マイクロソフトは、Windows 10および今後Windows 11(2021年後半から)を、同社クラウドサービス「Azure」上で仮想環境として実行させ、様々なデバイスからリモートアクセスできるサービス「Windows 365」の提供を開始しました。
簡単にいえば、iPhoneからでもChromebookからでもMacBookからでも、ネットとブラウザがあればどこでもWindowsが使えてしまうというサービス。
クラウドならではな特徴として、デバイスやOS問わずWindowsが使えることのほか、作業を中断したところから別のデバイスで再開する、というような使い方も容易。
こちらから入って申し込めるようになっていますが、セットアップには個人用アカウントでは無く、職場や学校用アカウント(AAD)が必要です。
エディションは、「Windows 365 Business」と「Windows 365 Enterprise」の2種類。
Businessの方はドメイン不要で簡単に使い始められる中小企業向けエディションで、最大300ユーザーまで、Enterpriseの方はユーザー数の制限無く使える大企業向けエディション。
各エディションには、Basic、Standard、Premiumなどのプランが分かれているほか、スペックをカスタマイズすることもできます。
デスクトップ版のMicrosoft OfficeやOneDrive、Teamsがプリインされており、上位プランはVisual Studioなどもサポート。
料金は、中小企業向けBusinessの一番安いBasicプランが、月額税込4,210円。スペックは2 vCPU、4GB RAM、128GBストレージです。
クラウドなので、使いたいタイミングでスペックを引き上げることができます。
Businessプランであれば、最低スペックが1 vCPU/2GB/64GBから、8 vCPU/32GB/512GBまで選べるようになっていますよ。
Windows 10 Proユーザーへは500円割引があったり、2ヶ月無料で試用できたりします。
こちらの記事(英語)では、iPad Proでの動作を確認しています。Safariからは遅いようですが、Remote Desktop Appを入れたらとても快適なようです。
というわけで、一般ユーザー向け提供が待ち遠しいですね!
これがあれば、ついにiPadだけで仕事フル完結が実現するかもしれません。
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