数千円で購入できるワンボードコンピュータであるラズパイことRaspberry Pieで、各種ゲーム機やレトロPCなど複数プラットフォームをエミュレートできる「RetroPie」がバージョン4.6になり、ラズパイ4に対応しました。
ダウンロードはこちらからです。
RetroPieは、Raspbian OS上でマルチプラットフォームエミュレータのRetroArchを動かし、フロントエンドにはEmulationStationを使います。
RetroArchとEmulationStationについて簡単に触れておくと、まずRetroArchは、様々なゲーム機やレトロPCのエミュレータで、画面や音声、入力を統一してくれます。
プレステのホーム画面のようです。↓
ここで、各種エミュレータのコアやキーマップをダウンロードしたり設定したりします。
これにより、OSやハードに依存しないマルチプラットフォームエミュレータとして機能します。
EmulationStationは、キーボードが無いゲーム機型の端末でも、エミュレータの起動をグラフィカルに制御してくれるフロントエンドです。コンソール機のようなUIになります↓
これらをRaspbian OS上で動かすことで、複数ゲーム機をラズパイ上でグラフィカルに楽しめるというわけですね。
今回公開になったRetroPie 4.6では、Raspberry Pi 4のサポートを追加しただけでなく、OS、エミュレータ、GUIそれぞれの更新版が含まれており、また他にも多くの改善やバグフィックスが行われています。
何よりラズパイ4から1.5GHzクアッドコアARMのCortex-A72や最大4GB RAMに対応したことで、Nintendo 64、PlayStation、Dreamcastなどの、より要求の厳しいゲーム機のエミュレーションパフォーマンスが向上しています。
対応するプラットフォームは、RetroPieのこちらのページにリストがあります。
MSXやAmiga、Apple][、Atariなど、魅力的なラインナップになっています。
ラズパイは↓のようにボード単体で買ってもいいですが、
↓のようなスターターキットが便利です。
というわけで、ラズパイをMSXなどのレトロPCにして遊びましょう!
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