買う価値はないが見た目は新しい39,800円の7インチUMPC「VETESA」

アマゾンで、変わったUMPC(超小型ノートパソコン)が販売されています。

それが↓のVETESA。7インチ極小サイズです。

まず断っておきますが、これは買ってはいけない部類の製品です。理由は後述。

UMPCといえば、GPD社とOne-Netbook社が両雄ですが、それらのいずれでもありません。

これは、以前↓でご紹介した「Topton L4」とスペックも外観も同じ。

https://daily-gadget.net/2021/06/08/post-34335/

Topton L4」はAliExpressのこちらのページで販売されており、一方VETESAはアマゾンの↓で販売されています。

128GB版が税込39,800円、256GB版が44,600円、512GBが49,800円です。これはAliExpressとあまり変わらない価格です。

中華メーカー製品は一般に、BanggoodやAliExpressなどの中華越境ECの方が安いのですが、 その点は良心的です。

ただ、スペック表記は中華製品らしく詐欺的表記があります。それは後述。

スペックは下記の通り。

  • CPU:Intel Celeron J3455
  • RAM:8GB DDR3
  • ストレージ:128GB SSD
  • ディスプレイ:7インチ(1024×600)
  • カメラ:2MP
  • Wi-Fi:5
  • Bluetooth:4
  • バッテリー容量:3,000mAh
  • サイズ:85x141x20mm
  • 重量:650g

まあ、普通に使うのは到底無理な最低レベルのスペックです。

また、アマゾンのスペック表には、解像度が「1080p Full HD Lines Per Inch」と書かれています。

これはスペック詐欺で、これだけ読むと通常1920×1080のFullHDを期待すると思いますが、違います。実際の解像度は、1024×600。

おそらくこれが意味するところは、FullHD同等のppiがありますよ、ということです。

そう言いつつ、ユーザーがFullHDと誤認して買うことを狙っているのです。中華製品にありがちな詐欺的表記です。

(アスペクト比やリファレンスの画面サイズの記載が無いため、それも意味不明なのですが、おそらく13インチあたりでしょう)

また、↓のように「第9世代インテルCeleron」と書いてあるのですが、J3455は2016年登場の超低速CPUで、どの観点で”第9世代”なのか不明です。分かる方は教えて下さい。

なお、中華ガジェットの詐欺的表記については↓にまとめてあります。

https://daily-gadget.net/2021/01/11/post-27462/

https://daily-gadget.net/2021/02/01/post-28643/

ポート類は下記の通り。

というわけで、詐欺的表記に辟易しつつも、これを買う意味があるかを考えてみますと、少なくともコスパ観点では購入する理由はありません。

というのも、格安でUMPCが欲しいなら、↓のドンキホーテで販売されている新型NANOTE P8の方がスペックが高く価格も安いためです。

https://daily-gadget.net/2021/04/20/post-32705/

そのため、ドンキPCがある中で、本機を買う理由は特にありません。

コメント

  1. mugar より:

    Celeron J3455は第5世代(Goldmont)のAtom系コアに当たります。
    第9世代はリーク情報だと恐らくCrestmontになるのでしょうが
    当然まだ製造されていません。

    なので詐欺表記に見えますが実は内蔵GPU(HD Graphics 500)が
    第9世代に当たります。

    ちなみにintelのiGPU世代は
    Extreme Graphics(1~2世代)→GMA(3~4世代)→HD Graphics(5世代~)
    となっています。

    つまり “(内蔵GPUが)第9世代インテルCeleron” となり
    騙す気満々とはいえギリギリ嘘は吐いて無い事になります。