「Xiaomi Watch 5」を発表!Qualcomm W5とEMGセンサー搭載のハイエンド機。3DプリントチタンバンドやeSIM対応で登場

Xiaomiは中国市場において、次期フラッグシップスマートフォン「Xiaomi 17 Ultra」とともに、新型スマートウォッチ「Xiaomi Watch 5」を正式発表しました。本製品は、Qualcomm W5チップセットによる強力な処理性能に加え、手や指の微細な動きを検知するEMG(筋電)センサーや、サファイアガラスを採用したエレガントな筐体が特徴です。最大6日間のバッテリー持続時間や3Dプリントチタンバンドのオプションなど、ハードウェアとしての完成度を極めた一台となっており、ハイエンドなAndroidウォッチ市場に新たな基準を提示する製品と言えます。

Qualcomm W5搭載による処理性能と930mAhの大型バッテリー

「Xiaomi Watch 5」の心臓部には、ウェアラブル向けプラットフォームとして定評のある「Qualcomm W5」チップセットが採用されています。OSには「Hyper OS 3」を搭載しており、スムーズな操作性と省電力性能の両立が図られていると考えられます。

特筆すべきは、47mmの筐体に搭載された930mAhという大容量バッテリーです。一般的なスマートウォッチのバッテリー容量を大きく上回るこの仕様により、Xiaomiは「パフォーマンスモードで約6日間のバッテリー寿命」を公称しています。高輝度な1.54インチAMOLEDディスプレイ(480 x 480ピクセル、最大1,500nit)を備えながら、頻繁な充電から解放される点は、実用性を重視するユーザーにとって非常に大きなメリットとなるでしょう。また、5ATMの防水性能も確保されており、アクティブなシーンでの使用にも耐えうる仕様です。

革新的なEMGセンサーと3Dプリントチタンバンドの採用

機能面における最大のトピックは、ECG(心電図)に加えて搭載された「EMG(筋電)センサー」です。このセンサーは手の筋肉活動を測定し、指や手の動きを識別することが可能です。具体的には、2本の指をこすり合わせる「ピンチ」動作や、拳を握る動作をジェスチャー入力として認識します。これにより、画面に触れることなく通話への応答、アラームの停止、あるいは接続されたスマートフォンのカメラシャッターを切るといった操作が可能になります。

また、ビルドクオリティにおいても妥協はありません。サファイアガラスによるディスプレイ保護に加え、オプションとして「3Dプリントチタンバンド」が用意されています。Xiaomiによると、このバンドは軽量でありながら堅牢性に優れており、メカニカルな美しさと装着感を両立させています。価格はラバーバンドモデルが約285ドル、eSIM対応レザーバンドモデルが約330ドルとされ、チタンバンドは追加で110ドルのオプションとなります。

MWCでのグローバル展開に期待、Androidスマートウォッチの新たな到達点

本製品は現在中国市場向けに発表されていますが、来年3月に開催される「Mobile World Congress(MWC)」に合わせてヨーロッパ市場での展開が予測されています。一方で、米国市場での正式発売の可能性は低いとの見方が強く、販路は限定的になる可能性があります。

しかしながら、最新のQualcomm製チップ、革新的なジェスチャー操作を実現するEMGセンサー、そしてチタン素材を用いた高級感のあるビルドは、ハイエンドスマートウォッチを求める層にとって極めて魅力的な選択肢です。特に、従来のスマートウォッチの操作体系に一石を投じるジェスチャー入力の実用性は、ガジェット愛好家の好奇心を強く刺激する要素であり、日本国内への投入が待たれる一台と言えるでしょう。