MediaTekのHelio Gシリーズといえば、廉価スマートフォンやタブレットでの採用が多いチップセットとして有名です。
このGシリーズに、ミッドレンジクラス性能ながらゲーミング性能を引き上げたHelio G36が登場しました。
これにより、廉価なゲーミングスマートフォンという新たなジャンルが広がるかもしれません。
Helio G36は最大2.2GHzのARM Cortex-A53を8コア搭載しています。通常、このコアで高性能な処理は見込めません。GPUは680MHzのPowerVR GE8320をサポート。
ただ、ゲームプレイでのパフォーマンスを最適化するために、CPU、GPU、メモリのバランスを調整する同社の技術を採用しており、通常の廉価チップよりもゲームプレイ時のパフォーマンスが上がります。
サポートするのは、最大8GB LPDDR3-933もしくはLPDDR4x-1600 RAM、eMMC5.1ストレージ、最大2400×1800解像度で90Hzのリフレッシュレート、1080p/30fpsのビデオエンコード、50MPカメラ、Wi-Fi5、Bluetooth 5.0など。(詳しくは同社公式ページのこちら)
同社によるエントリーゲーミングスマホ向けのチップはこれがはじめてではありません。現状、エントリーなゲーミングスマホというのは多くありませんが、今後は増えていくかもしれません。