今回は、アリエクで5,000円スマホを買いましたのでレビューします。
名前は「SERVO 16SE Mini」で、その名前からもなんとなく分かるように、デザインは完全にiPhoneのパクリです。
ただ、ディスプレイは3インチで、後述するようにRakuten miniと比べてもフットプリントはだいぶ小さくなっています。
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まず言っておきますが、5,000円スマホなので実用性は全くありません。
Android 8.1でGeekbenchは動かず、ストレージ読み書きも↓のように極遅。
かつ2Gと3G対応で、2025年3月にドコモも3Gが停波になるので、SIMによる通信も実質不可と思っておいた方が良いでしょう。
完全にオモチャですが、でもこのサイズでちゃんとAndroidが動きます。(8.1ですが)
Wi-Fiでネット接続し、Playストアからアプリをダウンロードし、Chromeでネットを見ることもできます。
そして後述するように、低すぎるカメラ性能で撮影した写真は、昭和のドラマをブラウン管で見ているような、ある意味エモい写りになります。
それがGoogle Photoでも同期できるという意味で、Wi-FiとAndroidが載ったトイカメラ的な使い方なら良いのではないかと思い始めました。
というわけで見ていきましょう!
外観とスペック
同梱物は↓の通り。画面フィルムとケースも付属するという親切さ。
本体は↓の通り。iPhone 3Gの時代を思い出すホーム画面です。
ベゼルが分かりやすいように白い画面を表示すると↓の通り。
サイズをRakuten Miniと比べると↓の通り。一回り小さいです。すごい!
ただ、厚さは倍近くあります。↓
一応スペックをおさえておきます。
SoCはMTK6580。これはARM Cortex-A7の4コアで、統合GPUはMali-400 MP2。言うまでもなく激遅です。
ほか、2GB/16GBメモリ、3インチ(854×480)ディスプレイ、900mAhバッテリー、リア5MPフロント2MPカメラとなっています。
センサ類は加速度・光・近接を搭載しています。そして、顔認証とデュアルnano SIM、microSDにも対応しています。
対応バンド帯は2G GSM 850/900/1800/1900、3G WCDMA 900/2100。
背面は↓の通り。3眼でiPhone Pro風デザインですが、もちろん1眼です。表面は光沢ある樹脂製で、指紋と反射が目立ちます。
サイドには音量ボタン。
逆側には電源ボタンとSIMスロット。
付属のピンで開くと、↓の通り排他式スロットが出てきます。
底部にはUSB Type-Cポートとマイク。
厚さは11.2mmあり、かなり分厚いです。
重量は63gと、とんでもなく軽いです。
実際の使い勝手
ホーム画面は↓のように、昔のiOSのようです。アイコンもそれを意識したものが多いです。
↓のように設定画面は一般的なもの。
Chromeでデイリーガジェットを表示したところ。激遅ですが、表示は普通にできます。YouTubeも利用できます。
ある意味エモい写真が撮れるカメラ
本題はここからです。
スマホとしては使い物になりませんが、カメラ機能はある意味印象的です。
以下に、それぞれ現代スマホで最上位クラスのカメラ性能を持ったiPhone 16 Pro Maxで撮影したシーンを、本機で撮ったものを掲載します。
まずiPhone 16 Pro Maxが↓のようになるところが、
本機で撮ると↓です。
↓の銀座の町並みは、
↓のように撮れます。昭和のドラマを見ているようじゃありませんか!
↓のシーンは、
↓の通り。GINZA SIXが写っているものの、一見すると1980年代に見えますね。
高度な通信機能付きトイカメラと考えよう
というわけで、スマホと考えて使うのは無理ですが、Google系の同期など高度な通信機能がついたトイカメラと考えると、結構良い商品だと思います。
少し前にSNSで、昔のスマホでアキバを撮影したらエモくなるみたいなツイートがバズっていましたが、極小サイズでそれができる端末です。
以上、5,000円で楽しむ紳士のオモチャでした。
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