今回は、多数のミニPCをリリースしているMinisforumから新登場した、Ryzen 7 7840HS搭載のハイパフォーマンスなミニPC「Minisforum UM780 XTX」を提供いただいたのでレビューします。
高いパフォーマンスに加えて、Oculink対応をはじめとしたポート類も充実しています。Oculinkは最大帯域64GbpsでeGPU利用も。
本機は現在、Minisforum公式ストアのこちらのページで、ベアボーン版が76,980円、32GB/1TB SSD版が102,490円、64GB/1TB SSD版が117,980円でセール中です。
11/30までの期間は、クーポンコード「BFUM780XTX」適用で5,000円OFFになります。
また、↓でレビューした同社初となる赤軸採用のメカニカルキーボード「Minisforum MKBi83」とセットで購入すると、クーポンコード「UM780XTX-I83」適用で9,000円OFFになります。(5,000円OFFクーポンとの併用は不可)
本機は上面パネルを発光させることができます。公式ストアで「虎あり」「虎なし」とあるのはこのことです。(価格は同じなので、不要な場合は「虎なし」を選びましょう)
↓でレビューした同社のメカニカルキーボード「Minisforum MKBi83」を接続すると、
「虎あり」の場合は↓のように光らせることができます。(RGBの3色に切り替わります)
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
同梱物は、PC本体のほか、ACアダプタ、メガネケーブル、HDMIケーブル、VESAマウントアタッチメント、スタンド、ネジ、M.2 to Oculinkアダプタカード、マニュアル類となっています。↓
スタンドを組み立てると、↓のようにPCを立たせて使うことができます。
ACアダプタは湾曲してMINISFORUMロゴが刻印されたいい感じのデザイン。
出力は120wとなっています。
Oculinkカードは、M.2に差し込む形です。
なぜOculinkカードが別パーツになっているかというと、M.2をOculinkに接続するか、SSDに接続してサブストレージにするかを選べるようにするためです。
マニュアルは↓のように日本語でも記載があります。パーツ交換やOculinkカードの装着方法など、詳しく説明が書かれています。
本機のスペックですが、CPUのRyzen 7 7840HSは、Zen4アーキテクチャの8コア16スレッドで最大5.1GHz、TDP 54w、16MBキャッシュのAMD製チップ。GPUにはAMD Radeon 780Mを搭載。
ほか、SO-DIMM x2スロットのDDR5 RAMは最大96GB、メインストレージはPCIe4.0 M.2 2280 SSD x2、OSはWindows 11となっています。
通信は、M.2 2230 Wi-FiによりWi-Fi6EとBluetooth 5をサポートしています。
ポート類ですが、前面に↓のように3.5mmイヤホンジャック、USB4.0 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A x2、電源ボタン、CLear CMOS。
背面には、USB3.2 Gen2 Type-A x2、DisplayPort、USB4.0 Type-C、Oculink、HDMI、2.5Gイーサネットポートです。
Oculinkは同梱のパーツを基板に差し込んで使いますので、デフォルトではゴムパッキンで塞がれています。
天板は↓の通りで、RGBライティングします。
側面には↓のように放熱穴。本機は、金属製ヒートパイプ、SSDにアクティブヒートシンク、CPUに液体金属、ほかアクティブ冷却ファンを内蔵しています。
底面には↓のようにゴム脚が4つです。
重量は実測で738gでした。
RGBライティング
さて、何もしないと、↓のように上部が四角くライティングします。赤と
緑と、
青に、定期的に切り替わります。
上蓋はマグネットでドライバ不要で取り外せます。
ここに、付属の虎のエッチングシートを入れ込みます。
すると、虎が光るというわけです。
↓のように赤くなったり、
緑色になったりします。
不要であれば消せますが、どうせなら好みのキャラクターのエッチングシートを作ったりして遊ぶのも楽しそうです。
分解して筐体の中身をチェック
上蓋を外したあとでネジを4本外すと、内部にアクセスできます。
RAMはcrucial製の16GBが2枚入っていて、簡単に換装できます。
ストレージはKingston製の1TB PCIe4.0 NVMe SSDです。M.2は隣にもう一つあり、そこにOculinkカードもしくは別のSSDを挿して使うことができます。
Oculinkカードを挿した場合は、↓のゴムパッキンを取り外せばめでたくOculinkポートが利用可能になります。
ベンチマークスコア
続いてベンチマークスコアを見ておきましょう。
CINEBENCH R23は、シングルコアが1,789pts、マルチコアが16,304ptsと非常に高速です。
シングルコア・マルチコア性能の他CPU比較は↓の通り。
FF14ベンチマークは、FullHD・標準品質(デスクトップPC)・フルスクリーンで「快適」の8,353でした。
FF15ベンチマークは、FullHD・標準品質・フルスクリーンで「普通」の3,943でした。
CrystalDiskMarkの計測値は↓の通りです。
使い道が広がるハイパフォーマンスミニPC
以上、新型ミニPC「Minisforum UM780 XTX」を見てきました。
そのまま平置きでも付属のスタンドで立たせても、虎を光らせても光らせなくても、Oculinkで外部GPUを使っても高速デュアルストレージ構成にしてもと、自らの使い途に合わせて、豊富なポート類も合わせて、様々にカスタムできるのが本機の魅力です。
そしてもちろん箱を開けてそのまま電源ONでも、高速なミニPCとして使い始められます。
10万円ミニPCとしてはかなりのハイパフォーマンスなので、高速なミニPCをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!