユーザー向けに、通常のAndroid 16を搭載したモデルも選択肢として用意されています。OSアップデートは5年間提供される予定です。

ハードウェア面でのユニークな機能として、本体側面に「物理キルスイッチ」を搭載しています。 このスイッチを操作することで、フロントカメラ(32MP)、リアカメラ(108MPメイン、13MP広角、2MPマクロ)、およびマイクをハードウェアレベルで切断することが可能です。これにより、ハッキング等による盗撮・盗聴を物理的に防ぐことができます。 また、5G通信、Bluetooth 5.2、Wi-Fi 6Eといったワイヤレス接続に関しても、ソフトウェアキルスイッチによる制御が可能です。

ミドルハイ級のスペックを搭載。SoCはDimensity 8300

プライバシー特化型スマホはスペックが控えめなケースも多いですが、「Hiroh」は実用的なスペックを備えています。 SoCにはMediaTek Dimensity 8300を採用。メモリ(RAM)は16GB、ストレージは512GB(暗号化仕様)と大容量で、さらにmicroSDカードによる最大2TBの拡張にも対応しています。

ディスプレイは6.67インチのAMOLEDパネルを搭載し、解像度は1,220 x 2,712ピクセル。リフレッシュレートは120Hzに対応しており、ピーク輝度は1,800ニト(定格1,200ニト)と、現代のスマートフォンとして十分な表示性能を持っています。 バッテリー容量は5,000mAhで、33Wの急速充電をサポート。筐体はアルミニウム製で背面はガラス仕上げとなっており、カラーはプラチナとブラックの2色展開です。

現時点では日本国内での正規販売に関するアナウンスはなく、技適の有無なども不明です。 MediaTek Dimensity 8300に16GB RAMという構成は、日常使いで困ることはないミドルハイクラスの性能と言えます。物理スイッチによる安心感は、一部のセキュリティ意識の高い層にとって代えがたい魅力となるでしょう。 ただ、発売予定が2026年2月とかなり先である点が気になります。発売時点でのスペックの相対的な立ち位置や、モバイル市場のトレンドがどう変化しているかは注視が必要です。