中国Honorは、次期フラッグシップ折りたたみスマートフォン『Honor Magic V6』を、2026年3月2日~5日にスペイン・バルセロナで開催される「MWC 2026」にてグローバル発表することを認めました。さらに、中国の認証機関(CCC)からのリーク情報により、同機が7,150mAhという規格外のバッテリーを搭載する可能性が浮上しています。これまで「バッテリー持ち」が課題とされてきた折りたたみスマホ市場において、単なるスペックアップにとどまらない、実用面での大きな転換点となるニュースです。
ゲーミングスマホに匹敵する7,150mAhの大容量バッテリー
新たなリーク情報によると、中国の認証機関CCCのデータベースに登録された『Honor Magic V6』と見られる端末は、標準バッテリー容量が7,150mAhであることが示されています。
著名リーカーのDigital Chat Station氏などは以前、プロトタイプ段階で7,000mAhに達していると報告していましたが、製品版ではそれをさらに上回る可能性があります。これが実現すれば、前モデルである『Honor Magic V5』と比較して約17%ものバッテリー増加となります。
特筆すべきは、この容量が一般的なハイエンドスマートフォンだけでなく、重量級の「ゲーミングスマートフォン」に匹敵する水準である点です。大画面を搭載するブックタイプの折りたたみスマホは消費電力が激しく、一日中ハードに使うには心許ない機種も少なくありませんでした。しかし、7,000mAhオーバーの容量があれば、タブレットとしてのマルチタスクや長時間のメディア視聴も、充電切れを気にせず快適にこなせるはずです。
グローバル版における「仕様差」への懸念と競合の動向
一方で、この仕様がそのまま日本を含むグローバル市場に適用されるかは慎重に見る必要があります。
Honorはこれまで、中国国内版とグローバル版でバッテリー仕様に差をつけることがありました。現行の『Honor Magic V5』でも、グローバル版は中国版に比べて約4.5%容量が少ないバッテリーが出荷されています。これは、バッテリー技術(シリコンカーボン負極材など)の認証や安全基準の違いによるものと考えられます。
仮に『Magic V6』でも同様の措置が取られたとしても、ベースが7,150mAhであれば、グローバル版でも相当な容量が確保されることは間違いありません。
また、競合であるOppoの次期折りたたみ機『Find N6』もCCCに登録されており、衛星通信対応モデルの存在が明らかになっています。2026年の折りたたみ市場は、基本性能の底上げ競争がさらに激化していると言えるでしょう。
「薄型軽量」と「スタミナ」の両立がもたらす価値
これまでの折りたたみスマートフォンは、「いかに薄く、軽くするか」という筐体のビルドクオリティ競争が主軸でした。しかし、『Honor Magic V6』の登場は、そこに「圧倒的なスタミナ」という新たな価値基準を提示しています。
薄型化と大容量化はトレードオフの関係にありますが、Honorがこの両立に成功しているとすれば、ハードウェアとしての完成度は極めて高い水準にあると推測されます。
外出先でのWebブラウジングや動画視聴、あるいはエミュレーターなどを用いたゲームプレイを主目的とするユーザーにとって、バッテリー持ちは最重要項目の一つです。
「折りたたみスマホは便利だが、結局バッテリーを気にしてセーブして使うのがストレスだった」という既存ユーザーや、スペック妥協を許さない層にとって、この機種は間違いなく「買い」の有力候補となるはずです。3月の正式発表で、グローバル版の最終的な仕様がどうなるか、続報は見逃せません。


