第9世代CoreとGTX1050Ti搭載で6万円台の極小PC「MINISFORUM H31G」レビュー!【小さいハイスペック】

多数のミニPCをリリースしているMINISFORUMから、新型のハイスペック極小PC「MINISFORUM H31G」がこちらの同社オンラインストア(本日20:30オープン)で本日発売になりますので、先行レビュー!

↓のようにちっちゃいです。ちっちゃいのにハイスペックなので、ゲームでも動画編集でもバリバリできちゃいますよ。拡張性が高く、好きな人はさらに高みを目指せるのも楽しいです。

CPUには第9世代FシリーズのCore i5、Core i7を搭載し、GPUにはNVIDIA GTX 1050Tiを採用したハイスペックモデルです。

こちらのメーカー直販サイト(本日20:30オープン)から送料無料で購入出来ます。

選択できる組み合わせは、まずCPUが下記4種類。

  • Core i3-9100F
  • Core i5-9400F
  • Core i5-9500F
  • Core i7-9700F

GPUには共通でNVIDIA GTX 1050Tiを搭載しています。

メモリは下記4パターンです。

  • RAM/ストレージなし
  • 8GB RAM+256GB SSD
  • 16GB RAM+256GB SSD
  • 16GB RAM+512GB SSD

後述するように、小さくともデスクトップなので、ストレージやメモリの拡張性はきっちり確保されていますよ。ドライバー一本で簡単に換装・増設できます。

お値段は、Core i5-9500Fが659ドル(約69,000円)、Core i7-9700Fが799ドル(約84,000円)となっています。

というわけで、さっそく見ていきましょうー!

外観とスペック

ミニPCなだけあって、本体は↓のように片手で持てるくらい小さいです。

重量は実測で約1.2kg。ディスクリート型のGPUを搭載していながら、軽量なノートパソコンくらいの重さになっています。

スペックは下記の通りです。

  • CPU:Core i3-9100F、Core i5-9400F、Core i5-9500F、Core i7-9700F
  • RAM:16GB SO-DIMM DDR4 2666MHz(最大64GB)
  • GPU:NVIDIA GeForce GTX1050Ti 4GB GDDR5
  • ストレージ:256GB M.2 SSD(PCIe NVMe)
  • ストレージ拡張:2.5インチSATA、M.2 2242 SATA SSD(6Gb/s)、M.2 2280 PCIe SSD(PCIe 4Xサポート/最大2TB)、microSDカード
  • 通信:Wi-Fi 6対応 802.11ax(M.2 2230 Wi-Fi)
  • OS:Windows10 Pro
  • サイズ:154x153x62mm

今回は、Core i5-9500F、8GB RAM、256GB SSD構成の試作機でのレビューになります。量産機ではベンチマーク値ほか若干異なる可能性があります。

同梱物は下記の通りです。「MINISFORUM H31G」本体のほか、ACアダプタ、HDMIケーブル、DisplayPortケーブル、VESAマウント用アタッチメント、マニュアルです。

アダプターはかなりでかいです。出力は19V/7.8Aとなっています。

DisplayPortケーブルについては、「MINISFORUM H31G」本体側がMiniDisplayPort端子、ディスプレイ側がDisplayPort端子になっています。

HDMIに関しては、両端フルサイズのHDMIです。

マニュアルは、日本語のほか、英語や中国語で同じ説明が並んでいます。

本体は全面にわたって排気・吸気穴が空いています。

前面には、イヤホンジャックと電源ボタンがついています。

左側面に、microSDカードスロット、LINE IN、マイク、ヘッドホンです。

背面には、DC-IN、HDMI、MiniDisplayPort、有線LAN、USB Type-Aが4つ、そしてロック穴があります。

右側面には吸気穴のみです。

上面には、デュアルファンが見える巨大な排気穴が空いています。小さい容積にハイスペックなだけあって、全力で熱を逃がしますよ!という意気込みに溢れています。

底面にはVESAマウント用のネジ穴が空いています。

↓のように、アタッチメントとネジが付属していますよ。

スマホと並べてもご覧の小ささ。

ディスプレイ下の空間にスッポリ収まるくらいのコンパクトさですので、デスク面積を節約できます。

拡張性をチェック

さて!中身を見てみましょう!

メモリ周りは換装・増設前提の作りになっていますので、底面の4つのネジを回せば↓のように簡単にフタが開きます。

ネジは完全に取れないようになっているので、なくしにくくなってますよ。

フタを開けると、↓のように2.5インチベイが登場します。

ベイの話に行く前に、脇には↓のようにRAMの増設スロットがあります。SO-DIMMのDDR4  2666MHzで、最大64GBまで増設できます。スロットは2つ。

ベイもネジを回せば簡単に取り外せます。

コチラのSATA端子を2.5インチHDDにくっつけてベイに固定すれば、HDDストレージ拡張できます。

つづいて2つめの拡張スロットは、↓のM.2 2242 SATA SSDです。M.2の小さめのやつですね。

イニシャルで内蔵されているストレージは、M.2 2280 PCIe SSD。M keyタイプの2280でNVMe。最大2TBまで拡張可能です。

ベンチマーク

さて、↓のように小さい本体に、高い性能と拡張性を備えた本機ですが、実際のベンチマークはどうなのか見ていきましょう!

今回は、Core i5-9500F、8GB RAM、256GB SSDという構成の試作機モデルでのレビューになります。細かい改善があるかもしれない量産機ではベンチマーク値が若干異なる可能性がありますので、その点ご了承ください。

ちゃんとディスプレイ情報にもNVIDIA GeForce GTX 1050 Tiと出ています。もちろん4k出力に対応していますよ。↓

まずCINEBENCH R20のスコアは2,439ptsでした。

Core i7-7700Kより高く、Xeon E5-2697 v2より低いスコア。

FF14ベンチは1920×1080の高品質(デスクトップPC)設定で、8,686で「非常に快適」です。7,000を超えているので、デスクトップPC向け設定でプレイしても、大きなストレスなくプレイできます。

CrystalDiskMarkは、SSD(PCIe NVMe)の内蔵ストレージで↓のスコアです。

PCとしてコスパ高

以上、本日発売の高スペックミニPC「MINISFORUM H31G」を見てきました。

6万円台~という価格ながら、第9世代Core i5、i7やGTX1050Ti搭載、ある程度の拡張性も備えているという高コスパPCでした。

なによりデスク周りの場所を取らずにこれだけのパフォーマンスを発揮してくれるということで、コンパクトなPCが良いけど速度を犠牲にしたくない方にはピッタリでしょう。

コンパクトなのにRAMやストレージを増強できるので、自分好みのパフォーマンスに仕上げることができて楽しいです。

もちろんそのままでも、ゲームや動画編集など、快適にできますよ。

「MINISFORUM H31G」はこちらの同社オンラインストア(本日20:30オープン)で本日発売になりますので、気になった方はぜひチェックしてみてください!

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