ASUSから、やや風変わりな構成のデスクトップ型ゲーミングPC「TUF Gaming T500」が登場しました。一見すると普通のゲーミングタワーですが、その内部構成は非常にユニークです。
このTUF Gaming T500、グラフィックボードにはデスクトップ向けの「NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(16GB GDDR7)」を搭載しながら、なんとCPUにはノートPC向けの「Intel Core i7-13620H」(最大4.9GHzのPコア×6+Eコア×4)を採用しています。
これは2023年発売のラップトップ用CPUで、性能としてはミドルレンジ帯のゲームプレイには今でも十分対応可能です。
ただし、CPUはマザーボードに直付けされているため、CPUやRAM(ノートPC用のSO-DIMM規格)を後からアップグレードするのは困難です。
冷却装置も専用仕様となっており、将来的なカスタマイズには制約がある点には注意が必要です。
一方で、GPUは通常のデスクトップ用を採用しており、最大64GBメモリ(SO-DIMM)、ストレージも512GBまたは1TB SSD、さらに追加でm.2スロットや2つのSATAポートも備えているため、ストレージ拡張性は十分です。
本体サイズは約35.5 × 29.7 × 15.5cm。前面にはUSB-C×1、USB-A(5Gbps)×2、3.5mmジャック、背面にはUSB-A 2.0×4とギガビットLANを備えています。
価格は1,299ドルから。エントリーモデルは「Core i5-13420H + RTX 5060 + 16GB RAM + 512GB SSD」という構成になっています。
日本市場での価格や発売日は未定とのことです。