Ryzen 7 7735HS搭載で5万円台のBeelink新型ミニPCレビュー!【Beelink EQR6】

今回は、多数のミニPCをリリースしているBeelinkから登場した、Ryzen 7 7735HSを搭載した「Beelink EQR6」の提供があったのでレビューします。

同社公式ストアのこちらのページで、通常64,169円のところ、現在58,323円で予約セール中。

Ryzen 5 6600HやRyzen 9 6900HX、またストレージの種類も選択できます。アダプターは日本仕様(JP)を選択しましょう。

今回レビュー品はRyzen 7 7735HS/24GB版です。

↓のようにコンパクトで落ち着いたデザインです。電源内蔵なので、ACアダプタ不要でメガネケーブル1本で駆動するスッキリ構成に。RAMやストレージの換装や増設にも対応します。

それでは、見ていきましょう!

外観とスペック

まず同梱物からですが、↓のようにミニPC本体、HDMIケーブル、メガネケーブル、マニュアル類となっています。

マニュアルは日本語対応。ただ、誤植で一部に中国語が残っていました。

樹脂製グレーの本体は落ち着いた色合いで、天板に↓のようにBeelinkロゴが刻印されています。

スペックは、8コア16スレッド16MBキャッシュ、3.2GHzのAMD Ryzen 7 7735HS(最大4.75GHz)、AMD Ryzen 680M GPU、最大64GB DDR5-4800MHz RAM、最大4TBのPCIe4.0x4 M.2 2280 SSDストレージ、Windows 11 Proとなっています。

ファン内蔵ですが、駆動音32dBと静音です。

PCIe4.0x4 M.2 2280スロットは2つ搭載しています。

Intel AX200モジュールの通信はWi-Fi6とBluetooth 5.2をサポート。

本体サイズは126x126x44.2mmとコンパクトです。

本体前面には↓のようにUSB3.2 Type-A、3.5mmイヤホンジャック、Clear CMOS、USB Type-C、電源ボタン、電源ライトとなっています。

背面には、↓のようにUSB3.2 Type-A x2、HDMI x2、USB2.0 Type-A、1Gbps有線LAN x2、AC-IN。

付属のメガネケーブルで、↓のように接続します。ACアダプタ不要で線1本なのがシンプルで良いです。

側面には何も付いていません。

底面には、4つのゴム脚。

重量は実測で537gと軽量です。

RAM・ストレージの換装・増設

内部基板にアクセスしましょう。

まず底面の4つのゴム脚を外します。

↓のように突起が無いため、これで良いのか?と取り外しは最初悩みました。

↓のような先端が尖った器具を使えば、簡単に取り外せました。

4本のゴム脚を外し、ネジを外したあとは、↓に見えるタグを引っ張れば簡単に底板が外れます。

底板を外したところが↓。左から、RAM、ストレージ、電源です。

RAMはミニPCおなじみSO-DIMMの2スロットで、左右のツメを外側に少しずらせば簡単に着脱可能です。

RAMはcrucial製のDDR5-5600です。

ストレージですが、まず↓のヒートシンクを取り外します。ネジは5本。

そして出てくる↓が、増設用のM.2 2280スロットです。ここにSSDを挿せば、デュアルストレージ構成にできます。

メインストレージにアクセスするには、↓のように増設用M.2の2本のネジを外します。

すると↓のように、メインストレージにアクセスできます。

ネジは3種類あります。備忘も兼ねて書いておきます。

まず↑の一番左、銀色のものは、↓の増設用M.2アダプタを止めるもので2本あります。

真ん中の浅いネジは1本で、↓のようにヒートシンクの外側を止めるもの。

その他はすべて、底面パネル固定用も含めて、一番右の黒く長いネジになります。

ベンチマークスコア

ベンチマークスコアを見ておきます。

まずCINEBENCH R23はシングルコア1,532pts、マルチコア11,030pts。

他CPUとの比較は↓の通り。シングルコアはトップクラス。

マルチコアは↓。

FF15ベンチは、軽量品質・FullHD・フルスクリーンで「普通」の3,606。画質などの設定を調整すれば十分にゲーム用にも使えます。

FF14ベンチは標準品質(ノートPC)・FullHD・フルスクリーンで「普通」の4,500です。

ストレージ読み書き速度は↓の通り。

幅広いニーズに対応できて高コスパなコンパクト機

以上、「Beelink EQR6」を見てきました。

オフィスソフトやブラウジングなどの一般的な用途から、CG製作や動画編集、ゲームなどの用途であっても、そこまでヘヴィーな内容でなければ十分に対応できるハイパフォーマンスな性能です。

それでいて現在の予約セール価格5万円台は、かなり高コスパです。

スッキリシンプルな筐体も好印象。

というわけで良い塩梅のミニPCをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!

デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)

デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。

デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。

ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!