Android搭載で完全にスマホな1万円台スマートウォッチ「Rogbid Panda」レビュー

おなじみになってきたAndroid搭載スマートウォッチをレビューしていきます。

今回の「Rogbid Panda」は、CPUにMediaTekのMTK6739(Cortex A53 x4)を搭載し、RAMは3GB/4GB、ストレージは32GB/64GB、nano SIMやGPS、防水にも対応しています。13MPと8MPのデュアルカメラも。バッテリー容量は1,600mAh。

OSはAndroid 10(4GB版)もしくはAndroid 7.1.1(3GB版)を搭載。

もはや中身は完全にスマホで、Google Playストア経由でアプリも入れられます。

本機は、Banggoodのこちらのページでタイムセール中。

3GB/32GB版が18,401円、4GB/64GB版が22,344円となっています。

外観とスペック

同梱物は、↓のようにウォッチ本体と充電用ケーブル、マニュアル、SIMスロットを開けるためのドライバーです。

充電は専用プラグです。とはいえ、この形状の充電プラグを採用するスマートウォッチは複数あります。

充電は↓のように底面にマグネット装着して行います。

スペックは下記の通り。

  • CPU:MediaTek MTK6739
  • RAM:3GB/4GB
  • ストレージ:32GB/64GB
  • OS:Android 7.1.1(3GB版)/Android 10.0(4GB版)
  • ディスプレイ:1.69インチ(450×450)IPS
  • カメラ:フロント8MP、サイド13MP
  • 通信:Wi-Fi(802.11 a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
  • センサ:重力、心拍数
  • バッテリー容量:1,600mAh
  • 防水:5ATM
  • SIMサイズ:nano SIM
  • 対応バンド:
    • TDD LTE:B38(2600)B39(1900)B40(2300)B41(2500)
    • FDD LTE:B1(2100)B2(1900)B3(1800)B5(850)B7(2600)B8(900)B12(700)B17(700)B20(800)
    • WCDMA:B1(2100)B5(850)B2(1900)
    • GSM:B2(1900)B3(1800)B5(850)B8(900)

これまでにレビューしてきたAndroid搭載SIM対応スマートウォッチの中でも、トップクラスのスペックを持っています。

その分、↓のように厚みはかなりあります。

フェイス部も大きめです。

フロントカメラを搭載していることもあり、↓のようにベゼル部は厚め。

「Rogbid Panda」という名前もしかり、なぜかデフォルトの壁紙はベンチに座っているパンダという謎のデザイン。

なので、↓のようにウォッチフェイス長押しでまず変えましょう笑。

側面にはスピーカー穴。

逆側には、ホームボタンとマイク。

底面には、充電用マグネット端子とセンサ、SIMスロットがついています。

ウォッチバンドはピンをずらして交換可能。

サイドにもカメラがついています。13MPと結構高解像度。

底面パネルを付属ドライバーで開けると、↓のようにnanoSIMスロットが出てきます。

重量はバンド込み実測で約90gでした。

基本操作は一般的なスマートウォッチと同じ

設定画面を見ると、↓のようにAndroidが動いていることが分かります。

ですが、基本的な操作は、一般的なスマートウォッチと変わりません。

まずは謎のウォッチフェイスを交換します。

画面長押しで、いくつかプリインストールされているフェイスが出てきます。

一般的なスマートウォッチ同様、ここから上下左右にスワイプすれば、各ファンクションを呼び出せます。また、ホームボタンを押せばこの画面に戻ってくるのも同じ。

右から左にスワイプすると、↓のようにアプリ一覧。スマホと同期せずとも、これ単体で各種Androidアプリが使えます。

上から下にスワイプすると設定画面や各種ON/OFFパネル。

そこから左右にスワイプで、SIMやWi-Fiのステータス、バッテリー残量などが表示されます。

また、下から上へのスワイプで、歩数系や音楽コントローラーが出てきます。

右向きスワイプで通知が確認できます。

スマホとしての使い勝手

WearOSなどのウォッチに最適化されたOSではありません。スマホ向けのAndroidなので、それに伴う使い勝手の悪さがいくつかあります。

まず文字入力ですが、かなり米粒サイズです。(が、慣れれば意外にいけます)試していませんが、画面サイズ的に日本語は厳しいかもしれません。

CPUは高速ではないものの、スマホでも使われるものなので、ブラウジングはかなりスムーズ。

ページの読み込み・表示も速く、表示が小さいことを除けば普通にブラウジングできます。

ただ、角が丸いので、四角い画面を前提としたUIになっているアプリでは、一部ボタンが押せないなどの問題があります。

やはりコアな人のための時計

以上の通り、スマホをいつでも腕に巻いておきたいというコアなオタクのためのガジェットです。

スペックはローエンドスマホくらいありますしGPSにも対応していてカメラもそこそこの解像度なので、面白い使い方はいくつも考えられます。

ただ、時計としてはだいぶ分厚いので、やはりコアなオタク以外は素直に普通のスマートウォッチにしておいたほうが無難でしょう。

それでも俺はこういうのが欲しいんだ!という人は、1~2万円と安いので手に取ってみては!

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