今回は、Chuwiから登場した新型の2-in-1ノートパソコン「Chuwi FreeBook」をレビューします。
こちら、5万円ちょっとという格安プライスながら、ディスプレイが回転してWindowsタブレットPCとしても使えます。
また、昨今人気のIntel N100を搭載しており、動作も快適。
13.5インチの2Kディスプレイは表示もクリアで、キーボードやタッチパッドも広めに取られていて使い勝手良好です。
現在、Chuwi公式ストアのこちらのページで、55,900円でセール中。さらに「独身の日」セール期間の11月16日までなら、「FBK11」というコードを適用すれば、ほぼ5万円で購入可能です。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
同梱物は、本体とACアダプタ、各種取説類です。
アダプタは36wで、プラグはUSB Type-C。これがなくても、汎用のUSB-Cチャージャーで充電出来ます。
本体はスリムでシュッとしたメタル外装。5万円ノートPCのクオリティ、非常に高まりました。
スペックを見ておきましょう。
CPUのIntel N100はAtomやCeleronに連なる省電力の廉価CPUながら、第12世代Core UシリーズのプロセッサからPerformanceコアをなくし、Efficiencyコアのみにしたものということで、最大3.4GHzの4コアでAtomやCeleronよりも大きくパフォーマンスが改善しています。廉価ながら快適な動作で、昨今人気の4コアCPU。
GPUは第12世代Intel UHD Graphics。12GB LPDDR5 RAM、512GB PCIe SSD、38Wh(7.6V/5,000mAh)バッテリー、13.5インチ(2256×1504)IPSディスプレイ、Windows 11 Homeとなっています。
本体サイズは301.4×267.35×17.2mmで、通信はWi-Fi6とBluetooth 5.2をサポート。
なお、ディスプレイはタッチ操作に対応するほか、4,096段階の筆圧検知ペンにも対応しています。
天板にはシルバーメタルのCHUWIロゴが控えめに刻印されています。
左側面にはUSB2.0 Type-Cと3.5mmイヤホンジャック。
右側面には、全機能USB3.0 Type-Cが2つと電源ボタン。
充電は、こちらのUSB Type-Cから行います。
2-in-1なので、背面にはポート類はありません。
前面は↓の通り。縁にいくに従って薄くなるフォルムです。
底面は↓の通り。排気穴がありますが、ベンチマークを回してもファン音はとても静かです。
重量は、公称値よりも若干軽い、1.3kgでした。モバイルノートパソコンとしては標準的な重さ。
分解はできる?
底板を外せそうな気がしたので、とりあえずネジを外しました。普通のプラスドライバーで外せます。
パームレスト側はネジを外したら自然に浮いたのですが、ヒンジ側の基板と底板がつながっているようで、そのままでは開けられませんでした。
力任せにバコッとやれば外れるかもしれませんが、ちょっと怖かったので分解は諦めました。
キーボードとタッチパッド
キーボードとタッチパッドは↓の通り。いずれもかなりゆったりと広くとられています。また、上部にはスピーカーがついています。
キーピッチは19mmで、フルサイズの英字配列です。
ストロークもあり、打鍵感も良好。大きな手でも窮屈さを感じることなく、快適な入力操作が可能です。
キーボードはバックライトも搭載。2段階の明るさ調整可能です。
実際の使い勝手
ディスプレイはデフォルトで200%。2Kで13.5インチなので、100%表示でも問題ありません。
ディスプレイの発色はかなり明るく良好で、格安ノートにありがちな暗めな液晶とか色味がおかしいということもありません。
デフォルトの縮尺でデイリーガジェットを表示したところ↓
アスペクト比3:2なので、YouTubeの16:9動画を再生すると上下に黒帯が入ります。こちらも表示が美しく、音質も悪くありません。音量は、かなり大きく出すことができます。
Intel N100はさすがのパフォーマンスで、かつての廉価CPUでストレスの種だったWindowsアップデートも、ハイスペック機と見劣りしないレベルでサクサクと終わらせてくれます。
オフィスソフトやブラウジングなどの通常操作も非常にサクサク。
画面がタッチ対応ということで、ちょっとした操作を画面タッチでできるのも使いやすさを向上させてくれます。
充電はUSB PDということで、↓は汎用の100wチャージャーで充電しているところ。85wで給電できています。
2-in-1の使い勝手
さて、本機は2-in-1対応。ディスプレイをぐるりと回転させて、↓のようにタブレットとしても使えます。
CHUWIロゴ側のベゼルを持つと持ちやすいです。
ディスプレイを回転させると、Windows 11のタブレットモードに自動で切り替えてくれます。これにより、タッチ操作を前提としたWindows 11のUIに自動切り替え。
タブレットモードにしても、そこまで厚みは気になりません。また、もちろんタブレットモードでは、キーボードやタッチパッドは自動で入力OFFになりますので、誤入力もありません。
ベンチマークスコア
最後にベンチマークスコアを見ておきましょう。
CINEBENCH R23は、シングルコアが901pts、マルチコアが2,965ptsです。
マルチコア性能は第11世代Core i7-1165G7に迫る勢いで、Intel N100のパフォーマンスがいかに速いか分かります。
シングルコアはさらに優れています。
CrystalDiskMarkの計測値は下記の通り。NVMe SSDということで、3,000MB/s出ています。
やはり格安ノートはN100一択
以上、「Chuwi FreeBook」を見てきました。
筐体のクオリティ、画面表示クオリティ、タッチ・ペン対応、広いキーボード・タッチパッド、USB Type-C充電、2-in-1対応など、おおよそ一昔の前の5万円ノートでは考えられないほどの完成度の高さです。
Intel N100の強みがいかんなく発揮された一台に仕上がっていました。
やはり格安ノートPCはIntel N100一択ですね。ストレスなく使えます。
というわけで、格安モバイルノートパソコンをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
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