最強の1万円台スマホ爆誕レビュー!2.4K120Hz、64MPのHelio G99機【Blackview Shark 8】

今回は、多数の廉価スマートフォンやタブレットをリリースしているBlackviewの新型スマートフォン「Blackview Shark 8」をレビューしていきます。

現在、AliExpressのこちらのメーカー公式ストアで、19,303円でセール中。

1万円台ながら、Helio G99搭載の実用的なパフォーマンス、120Hzリフレッシュレートの2.4K解像度6.78インチ大きめディスプレイ、64MPメインカメラ、33w急速充電対応など、1万円台としてはかなりハイクオリティな一台です。

昨今、Blackviewの製品はどんどんと完成度を高めてきており価格を超越したクオリティのものが多いですが、本機もそんな同社製品らしい完成度となっています。

カラバリは、ムーンライトグレー、ギャラクシーブルー、スコーチングゴールドの3種類。

今回は8GB/256GBのギャラクシーブルーですが、落ち着いた色味が良い方はムーンライトグレーが良いでしょう。

↓のように写真に撮るとド派手に見えますが、実物はここまでの光沢はありません。

ジャイロ非搭載やwidevine L3など、1万円台に抑えるための残念ポイントもありますが、それらが気にならない方にとってはこれはかなり良いですよ!

それでは見ていきましょう!

良い!目下最高の1万円台スマホ爆誕レビュー!2.4K120Hz、64MPのHelio G99機【Blackview Shark 8】

外観とスペック

まず同梱物は、↓のように本体と保護ケース、ディスプレイ保護シート、マニュアル、SIMピン、USBチャージャーです。

はじめからケースと保護フィルムがついているのは良いですね。

マニュアルは日本語にも対応しています。

6.78インチのディスプレイは狭額縁でフロントカメラはパンチホールで、13MPのSamsung ISOCELL 3L6。

背面は2眼カメラで、メインが64MP Samsung ISOCELL GW3です。もう一つは2MP。背面パネルはフラットで質感も良好です。

スペックは、Cortex-A76 x2とA55のオクタコアであるTSMC 6nmのHelio G99をSoCに採用。これはベンチマークスコア上はSnapdragon 695 5Gに相当するMediaTekチップです。

ほか、8GB LPDDR4x RAM、128GB/256GB UFS2.2ストレージ、6.78インチ(2460×1080)ディスプレイ、最大120Hzリフレッシュレート、5,000mAhバッテリー、Android 13となっています。電源ボタンは指紋認証を兼用。ほか、顔認証にも対応。

最大1TBのmicroSDと、デュアルnano SIM、GPS、66w急速充電に対応しています。

対応バンド帯はFDDがB1/3/7/8/19/20/28AB/40、WCDMAがB1/8、GSMが850/900/1800/1900となっています。ドコモとソフトバンクのプラチナをカバーしています。

スピーカーはSmart-Kのボックススピーカーです。

センサ類は、重力、光、近接。ジャイロは非搭載。また、widevineがL3なのがネックです。

技適番号は商品ページに

サイズをiPhone 15 Proと比較すると↓のようになります。

サイドには指紋認証兼用の電源ボタンと音量ボタン。

逆側にはSIMスロットです。

付属のピンで開けると↓の通り。よくある排他方式ではなく、microSDとnano SIM 2枚の合計3枚が入ります。

底面にはスピーカー穴とUSB Type-Cポート、3.5mmイヤホンジャック。

上部には特に何もついていません。↓

カメラバンプは丸いです。↓

重量は実測で196gです。結構大きめサイズなので、ズシリ感はなくむしろ軽く感じます。

実際の使い勝手

初期設定を終えて最初のホーム画面は↓のようになっています。

プリインアプリですが、Google純正のものがベースで、一部ロシア語圏向けのアプリが入っていますが大半の方には不要だと思うので削除すれば問題ありません。

DokeOS4.0の設定画面は見やすくなっています。

APNははじめから複数プリセットされています。SIMを挿してAPNを選べば、モバイルデータ通信や通話が使えます。

リフレッシュレートは、表示内容に応じて自動で切り替わる「スマート」がデフォルト。常時120Hzや60Hzも選択可能です。

ディスプレイは明るさ自動調整にも対応しています。

また、画面を見ている間は画面OFFにならない「スクリーンアテンション」機能も搭載しています。

キーボードは、デフォルトで英語・日本語のほかにロシア語のものも入っていますが、これはオフにして削除しましょう。

2460×1080の縦長ディスプレイのため、本体は比較的幅がスリムで縦に長くブラウジングは快適です。

縦長(横長)なだけあり、YouTubeの全画面再生時の黒帯は↓の通り厚め。

↓は原神プレイ。画質は低ですがHelio G99なので問題なく滑らかにプレイできます。

ディスプレイは明るく高精細で、音質も悪くなく、コンテンツ視聴はかなり優秀です。

widevine L3なのでNetflixなどの高画質再生はできませんが、YouTubeメインという方には問題ないでしょう。

120Hz画面の操作や動きはなめらかで、動作も軽快なので、使っていて快適です。

カメラのクオリティ

続いてカメラのクオリティを見ておきましょう。違いが分かりやすいよう、ハイエンド機であるiPhone 15 Proと比べてみます。

明るい室内

まず本機で明るい室内を撮影したのが下記。

iPhone 15 Proだと↓になります。iPhoneの方が暖色系でコントラストが出ています。

接写

ピントが合うギリギリまで寄ると、本機が↓に対して、

マクロがあるiPhone 15 Proは↓まで寄れます。

暗所1

暗い場所では差が顕著に出ます。

↓が本機で、

↓がiPhone 15 Proです。

特に夜空に違いが出ていて、20倍に拡大するとiPhone 15 Proが↓に対して、

本機が↓のようになります。

暗所2

明暗が出ている暗所では、本機は↓で、

iPhone 15 Proが↓です。

これも20倍に拡大すると、iPhone 15 Proが↓で

本機が↓です。

明るい場所はそこまで気になりませんが、やはり暗所の撮影クオリティは結構違います。

ベンチマークスコア

ベンチマークスコアを見ておきましょう。

Geekbench 6は、シングルコアが736、マルチコアが2064でした。

GPUスコアは1291。

参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。

  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
  • Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894

GPUスコアは下記の通り。

  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
  • Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373

UFS2.2ストレージなのでストレージ読み書きは高速です。↓

widevine L3とジャイロ無しを除けば非常に良い

以上、「Blackview Shark 8」を見てきました。

ディスプレイ表示品質、Helio G99のパフォーマンス、音質、UIの快適さなど、全体的な使い勝手はかなり良好で1万円台スマホとは思えないクオリティに仕上がっています。

widevine L3でジャイロ非搭載なので、有料サブスク動画の高画質再生やポケモンgoなどのARモードはプレイできませんが、それを除けばとても優秀な格安スマホだと思います。

というわけで、高コスパな格安スマホをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!

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