nubia Flip 3のスペックをまとめてみた!4インチ大型サブディスプレイとDimensity 7400X搭載で実用性が進化した縦折りスマホ

nubia Flip 3は、縦折り(フリップ)型の使い勝手を「閉じたままでも成立するスマホ体験」へ寄せた、日本市場向けの折りたたみスマートフォンです。

4.0インチの外側有機ELを全面ディスプレイ化し、Dimensity 7400Xで日常性能を固めつつ、4,610mAhのバッテリーやFeliCa対応など、キャリアモデルとしての実用要件を丁寧に揃えているモデルです。

一方でメモリ6GB・ストレージ128GBの単一構成は、2026年モデルとしては余裕が大きいとは言いにくく、使い方によって評価が分かれるポイントになりますね。

nubia Flip 3の基本スペック表

項目 スペック
製品名 nubia Flip 3
型番 A505ZT
発売時期 2026年1月(日本、ワイモバイル予定)
価格 未定(執筆時点で未発表)
OS Android 15
SoC MediaTek Dimensity 7400X
メモリ 6GB(規格非公表)
ストレージ 128GB(規格非公表)
外部ストレージ microSD非対応(拡張不可)
メインディスプレイ 6.9インチ 有機EL、2,790×1,188、439ppi、最大120Hz、中央パンチホール
サブディスプレイ 4.0インチ 有機EL、1,200×1,092
アウトカメラ 5,000万画素(広角)+1,200万画素(超広角)
インカメラ 3,200万画素(パンチホール内)
手ぶれ補正/センサーサイズ等 非公表
バッテリー 4,610mAh
充電 有線充電対応、PPS対応充電器で満充電まで約65分とされる(出力値は非公表)
ワイヤレス充電 非対応
逆充電 非対応
防水防塵 IP54(防塵IP5X相当、防水IPX4相当の生活防水)
生体認証 指紋認証、顔認証
SIM Nano SIM+eSIM(デュアル対応)
NFC 対応
FeliCa 対応(おサイフケータイ)
5G Sub6:n1 / n3 / n28 / n77 / n78
4G LTE FDD:1 / 2 / 3 / 4 / 8 / 12 / 17、TDD:41 / 42
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 6.0(対応コーデック非公表)
USB USB Type-C×1
イヤホンジャック なし(3.5mm非搭載)
サイズ(展開時) 高さ170mm × 幅76mm × 厚さ7.5mm
サイズ(折りたたみ時) 高さ87mm × 幅76mm × 厚さ15.9mm
重量 188g
カラー ブラック / ホワイト
冷却機構 具体仕様非公表

nubia Flip 3の筐体・ボディーについて

展開時は170×76×7.5mm、折りたたみ時は87×76×15.9mmという寸法で、縦折り機としては「閉じた状態のフットプリントを小さくまとめる」設計思想がはっきりしています。

87×76mmは日常の持ち物と並べたときにかさばりにくいサイズ感で、ポケットへの収まりやすさを重視した寸法と言えます。重量は188gで、縦折り端末の中では軽量寄りの部類に入り、長時間の片手操作や開閉の繰り返しでも負担になりにくい数値です。

防水防塵はIP54で、粉じんの侵入を一定レベル抑えつつ、雨や水しぶき程度を想定した生活防水に留まります。

屋外での急な雨やキッチン周りの水滴には耐性が期待できますが、水没や強い水流を前提にした使い方は適しません。

端子はUSB Type-Cを1基のみで、3.5mmイヤホンジャックは省略。SIMはNano SIMとeSIMのデュアル対応で、回線の使い分けや乗り換えの柔軟性を確保しています。生体認証は指紋と顔の両対応で、利用シーンに応じて解錠手段を選べる構成です。

nubia Flip 3のディスプレイについて

メインは6.9インチの有機ELで、解像度は2,790×1,188、画素密度は439ppiに達します。文字主体の表示や細いアイコンでも輪郭が崩れにくい密度で、折りたたみ端末を「普通のメインスマホ」として使ううえでの基礎体力は十分です。

最大120Hzのリフレッシュレートにも対応し、SNSのタイムラインやブラウザのスクロールで残像感が減り、指の動きに追従する感覚が得やすくなります。最大輝度、HDR、色域など映像品質の定量値が非公表のため、屋外視認性やHDR動画の表現力はスペック表だけでは評価できない点は注意が必要ですね。

注目は外側の4.0インチ有機EL(1,200×1,092)です。従来モデルのnubia Flip 2やLibero Flipでは通知確認中心の外側画面という印象が強かった一方、nubia Flip 3は外側ディスプレイを全面化しており、閉じたままでも情報確認や決済などの実用動作を担わせやすい方向へ進化しています。

縦折り端末は「開いて使う」動作がボトルネックになりがちですが、外側画面が大きいほど開閉回数を減らせるため、体感の手間が減ることが直接的なメリットでしょうか。

nubia Flip 3のSoC・パフォーマンスについて

SoCはMediaTek Dimensity 7400Xで、折りたたみやデュアルディスプレイ前提に最適化された派生モデルとされています。

ベンチマークはAnTuTu v11で総合約95万、GPU約14万という記載があり、別の測定例としてv10約80万、v11約90万という幅も示されています。測定環境で上下することが前提の数値ですが、総じて「ミドルレンジ上位」の帯域に位置づけられ、SNS、動画視聴、地図、ブラウジングなど日常用途で動作に窮屈さが出にくいクラス。一方で、重量級3Dゲームを高設定で安定させるタイプの性能帯とは言い切れないため、ゲーム目的で買う場合は期待値を調整したほうが安全です。

メモリは6GB、ストレージは128GBの単一構成で、いずれも規格は非公表、かつmicroSDによる拡張はできません。ここはnubia Flip 3の最重要チェックポイントで、同クラスが8GB以上を標準化しつつある流れの中では控えめです。

実際に使用する際は、アプリを多段に切り替える使い方や、通知を落としたくない運用でバックグラウンド保持が不足しやすくなる可能性があります。ストレージも写真・動画の撮影や、オフライン保存を多用するユーザーほど圧迫が早く、クラウド運用やデータ整理の習慣があるかどうかで快適度が変わります。

冷却機構の具体仕様は非公表です。SoCがミドルレンジ帯であることから、極端に大型の冷却構造を前提にしなくても成立しやすい一方、折りたたみ筐体は内部スペースが限られるため、長時間高負荷をかける用途では発熱と性能維持のバランスが気になる領域になります。

nubia Flip 3の通信・インターフェースについて

5GはSub6でn1、n3、n28、n77、n78に対応し、4G LTEも主要バンドを広くカバーしています。国内キャリア運用を想定した構成で、特にn28対応はエリア設計上の相性面で安心材料になりやすい要素です。

Wi-FiはWi-Fi 6相当(802.11ax)まで対応し、家庭内やオフィスの高速回線での実効速度や混雑耐性を取りやすい仕様です。Bluetoothは6.0とされていますが、コーデックの対応状況が非公表のため、ワイヤレスイヤホンの音質や遅延に関わる部分はスペックだけでは判断できません。

決済周りはNFCとFeliCaに対応し、おサイフケータイが使える点が日本市場向けモデルとして大きな価値になります。外側ディスプレイが大型化した設計と組み合わせると、折りたたんだままのタッチ決済が成立しやすく、縦折り端末でありがちな「決済だけのために開く」手間を減らせるのが実用上の強みです。端子はUSB Type-Cのみで、イヤホンジャック非搭載のため、有線派はType-C変換やBluetooth運用が前提になります。

nubia Flip 3のカメラについて

背面は5,000万画素のメインと、1,200万画素の超広角によるデュアル構成です。先代モデルで搭載されていたマクロカメラを廃しており、撮影頻度が高い「広角」と「超広角」に寄せた構成変更は、スペック上の見栄えよりも実用優先の判断として評価しやすい部分です。

フロントは3,200万画素で、メインディスプレイのパンチホール内に配置されます。手ぶれ補正方式、センサーサイズ、画素ピッチなど画質に直結する情報が非公表のため、夜景や動画性能の強さを断定することはできませんが、少なくとも画角の使い分けは素直で、日常の記録用途に合わせた整理がされています。

nubia Flip 3のバッテリー・充電について

バッテリーは4,610mAhで、縦折り端末としては大容量寄りですね。

折りたたみ機は筐体都合でバッテリーが小さくなりがちですが、本機は容量面で「普通のスマホに近い安心感」を狙っています。充電は有線に対応し、PPS対応充電器使用時に満充電まで約65分とされています。

一方で、充電の最大出力値は公式に明示されておらず、ワイヤレス充電と逆充電も非対応です。運用面では、寝る前に置くだけのワイヤレス派よりも、ケーブルで確実に回すユーザーに向いた設計と言えます。

総評:nubia Flip 3はどんな人に向くのか?

nubia Flip 3は、外側4.0インチ有機ELの全面化とFeliCa対応によって、縦折り端末の弱点だった「閉じたままだとできることが少ない」を実用側から改善しようとしたモデルです。

Dimensity 7400Xと4,610mAhの組み合わせは、日常用途の快適さを狙った堅実な構成で、IP54の生活防水やNano SIM+eSIMの柔軟性も、キャリアで使う道具として筋が通っています。いっぽうで、メモリ6GB/ストレージ128GBの単一構成かつ拡張不可という条件は、長期運用やマルチタスク重視のユーザーほど制約になりやすく、購入前に自分の使い方と照らして判断したい部分です。

端末を開く回数を減らしたい人、外側画面で通知確認や決済をこなしたい人、そして「折りたたみを試したいが、普段の使い勝手は現実的にまとめたい」人には向きます。反対に、重いゲームを高設定で長時間回したい人、アプリを大量に常駐させたい人、写真や動画を本体に溜め込みがちな人は、メモリとストレージの制約を前提にした運用設計が必要です。

詳細はNubia公式サイトのこちらのページで確認ができます。