株式会社CIOから、4ポートで65w出力のGaN(窒化ガリウム)充電器の新モデル「LilNob Share」(CIO-G65W3C1A)が発売されました。もともとクラウドファンディングが行われた充電器の一般販売品となります。
MacBook Pro 13インチも充電できる高出力で、USB Type-CとType-Aが合計4つと多ポートにもかかわらず、↓のように極小サイズなのが最大の魅力。
というわけで、さっそく実機をレビューしていきたいと思います。
アマゾン、楽天、Yahoo!ショッピングで、いずれも↓のように税込6,028円で販売開始しました。
現在は発売記念キャンペーンとして、クーポンコード「CIOG65W3C1A」を入力すれば、228円OFFの税込5,800円で購入できます。(アマゾンのみ)
外観とスペック
同梱物は、チャージャー本体とマニュアルのみです。マニュアルは日本語と英語。株式会社CIO製なので、変な日本語はありません。
本体ですが、クラウドファンディングの頃から、↓のように鶏卵と比較した訴求が行われていました。確かにサイズ感は卵そっくりです。
一般的な名刺と比較すると、↓のようになります。イメージわきますでしょうか。小さいんです。
ポートは、USB Type-Cが3つと、USB Type-Aが1つです。どのポートから充電するか、いくつのポートを使うかによって出力が変わってきます。ノートパソコンなど、高出力を必要とする機器の充電の際は、そのあたりを気をつける必要があります。(出力表はのちほどスペックのところでご説明します)
底面には出力の組み合わせ、PSEマークなどがプリントされていますよ。
プラグは折りたたみ式。持ち運びにも便利になっています。
外装はPCですが、しっかりと中身の詰まった作りで、安っぽさはありません。
重量は実測で約111gでした。↓
スペックは下記の通りです。
- 製品名:CIO-G65W3C1A
- 入力:100-240V 50/60Hz 1.5A
- 出力:
- 単ポート:
- USB-C1 or C2:
- 5V=3A 9V=3A 12V=3A 15V=3A 20V=3.25A(最大65W) 3.3V-11V=3A
- USB-C3:
- 5V=3A 9V=3A 12V=2.5A 15V=2A 20V=1.5A(最大30W)3.3-11V=3A,3.3-11V=2A
- USB-A:
- 4.5V=5A 5V=4.5A 9V=3A 12V=2.5A 20V=1.5A(最大30W)
- USB-C1 or C2:
- 2ポート:
- USB-C1+USB-C2 or C3:
- 45W+20W(最大65W)
- USB-C2+USB-C3:
- 45W+20W(最大65W)
- USB-C1 or USB-C2+USB-A:
- 45W+18W(最大63W)
- USB-C3+USB-A:
- 5V=3A(最大15W)
- USB-C1+USB-C2 or C3:
- 3ポート:
- USB-C1+USB-C2+USB-C3:
- 20W+20W+20W(最大60W)
- USB-C1+USB-C2+USB-A:
- 20W+20W+18W(最大58W)
- USB-C1+USB-C2+USB-C3:
- 4ポート:
- USB-C1+USB-C2+(USB-C3+USB-A):
- 20W+20W+15W(最大55W)
- USB-C1+USB-C2+(USB-C3+USB-A):
- 単ポート:
- サイズ:約50 x 51 x 30mm
- 重量:約112g
- カラー:ホワイト、 ブラック
さて、見ていただくと分かる通り、最大出力の65wになるのは、USB Type-Cポートを使った場合です。
ポートはUSB-C1、USB-C2、USB-C3、USB-Aの4つあり、USB-C1とUSB-C2は単ポート利用時最大65wですが、USB-C3は最大30wになります。
USB Type-Cを全ポート使うと、ポートごとの出力は最大20wとなってしまいますので、ノートパソコンの充電などは出力不足になります。
そのため、ノートパソコンがメインで、スマホやタブレットはサブでという利用であれば、後ほど比較する前モデルの「LilNob」の方が良いでしょう。
逆に、ノートパソコンの充電はたまに、あくまでメインはスマホやタブレットという方は本機「LilNob Share」が良いと思います。
電圧・電流を最適な出力に調整して発熱や変換ロスを抑える「PPS」(Programmable Power Supply)に対応しています。
急速充電規格は、USB Type-CはUSB PD3.0にとQuickCharge 4.0に、USB Type-AポートはQuickCharge3.0に対応しています。
カラーはホワイトとブラックの2色です。↓
ちなみに、RAVPOWERの61w単ポートモデルとほぼ同サイズで重量も同じくらいです。
3ポートのLilnob(CIO-G65W2C1A)との比較
さて、株式会社CIOからは、「LilNob Share」によく似た前モデル「LilNob」が販売されています。↓
ポートが1つ少なくなりますが、価格が安く、本体もスリムな印象。
これと比較してみたいと思います。
↓の細長い方がLilNobです。
まずポートは、LilNobの方がUSB Type-Cが1つ少なくなっています。ただ、LilNob Shareの方も、全ポート使ってしまうと単ポート出力は落ちますので、ノートパソコンメインで充電する方はLilNobの方が間違えにくくて良いかもしれません。
厚みは同じですが、形状がLilNobが細長く、LilNob Shareが立方体に近くなっています。
持ち運びやすさは、完全に好みの問題だと思います。
個人的には、細長いLilNobの方が取り回ししやすいように感じます。
持ち運びにも据付利用にも便利
以上、新発売になったLilNob Shareのご紹介でした。
小型で高出力、多ポートという特徴を活かして、部屋やオフィスに挿しっぱなしでの利用も、旅行や出張、外出時のお供としても、いずれも便利に使えるチャージャーです。
スマホやタブレットを充電するにも、ノートパソコンを充電するにも、ズシリ感のある100wよりも、携行性や重量、出力のバランスが取れています。
というわけで、コンパクトで高出力、多ポート搭載のGaNチャージャーをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
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