極薄スリムな爆速ゲーミングPC!Minisforumから新登場の「AtomMan G7 Ti」レビュー!【Core i9-14900HXとRTX 4070搭載】

今回は、多数のミニPCをリリースしているMinisforumから新たに登場した、第14世代Core i9-14900HXとNVIDIA GeForce RTX 4070 (GDDR6 8G)搭載のゲーミングPC「AtomMan G7 Ti」の提供があったのでレビューします。

AtomManはゲーミングやAIなど各領域に向けた同社の新たなサブブランド。

本機と同じくゲーミング用の↓の「AtomMan G7 Pt」や、

今回は、多数のミニPCをリリースしているMinisforumから新登場したゲーミングミニPC「AtomMan G7 Pt」の提供があったので...

天板にタッチパネル付きディスプレイがついた↓の「AtomMan X7 Ti」などハイパフォーマンスなモデルが続々登場しています。

今回は、本日発売になるMinisforumの新型ミニPC「AtomMan X7 Ti」の提供があったのでレビューします。 最新世代のC...

今回登場した「AtomMan G7 Ti」はゲーミング向けのスリムPCで、同社公式ストアのこちらのページで、i9-14900HX/RTX4070/32GB/1TB版が予約セールで63,000円OFFの236,980円ほか、i7-14650HXやベアボーン版も選択可能です。9月10日出荷予定。

後述するように、PCゲームを存分に楽しめる爆速性能です。

ゲーミングPCといえば巨大なタワー型のイメージがありますが、本機は一般的なゲーミングPCと全く遜色ない高い処理性能を持ちながら、ディスプレイ脇に置いてもほとんどデスクの領域を取らないほど、非常にスリムでスタイリッシュなボディです。

パフォーマンスに比して価格もリーズナブル。かつ現在の予約セール価格でさらにお買い得になっています。

RGBライティングエフェクトのカスタムやRAMやストレージの換装・増設にも対応。また、ゲームモードとオフィスモードをワンボタンで切り替えられる便利機能も搭載しています。

PS5と比べると↓の通りで、その薄さが分かります。まな板を立てたようなユニークなデザイン。いわゆるミニPCとは異なりますが、ディスプレイ脇のデスク領域をほとんど占領せずに設置できます。

それでは見ていきましょう!

外観とスペック

同梱物は、↓のようにPC本体のほか、スタンド、ネジ、ACアダプタ、メガネケーブル、HDMIケーブルです。

アダプタは280w出力でゴツいです。

本体はメタルパネルに覆われており、AtomManのロゴが刻印されています。

スタンドはそのまま上から差し込むだけでも使えますが、付属のネジで固定した方が安定します。

スペックを見ておきましょう。

CPUは24コア32スレッドで最大5.8GHz、TDP 55w、L3キャッシュ36MBのCore i9-14900HX、GPUにはTGP最大140wのNVIDIA GeForce RTX 4070 (GDDR6 8G)を搭載。レイトレーシングやDLSSもサポートしています。

RAMは最大96GBのDDR5-5600MHz(SO-DIMMスロットx2)、ストレージはPCIe4.0x4 M.2 2280 SSD x2スロット。各スロット2TBで合計最大4TB。また、RAID0/RAID1設定も可能です。OSはWindows 11 Proとなっています。

通信はWi-Fi7とBluetooth 5.4をサポート。

デュアルファンや銅管5本内蔵で強力な冷却機構を備えており、↓のようにパネルの片側は全面に空気穴が開いています。

なお、↓のように技適番号も貼られています。

前面には、カスタマイズ可能なライティングエフェクトもついています。

前面上部には電源ボタン、モード切り替えボタン。モード切り替えボタンは、180wのゲームモードと140wのオフィスモードを切り替えられます。その下がRGB LED。

下に行くと、USB3.2 Gen 2 Type-A、SDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック、USB3.2 Gen 1 Type-A。

背面には上下2カ所の空気穴。

ポート類は、DC-IN、USB4.0 Type-C、HDMI2.1、USB3.2 Gen 1 Type-A、RJ45イーサネットポート。

ディスプレイ出力は、USB4.0とHDMI2.1からの2画面出力(最大8k@60Hzもしくは4k@120Hz)が可能。

底面には空気穴とネジ穴です。このネジを3本外すと、内部基板にアクセスできます。また、2つの突起は、スタンドに差し込みます。

サイズ感と実際の使い勝手

特徴的な薄型デザインの本機のサイズ感を見ていきましょう。

まずiPad Pro 11と比較すると↓の通り。

さすがにiPad Proよりは分厚いですが、ゲーミングPCとしては驚異的な薄さです。この中にGPUやファンが入っているのが驚き。

PS5と並べたところ。

やはりその薄さが際立ちます。

本機は様々なタイトルのFPSが公開されています。

Cyberpunk 2077と、Minisforumさんにオススメされた黒神話:悟空をプレイしてみましたが非常に滑らかに快適プレイができます。一般的なタワー型ゲーミングPCと比べてファン音も静かです。

↓は31.5インチディスプレイで黒神話:悟空をプレイしている様子。

PS5以上に薄く、デスクの領域をほとんど使わず設置できます。ミニPC的なスッキリ感があります。

RAMとストレージの換装・増設

本機のRAMやストレージを換装・増設するには、まず底面の3本のネジをプラスドライバーで外します。

そして、空気穴がある方のパネルを外します。

ネジ以外の場所は↓のようなツメで固定されています。

取り外す時は、それなりに力が要ります。ツメが折れるんじゃないかと心配になりましたが、底面から縁に沿って少しずつバコッバコッと外していけば大丈夫です。

↓が内部基板です。巨大なデュアルファンが印象的。極薄ボディなだけあり、かなりみっちり詰まっています。

中央左に通信モジュール、真ん中あたりにRAM、右端にストレージが見えます。

RAMはSO-DIMMの2スロットで、ツメを少し外側にずらすと簡単に着脱可能です。

RAMはCrucial製の16GB DDR5-5600が2枚入っていました。

ストレージはM.2 2280です。少しずらして上下に重ねるように2スロットあり、2枚装着できます。

2ストレージ構成にする場合は、M.2にかぶせるパネルの上部が、上側のM.2を固定するネジにもなります。

ストレージはKingston製の1TB PCIe4.0でした。

ベンチマークスコア

ベンチマークスコアを見ておきましょう。

まずはFF14ベンチ。以下、いずれもFullHDでフルスクリーン設定です。

まず「標準品質(デスクトップPC)」では、「非常に快適」の28,686。

「最高品質」でも「非常に快適」の19,845です。

続いてFF15ベンチ。

「標準品質」では「非常に快適」の17,742。

「高品質」にしても、「非常に快適」の12,392でした。

ゲーミングPCということで、ベンチマークスコアで見てもとても快適なゲームプレイが可能であることが分かると思います。

CINEBENCH R23のスコアは、シングルコアが2,138pts、マルチコアが23,193ptsとこちらも爆速。

↓のようにシングルコア性能はトップ。

マルチコア性能も非常に高くなっています。↓

ストレージ読み書き速度は↓の通りでした。

ミニPC的なスリムさを兼ね備えた爆速ゲーミングPC

以上、Minisforumの新型ゲーミングPC「AtomMan G7 Ti」を見てきました。

ミニPCメーカーの製品なだけあって、いわゆるボックスタイプではないものの、非常にスリムな筐体でディスプレイ脇に置いてデスクの場所を取らずにハイパフォーマンスなゲームプレイを楽しめます。

前面のライティングエフェクトなどゲーミングPCらしい意匠もありつつ、オフィスモードとワンボタンで切り替えられたり、RAMやストレージの換装が簡単で手軽にデュアルストレージ構成にできるなど、使い勝手も良好です。

ゲーミングPCといえば巨大なタワー型のイメージが強いですが、それに負けない高いパフォーマンスとスリムでスタイリッシュなボディを備えた魅力的な製品でした。

というわけでゲーミングPCをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!

デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)

デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。

デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。

ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!

コメント

  1. no no より:

    こちらのPCの購入を検討していて、このサイトに辿り着きました。
    詳しいレビューありがとうございます! こちら、重さはどれくらいでしょうか?