
POCO Pad X1は、11.2インチの3:2ディスプレイとSnapdragon 7+ Gen 3を組み合わせつつ、8GBメモリと512GBストレージを“最初から”載せることで、コンテンツ消費だけでなく読書や軽めの制作、キーボード併用の生産性用途まで守備範囲に入れたミドルハイ級Androidタブレットです。
薄さ6.18mmの筐体に8,850mAhバッテリー、USB 3.2 Gen 1を押し込んでいる点も、据え置き寄りの実用設計として筋が通っています。
POCO Pad X1のスペック表
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 製品名 | POCO Pad X1 |
| OS | Xiaomi HyperOS 2(Androidベース) |
| ディスプレイ | 11.2インチ 液晶 |
| 解像度 | 3,200×2,136(3.2K相当) |
| 画素密度 | 345ppi |
| アスペクト比 | 3:2 |
| リフレッシュレート | 最大144Hz(対応アプリ/コンテンツで有効) |
| 輝度 | 800nits(ピーク輝度) |
| SoC | Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 |
| 性能指標 | AnTuTu Benchmark V11:メーカー公称 1,773,691 |
| メモリ | 8GB(LPDDR5X) |
| ストレージ | 512GB(UFS 4.0) |
| アウトカメラ | 1,300万画素 |
| インカメラ | 800万画素 |
| スピーカー | クアッドスピーカー |
| オーディオ | Dolby Atmos対応、音量200%ブースト機能 |
| バッテリー | 8,850mAh |
| 有線充電 | 45W急速充電(30分で約40%) |
| 充電プロトコル | QC3+ / QC3.0 / QC2.0 / PD3.0 / PD2.0 / MI FC2.0 |
| USB | USB 3.2 Gen 1(理論最大5Gbps) |
| 防水防塵 | 非対応(IP等級なし) |
| サイズ | 251.22×173.42×6.18mm |
| 重量 | 500g |
| カラー | ブルー / グレー(グレーはカメラ周囲に金色/イエロー系アクセント) |
| 価格 | 349ドル(約5.5万円:1ドル=156.40円換算) |
| 公式アクセサリー | バックライト付きキーボードカバー、保護カバー、スタイラスペン(8,192段階筆圧) |
POCO Pad X1のSoC・パフォーマンスについて
Snapdragon 7+ Gen 3は、ハイエンド一歩手前のミドルハイに置かれるSoCで、メーカー公称のAnTuTu V11スコアは1,773,691とされています。
このクラスになると、アプリ切り替えや分割画面、ブラウザの多タブ運用といった「タブレットでありがちな重たい日常作業」はまず詰まりにくく、8GBのLPDDR5Xがボトルネックになりにくい構成です。
一方で、重量級3Dゲームを常時最高画質かつ60fps張り付きで回す用途では“余裕が無限”というタイプではなく、画質設定を現実的に調整して安定性を取りにいくのが前提になります。

この端末特徴の一つはストレージが512GBで、しかも規格がUFS 4.0である点です。動画のオフライン保存、ゲームデータ、資料PDF、写真素材などを端末内に溜め込む運用では、容量が先に効いてきます。さらにUFS 4.0は従来世代より読み書きが速い規格なので、大容量アプリの起動やデータ展開、ゲームのロードといった“待ち時間”を短縮しやすく、体感の軽さに直結しやすいところがポイントです。
POCO Pad X1のディスプレイについて
11.2インチで3,200×2,136、画素密度345ppiという数字は、文字のエッジや細い罫線が崩れにくい方向に効きます。加えてアスペクト比が3:2なので、16:9のタブレットより縦方向の情報量が確保しやすく、Webブラウジング、電子書籍、PDF閲覧の相性が良い設計です。
逆に、16:9前提で作られた動画を全画面表示すると上下に黒帯が出やすいので、映画やYouTubeを“画面ぴったり派”で楽しみたい人には好みが分かれます。

最大144Hzのリフレッシュレートは、対応アプリやコンテンツで効く仕様です。つまり常に144Hzで動くと断言できるタイプではありませんが、スクロールやUIアニメーションが高フレームで描画される場面では、60Hz機との差が出やすい要素です。
輝度の800nitsはピーク値として明記されているため、常時その明るさで運用できるという意味ではなく、HDR的な瞬間表現やハイライトで上がる最大値として捉えるのが安全です。
POCO Pad X1のインターフェース/オーディオ/電源について
タブレットで地味に効くのがUSBの世代で、POCO Pad X1はUSB 3.2 Gen 1(理論最大5Gbps)を明言しています。
USB 2.0止まりの機種と比べると、外部ストレージへのデータ移動や周辺機器連携のストレスが減りやすく、資料や動画素材を扱う人ほど恩恵が出ます。キーボードカバーやスタイラス(8,192段階筆圧)といった純正アクセサリーが用意されている点も、コンテンツ消費専用というより「入力して作業する」想定がある構成です。

音はクアッドスピーカーでDolby Atmos対応、さらに音量を200%までブーストできる機能があるとされています。動画視聴やオンライン会議で“端末単体でも音量が足りるか”は満足度を左右しやすいので、外部スピーカーなしの利用が多い人には分かりやすいメリットになります。

バッテリーは8,850mAhで、45W急速充電に対応し、30分で約40%まで充電可能という目安が示されています。充電プロトコルもQCとPDの複数世代に対応しているため、手持ちの充電器や環境に合わせやすい設計です。ここは「専用充電器がないと遅い」というタイプより運用が楽になりやすい部分です。

POCO Pad X1の筐体・携帯性について
筐体は251.22×173.42×6.18mmで、11.2インチ級としては厚みを抑えた部類です。3:2の比率を採る関係で、横持ち時の縦方向が広くなり、短辺173.42mmは一般的な16:9系タブレットより“持ったときの存在感”が出やすい設計です。重量は500gで、軽量タブレットのように片手で長時間持ち続ける前提というより、机上利用やスタンド、キーボード併用でバランスを取る方向が現実的です。

注意点として、防水防塵は非対応でIP等級も付与されていません。屋外や水回りでラフに使いたい用途より、室内で「画面と性能と容量」を活かす使い方に寄せた端末だと整理できます。カメラはアウト13MP、イン8MPで、書類撮影やビデオ通話には十分な一方、カメラ目的で選ぶ仕様ではありません。
総評:POCO Pad X1はどんな人に向くか
POCO Pad X1は、3:2の高精細液晶と144Hzの滑らかさで“読む・スクロールする”体験を上げつつ、Snapdragon 7+ Gen 3と8GBメモリで日常の重さを避け、512GB/UFS 4.0でデータを端末内に抱える運用を現実的にしたタブレットです。
防水防塵がなく、ゲームも最高設定特化ではない一方、USB 3.2 Gen 1や45W充電、純正キーボード/スタイラス対応が揃っているため、エンタメ専用よりも「タブレットを道具として使う」方向で価値が出やすい構成です。
- PDFやWeb、資料閲覧が多く、3:2の縦情報量と345ppiの精細さを活かしたい人
- 端末にデータを溜め込みたい、またはアプリ/ゲームを複数入れて容量不足を避けたい人
- キーボードやスタイラスを併用して、軽作業や学習用途にも振りたい人
- USB周辺機器や外部ストレージを使い、タブレットを“作業環境の一部”にしたい人
詳しくはPOCO Global公式サイトのこちらのページをご確認ください。











