Anbernicから新登場したUNISOC T820搭載2万円台Android携帯ゲーム機レビュー!【Anbernic RG406H】

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今回は、多数の携帯ゲーム機をリリースしているAnbernicから登場した、UNISOC T820を搭載した新型のAndroid携帯ゲーム機「Anbernic RG406H」の提供があったのでレビューします。

UNISOC T820なので、廉価Android端末によく搭載されるUNISOC T600系よりもワンランク高速。Snapdragonの600系後期くらいのパフォーマンスがあります。

現在Anbernic公式ストアのこちらのページで、定価27,199円のところ、11月22日(金)19時までは25,599円でセール中。

カラバリは↓の3色で、今回のレビュー品はホワイト。

Android搭載機でGoogle Playストアも入っていますので、エミュレーターだけでなくAndroidゲームのプレイにも使える一台。

もちろんタッチ操作に対応していますので、↓のように原神もプレイできます。

それでは、見ていきましょう!

外観とスペック

まずは同梱物から。↓のように本体のほか、スクリーンプロテクタとクリーナー、充電用USB Type-C to Aケーブル、マニュアルとなっています。

マニュアルは英語と中国語。

↓の純正ポーチも販売されています。

ジャストフィットでコンパクト、固めな樹脂ケース。

続いては本体を見ていきます。

↓のように任天堂配列のゲームパッドで、右下はSTART/SELECT、左下はRetroArch起動ボタンとホーム・戻るボタン。左右ジョイスティックはカスタム可能なRGBライティングエフェクト対応です。

スペックですが、SoCにはARM Cortex-A76@2.7GHz x1、A76@2.3GHz x3、A55@2.1GHz x4のオクタコアであるUNISOC T820、統合GPUにMali-G57、8GB LPDDR4x RAM、128GB UFS2.2ストレージ、4インチ(960×720)タッチ対応IPSディスプレイ、5,000mAhバッテリー、Android 13となっています。

最大2TBのmicroSDをサポート。SIMには対応していません。

バッテリー駆動時間は公称最大7時間、アクティブ冷却を内蔵。

センサ類は加速度とジャイロ。widevineはL3です。

背面は↓の通り。グリップ部は滑り止めのシボ加工。

上部は↓のようにL1/L2/R1/R2、電源、音量ボタン。中央部には充電中に点灯するLEDライトも。

底部には、↓のように左右スピーカー、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック、USB Type-Cポート。

重量は、実測で264gです。一般的なスマホよりは重いですが、ズシリ感はありません。

サイズは17.4×8.1×1.79cm。7インチの有機EL Switchと比べると↓の通りのサイズ感。

厚さは↓のように、本機の方が厚くなっています。

実際の使い勝手

初期設定を終えたホーム画面は↓の通り。

左右スワイプすると、全アプリが表示されます。

基本的なGoogle系アプリのほか、↓のようにエミュレーター系アプリが多数プリインされています。

設定アプリは、シンプルなAndroid 13のもの。

左下のRetroArchボタンを押すと、↓のようなエミュレーター起動に特化したメニューが表示されます。

Android機なので、Chromeでブラウジングなど、ゲーム以外の使い方も。ディスプレイの輝度や精細さなど表示品質も高いです。

ただ4インチなので、表示できる情報量は一般的なスマホよりはだいぶ少ないです。

ジョイスティックで高速スクロール、十字キーでゆっくりスクロール、Aで決定、Bで戻るなど、ゲームパッドを使ってAndroid操作ができます。

YouTubeを再生すると↓の通り。音質は素晴らしいわけではありませんが、廉価機としては標準的なレベル。

原神のプレイも快適です。標準画質は↓のように「最低」ですが、4インチなので画質の荒さも感じず、動作も軽快です。

ベンチマークスコア

Geekbench 6のスコアは、シングルコアが856、マルチコアが2,530。

GPUスコアは2,243。

参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。

  • UNISOC T606(Alldocube iPlay60 Lite):375/1324
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
  • Helio G85(Redmi Pad SE 8.7):385/1345
  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
  • Snapdragon 685(AvidPad S80):474/1499
  • UNISOC T620(Teclast T50Plus):500/1501
  • Allwinner A733(Teclast P50AI):633/1499
  • Helio G95(POCO M5s):683/1842
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
  • Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):733/1977
  • UNISOC T820(Anbernic RG556):871/2470
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
  • Snapdragon 6 Gen 1(Alldocube iPlay 60 mini Turbo):939/2902
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
  • Dimensity 7050(Cubot Kingkong X):967/2474
  • Snapdragon 7s Gen 2(POCO Pad):1034/3010
  • Dimensity 8020(Blackview BL9000):1111/3140
  • Dimensity 8300-Ultra(POCO X6 Pro):1191/3951
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
  • Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
  • Snapdragon 8s Gen 3(POCO F6):1874/4828
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894
  • Dimensity 9300+(Xiaomi 14T Pro):2096/6902
  • Snapdragon 8 Gen 3(Xperia 1 VI):2213/6686
  • Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):2280/7252

GPUスコアは↓の通りです。

  • Allwinner A733(Teclast P50AI):204
  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
  • Snapdragon 685(AvidPad S80):382
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay60 Lite):445
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
  • Helio G85(Redmi Pad SE 8.7):544
  • UNISOC T620(Teclast T50Plus):597
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
  • Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):1305
  • Snapdragon 6 Gen 1(Alldocube iPlay 60 mini Turbo):1307
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
  • Snapdragon 7s Gen 2(POCO Pad):1789
  • Helio G95(POCO M5s):2142
  • UNISOC T820(Anbernic RG556):2218
  • Dimensity 7050(Cubot Kingkong X):2257
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
  • Dimensity 8020(Blackview BL9000):4328
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
  • Dimensity 8300-Ultra(POCO X6 Pro):4707
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
  • Snapdragon 8s Gen 3(POCO F6):8821
  • Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
  • Dimensity 9300+(Xiaomi 14T Pro):12367
  • Snapdragon 8 Gen 3(Xperia 1 VI):14099
  • Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):14486
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373

UFS2.2ということで、ストレージ読み書き速度もeMMCより高速です。

基本はエミュプレイ用だがAndroidで色々便利

以上、「Anbernic RG406H」を見てきました。

スマホゲームをするだけなら普通のスマホで良いですが、本機はゲームパッド搭載でゲームプレイに特化しています。

基本はエミュレータープレイとしつつ、ChromeでブラウジングしたりYouTubeで攻略動画を見たりと、Android搭載機ならではの便利な使い方が広がります。

廉価Android端末としてはパフォーマンスも高くコスパも良好なので、Android携帯ゲーム機をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!

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