30%値上げでも買いか?『Nothing Phone (4a)』の5色展開とSnapdragon 7sが示す「ミドルレンジの新たな基準」

スケルトンデザインでスマートフォン市場に新風を吹き込んだNothingが、次期モデルに向けた新たな画像を公開しました。これまでのモノトーン中心の展開から一歩踏み出し、鮮やかなカラーバリエーションが登場する気配です。しかし、期待が高まる一方で、部品不足による大幅な「価格上昇」の可能性も浮上しています。本稿では、2026年3月の発表が予想される『Nothing Phone (4a)』と、新型ヘッドホン『Nothing Headphone (a)』の最新情報について解説します。

公式画像に見る「5色」のヒントと、堅実なスペック構成

Nothingが公開した画像には、ドットで描かれた「(a)」の文字とともに、ホワイト、ブラック、ピンク、イエロー、そしてブルーの5色が確認できます。前モデル『Nothing Phone (3a)』は白と黒が基本でしたが、今回の『Nothing Phone (4a)』や同時発表のヘッドホンでは、よりポップで多彩な色が選べるようになるはずです。特にブルーは、スマートフォンの新色として有力視されています。

中身の性能(スペック)に目を向けると、ミッドレンジ機として十分な実力を備えています。心臓部となるSoCにはQualcomm製の「Snapdragon 7s」シリーズが採用される見込みで、メモリは余裕のある12GB、データ保存容量は256GBからという構成が報じられています。また、防水・防塵性能(IP定格)の向上も期待されており、日常での使い勝手はさらに良くなるでしょう。

一方で、購入を検討する上で気がかりなのが価格です。以前より指摘されている世界的なメモリ部品(DRAM)の不足を受け、前モデルに比べて最大30%ほど価格が上がる可能性があります。「安くて良いモノ」として評価されてきた同シリーズだけに、この値上げ幅がどう出るかが注目されます。

お手頃価格で高音質を狙う『Nothing Headphone (a)』

スマートフォンと同時に発表が期待されているのが、耳を覆うタイプの新型ヘッドホン『Nothing Headphone (a)』です。現在販売されている上位モデル『Nothing Headphone (1)』(Amazon価格 約239ドル)に対し、こちらは159ユーロという、手に取りやすい価格での登場が予想されています。

価格は抑えられていますが、機能面は充実しています。周囲の雑音を消すアクティブノイズキャンセリング(ANC)や、装着したまま会話ができる外音取り込みモードに加え、ソニーの高音質技術「LDAC」にも対応すると見られています。音質にこだわりたいユーザーにとっても、満足度の高い仕様となるはずです。

デザイン面では、スマートフォン同様にイエローやピンクといった明るい色が用意されるという噂があり、Nothingらしい「透けるデザイン」と「色」の組み合わせがどう仕上がるのか、期待が高まります。

「デザイン」と「価格」のバランスが試される一台

『Nothing Phone (4a)』と『Nothing Headphone (a)』は、2026年3月に同時発表される公算が高いです。似たようなデザインのスマホが多い中で、Nothing製品の個性は際立っており、代わりがない一台であることは間違いありません。

しかし、もし報道通りに価格が上がってしまった場合、従来の「手頃さ」という魅力は薄れてしまいます。Snapdragon 7sシリーズに12GBメモリという構成は普段使いには十分ですが、価格次第では、より高性能な他社製品と比較されることになるでしょう。

結論として、今回の新製品は「人とは違うデザイン」を重視する方にとって、非常に魅力的な選択肢となります。スペックの数値だけでは語れない質感や、新しいカラーリングに価値を感じられるなら、多少の値上げがあったとしても、真っ先に検討すべき一台です。正式な価格発表こそが、この製品の評価を決める最大のポイントになるはずです。続報は要チェックです。