小型PCの最適解がChrome OSになる理由

1kgを切る軽さで、外でも仕事ができる端末というのは、現在では下記に集約されています。

  1. NECのLAVIE HybridやLAVIE NOTE Mobile、富士通のLIFEBOOK、パナソニックのLet’s Note RZシリーズなどの軽量Windowsノートパソコン
  2. Microsoft Surface GoをはじめとしたWindows 2-in-1
  3. MacBook
  4. iPad Pro

まず1については、さすがの技術力といった感じで、600g台と、とにかく驚くほど軽い本体に、ほとんどの作業で何の不満もないほどのハイスペックが詰め込まれています。

予算に余裕がある場合は、これらを買っておけばまず間違い無いのですが、いかんせん20万円オーバーが普通なので少し値が張ります。

2は、値段は10万円前後と抑えられますが、スペック的に用途が限られます。

3は値段は1と2の間くらいで、スペックもそのくらいなのですが、重量がほぼ1kgあることと、バッテリの持ちがあまりよくありません。

4は、モバイルOSであるiOSがベースのため、できることに制約があります。

タブレットにもなる2-in-1で見ると

タブレットとしても使える2-in-1に絞ると、

  1. SurfaceをはじめとするWindows 2-in-1
  2. iPad Pro

の2択です。

ここに、(まだ日本では出ていませんが)第三の選択肢が現れました。それが

3. Chrome OSタブレット

です。GoogleのPixel SlateやAcerのChromebook Tab 10などです。

これがかなり期待できそうなので、その理由を書いていきます。

Chromeタブレットが最高かもしれない理由

まず、下記のエントリーにまとめたように、iOSが搭載されたiPad Proは、タッチ操作が基本ゆえにキーボード操作に問題があります。

iPad Proの2018年モデルが出て少し経ちました。 筆者は、iPad Pro 2017モデル(10.5インチ、64GB、Wi-F...

つまりラップトップモードでの使用が、まだまだ進化途上ということです。

タッチOSとして進化してきたiOSをノートパソコンのようなラップトップモードで使おうとした時に顕在化する様々な問題があります。

つづいて、Windowsが搭載されたSurface GoをはじめとするSurface製品群やそれに類するWindows 2-in-1は、OSがマウス・キーボード操作を基本とするWindowsであるがゆえに、タッチ操作に問題があります。

ボタンも小さく、直感的でもありません。常にマウスで操作している想定での動きとなります。

いずれも、OS(プラットフォーム)ゆえに使い勝手が悪くなる局面があり、どちらの場合も、すべての仕事を一台でこなすことは結構難しいです。

そんな中登場したChromeタブレットは、唯一、タッチ操作を基本としたスマホ・タブレット上でも、マウス・キーボード操作を基本としたパソコン上でも、同じように普及しているソフトウェアであるGoogle Chromeというブラウザをベースにしており、タッチ、マウスいずれの操作体系上も使いやすいように設計されています。

Chrome OSを使ってみたらわかりますが、ざっくり言うと、Chromeだけが動いているOSといった感じです。

これに、全部ではありませんがAndroidアプリを使うことができます。

問題はソフトウェアだが

モバイルのアプリに関してはAndroidのアプリを使うにしても、ノートパソコンを代替するなら、Microsoft Officeなどのソフトウェア群をどうにかしないといけなません。

ただAndroid版のOfficeは評判がいいため、これも大丈夫な感じになってきました。

また、Androidアプリ上だけですが、ATOKも使えます。

これは、iPad Proに対する大きなアドバンテージになると思います。

いずれにせよ、Pixel Slateが一日でも早く日本でリリースされることを心待ちにしています。

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おわり