Vivoが新カスタムUI「OriginOS 6」が正式発表、Vivoが描く“次世代UI”の全貌とは?

Vivoは、同社の新しいカスタムUI「OriginOS 6」を正式に発表しました。Android 16をベースとするこの最新プラットフォームは、既存のFuntouchOSに代わり、まずはインド市場を含むグローバル展開をスタート。パフォーマンスとユーザー体験の向上を目指した本アップデートには、多数の新機能とデザイン刷新が含まれています。

アニメーションや操作感が大幅進化、Origin Smooth Engine搭載

OriginOS 6では、アニメーションと操作レスポンスに大きな改良が加えられました。新たに搭載された「Origin Smooth Engine」や「Spring Animation」「Blue Transition」などの内部システムにより、アプリ起動速度が18.5%高速化され、フレームレートの安定性も10.5%向上したとしています。

特に高負荷時のフレームレート制御に注力しており、アニメーション自体も35%のパフォーマンス改善が実現。実際の操作体験としては、UI全体のなめらかさや反応速度が向上し、従来よりもキビキビとした使用感が期待できます。

加えて、ウィジェットやロック画面グリッドの柔軟なカスタマイズ機能も強化され、レイアウトやフォント、マテリアル効果も刷新。Appleの「Liquid Glass」風とされる「Dynamic Glow」や「Translucent Color」といった視覚エフェクトも新たに導入されています。

AI機能を強化、Gemini連携やDynamic Island風UIも

Vivoは今回のアップデートで、AI機能にも大幅な強化を加えています。Googleとの協業により、同社の生成AI「Gemini」との連携がOriginOS 6に統合され、検索やドキュメント操作、画像編集といった日常的な操作をAIが支援します。

具体的な機能としては、画像編集における「AI Retouch」や「AI Erase」「AI Image Expander」「AI Photo Enhance」などを搭載。これにより、撮影後の画像の補正・加工がスマホ上で手軽に行えるようになります。

また、通知やライブ更新などを表示する「Origin Island」は、AppleのDynamic Islandに似た仕組みとして注目を集めています。画面上部に配置された小型のインタラクティブ領域が、ユーザーの操作や通知と連動してリアルタイムに変化する設計となっています。

セキュリティとバッテリー管理も強化、11月より順次展開開始

セキュリティ面では、新たに「Vivo Security」ブランドを導入し、データ保護・プライバシー管理・デバイス制御の透明性を向上。また、充電時の安定性や発熱管理に対応した「BlueVolt」技術を採用し、より安全かつ効率的な電力供給も可能にしています。

OriginOS 6は、2025年11月よりグローバル市場での展開を開始予定です。現時点での対応機種は以下の通りです:

Vivoシリーズ

  • Vivo X Fold 5
  • Vivo X200 Ultra / Pro / Pro(衛星通信版) / Pro Mini / X200s / X200

iQOOシリーズ

  • iQOO 13
  • iQOO Neo 10 Pro / Pro+

なお、日本市場での展開については、現時点では公式な発表はありません

UI刷新にとどまらない“AI体験OS”への進化

OriginOS 6は、従来のFuntouchOSとは一線を画す、より“体験”にフォーカスしたアップデートと言えるでしょう。単なるデザイン変更にとどまらず、操作速度・アニメーション制御・AIアシスタント・セキュリティ・バッテリー効率といった、日常使用のすべてにおいて改善が図られています。

特に注目すべきは、Google Geminiとの統合やDynamic Island風のOrigin Islandといった、UIとAIを融合させた体験設計です。AndroidカスタムUIが新たなステージに入ったことを示す好例として、他社のUI開発にも影響を与える可能性がありそうです。

ソース元:Gizmochina