
iPhone用などの物理キーボードケースで知られるClicksが、満を持して自社製スマートフォン「Clicks Communicator」を発表しました。
往年のBlackBerryを彷彿とさせるQWERTYキーボードを搭載しつつ、Android 16を採用するなど最新のソフトウェア環境に対応しています。さらに、近年姿を消しつつある通知LEDや3.5mmオーディオジャック、交換可能な背面パネルといった機能を復活させ、実用性と趣味性を両立させた一台として注目を集めています。
現代スペックと物理キーボードの融合
「Clicks Communicator」最大の特徴は、本体下部に配置された物理QWERTYキーボードです。このキーボードは単なる入力デバイスにとどまらず、キー表面がタッチセンサーとなっており、画面に触れることなくスクロール操作が可能です。また、スペースバー下には指紋認証センサーが埋め込まれ、特定のキー(Clicksキー)にショートカットを割り当てる機能も搭載されています。

ディスプレイには4.03インチ(1080×1020)のAMOLEDパネルを採用しており、上部左隅にパンチホール式の24MPフロントカメラを配置しています。プロセッサには4nmプロセスのMediaTek製チップ(型番未公表)が採用され、ストレージは256GB、さらに最大2TBまで対応するmicroSDカードスロットを備えています。

特筆すべきはバッテリー技術で、4,000mAhのシリコンカーボン(Si-C)バッテリーを搭載しています。これにより、従来のバッテリーよりも高いエネルギー密度を実現していると考えられます。充電規格はUSB-Cに加え、最新のQi2ワイヤレス充電にも対応しており、利便性が確保されています。
「失われた機能」の復活と独自のハードウェアギミック
本機は、近年のスマートフォン市場で排除されがちな機能を積極的に採用しています。3.5mmオーディオジャックの搭載に加え、背面パネルは取り外しが可能で、グリップ力を高めるディンプル加工が施されています。

また、セキュリティ面を考慮した物理キルスイッチや、側面には通知LEDを内蔵した「サイドキー」を搭載しています。このサイドキーは、連絡先やアプリごとにLEDの色をカスタマイズできるほか、長押しでボイスメモの録音や文字起こし機能を起動させることが可能です。

背面カメラには50MPのシングルカメラ(OIS:光学式手ぶれ補正搭載)を採用しています。通信面では物理SIMとeSIMのデュアル構成に対応し、Wi-Fi 6やNFCもサポートするなど、現代のスマートフォンとして不足のない通信環境を備えています。
発売情報とソフトウェアサポートの展望
「Clicks Communicator」は、出荷時にAndroid 16を搭載し、独自のランチャーが適用されます。サポート期間については、2年間のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートが提供される予定です。
価格設定は、早期予約価格(Early Bird)として399ドル(約6万円前後)が設定されており、これには優先配送権と100ドル相当の交換用バックカバー2枚が含まれます。正規の小売価格は499ドルとなる見込みです。出荷は年内を予定しており、製造の最終段階に入り次第、具体的な発売日が確定されます。物理キーボードを渇望するユーザーにとって、有力な選択肢の一つとなるでしょう。
詳しくはClicks公式サイト内こちらのページで確認できます。











