CubotのDimensity 7050搭載サブ画面付きタフネス2万円台スマホレビュー!【Cubot Kingkong X 5G】

今回は、多数の廉価スマートフォンをリリースしているCubotから新登場したタフネス(高耐久性)スマホ「Cubot Kingkong X 5G」の提供があったのでレビューします。

Dimensity 7050搭載で、ベンチマークスコアとしてはSnapdragon 7系同等のパフォーマンスがあります。

それでいて、本日までの発売セール価格が29,223とかなり高コスパです。セールはAliExpressのこちらのページ

また、本機の特徴の一つとして、背面に↓のようなサブディスプレイがついています。ここに、各種情報を表示することができます。

それでは、見ていきましょう!

外観とスペック

まず同梱物は、↓のように本体のほか、USBケーブル、USBチャージャー、SIMピン。チャージャーは海外プラグなので、手持ちの汎用USBチャージャーを使います。

ほか、マニュアルとスクリーン保護ガラスも付属します。

本体はしずく型ノッチで、画面も明るく表示品質高いです。

スペックですが、SoCのMediaTek Dimensity 7050は、ARM Cortex-A78@2.6GHz x2、A55@2.0GHz x6のオクタコアで6nm、Mali-G68 MC4 GPU、ディスプレイは6.583インチ(2408×1080)IPS、最大120Hzリフレッシュレート、16GB LPDDR5 RAM、256GB/512GB UFS3.1ストレージ、リア100MP+5MP+0.3MP、フロント32MPカメラ、10,200mAhバッテリー、Android 14という構成。

120Hzや100MPメインカメラが特徴的です。

タフネススマホということで、IP68/IP69K防水や、MIL-STD-810H規格に準拠しています。

また、デュアルnano SIM対応で、対応バンド帯は5G:n1/3/5/7/8/28/38/41/77/78、4G FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28a + b/66、TDD:34/38/39/40/41、3G CDMA:v1/2/4/5/6/8/19、2G GSM:850/900/1800/1900mhzとなっています。

充電は33w急速充電対応、生体認証は指紋、GPS対応。

センサ類も、加速度、光、近接、磁気、ジャイロと一通り搭載しています。

widevineはL3になっていますので、HuluやNetflixの高画質再生はできません。YouTubeは問題ありません。

背面には↓のようにタッチディスプレイを搭載しています。

表示デザインは選択できますが、デフォルトで時刻やバッテリー残量などが表示されています。左右や上下スワイプで、通知の確認やカメラ、音楽再生、カレンダーの確認などもできます。一般的なフリップ型スマホのサブディスプレイと同じような機能です。

底面にはキャップで守られたUSB Type-Cポート。

サイドには、指紋認証兼用の電源ボタンと音量ボタン。下部にはストラップ穴も。

上部は何も付いていません。

左側面には、SIM/microSDスロットと、カメラボタンがついています。

付属のピンでスロットを出すと↓の通り。nano SIM x2もしくはnano SIM + microSDの排他方式のスロットです。

重量は実測で388g。一般的なスマホの倍くらいの重さですが、同じく一般的なスマホの倍くらいとなる10,000mAh以上のバッテリーを積んだタフネススマホということで、このクラスとしては特にびっくりするような重さではありません。

筐体サイズ感

6.67インチのPOCO F6と比較すると↓の通り。ディスプレイサイズはほぼ同じながら、頑丈な装甲によりフットプリントも一回り大きくなります。

また、一番違うのが重さと厚さです。↓

実際の使い勝手

さて、本機を実際に使っていきます。

まず初期セットアップを終えたホーム画面が↓の通り。120Hzのスクリーンは明るく見やすいです。

プリインアプリは↓で、懐中電灯やコンパスなどタフネス機らしいアプリもありますが、一般的な中華タフネス機と比べるとプリインアプリは多くなくシンプル構成。

設定画面は↓の通り。一部メニューは英語です。

2万円台のスマホとしてはパフォーマンス高くディスプレイ表示品質も高いため、ブラウジングは滑らかで快適です。

動画視聴も同様です。

タフネス機ということで、ゲーム用に買う人は少ないかもしれませんが、ゲームを含め大半の用途では快適に使えます。

ベンチマークスコア

Geekbench 6のスコアを見ておきましょう。

シングルコアが967、マルチコアが2474です。

GPUスコアは2257。

参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。

  • UNISOC T606(Alldocube iPlay60 Lite):375/1324
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
  • Snapdragon 685(AvidPad S80):474/1499
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
  • Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):733/1977
  • UNISOC T820(Anbernic RG556):871/2470
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
  • Dimensity 7050(Cubot Kingkong X):967/2474
  • Snapdragon 7s Gen 2(POCO Pad):1034/3010
  • Dimensity 8020(Blackview BL9000):1111/3140
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
  • Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
  • Snapdragon 8s Gen 3(POCO F6):1840/4684
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894
  • Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):2280/7252

GPUスコアは下記の通り。

  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
  • Snapdragon 685(AvidPad S80):382
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay60 Lite):445
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
  • Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):1305
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
  • Snapdragon 7s Gen 2(POCO Pad):1789
  • UNISOC T820(Anbernic RG556):2218
  • Dimensity 7050(Cubot Kingkong X):2257
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
  • Dimensity 8020(Blackview BL9000):4328
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
  • Snapdragon 8s Gen 3(POCO F6):8756
  • Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
  • Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):14486
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373

UFS3.1なので、ストレージ読み書きは高速です。

2万円台セール価格はかなり安い

以上、「Cubot Kingkong X 5G」を見てきました。

背面ディスプレイや100MPカメラなどの飛び道具的な要素もありますが、そもそものパフォーマンスが高めで、2万円台というセール価格はかなりコスパが高いです。

薄くて軽いスマホが欲しいという方には向きませんが、タフネス機に興味があるという方は、試してみるのも良いかもしれません。

気になった方は、ぜひチェックしてみてください!

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