Teclastから新登場したHelio G99搭載&大画面12.7型タブレット「ArtPad Pro」をレビュー!お絵描き特化?だけど色々快適に使えちゃう

今回は、多数の廉価タブレットをリリースしているTeclastから新登場した「Teclast ArtPad Pro」の提供があったのでレビューします。

本機は8月1日10時から発売される新製品で、アマゾンの同社公式ストアのこちらのページにて発売予定です。

8月1日〜4日(月)までの期間中は、発売記念セールとして最大10,000円オフでセールされます。

記念セールも2段階に分かれて実施される予定で、

8月1日は10時からでこちらのページこちらのページで32,400円にて格安セールされます。

※隠れクーポンがあり、お支払い画面に進むと最終価格になります。

8月2~4日は、以下のクーポンでそれぞれのストアページで適用・購入が可能です。

※こちらは記事執筆時点の情報になります。メーカー側が在庫状況や価格を予告なく変更する可能性があります。また、急なセール終了や在庫切れなども有り得ますのでご注意ください。

12.7インチの高精細ディスプレイ(2,176×1,600/213PPI)を搭載し、4:3の広い表示領域でWeb閲覧や読書、イラスト制作も快適。4,096段階の筆圧対応ペンが付属し、OSや操作ボタンも最適化されています。Helio G99搭載に加え、120HzリフレッシュレートやGPS・各種センサーも備え、大画面タブレットとしては価格面でも魅力的です。

それでは、見ていきましょう!

 Teclast ArtPad Proの基本情報

ArtPad Proの基本情報を見ていきます。

スペック情報

まずはArtPad Proのスペックを表にまとめました。

項目 内容
製品名 TECLAST ArtPad Pro
OS Android 15
SoC(プロセッサ) MediaTek Helio G99(8コア:2×Cortex-A76+6×Cortex-A55)
GPU Mali-G57 MC2
メモリ 8GB LPDDR4 + 12GB仮想RAM(合計20GB相当)
ストレージ 256GB UFS(最大1TBのTFカードで拡張可能)
ディスプレイ 12.7インチ IPS, フルラミネーション(4:3比), リフレッシュレート 60Hz
解像度 2176×1600(213PPI)
色域・精度 sRGB 99%、Delta E<2、500nit、178°視野角
スタイラスペン T-Pen(4096段階筆圧・傾き検出・紙面摩擦感再現)
カメラ リア:13MP(AIデュアル)/フロント:8MP
バッテリー 10,000mAh(30W急速充電対応)
生体認証 顔認証ロック解除
通信 4G LTE:B1/B3/B5/B7/B8/B20/B34/B38/B39/B40/B41
Wi-Fi / BT Wi-Fi AC対応、Bluetooth 5.2(低遅延20ms以下)
測位 GPS / GLONASS / BDS / Galileo / A-GPS(誤差3m以内)
オーディオ Symphonyサウンドシステム + Sound Theater 3.0 + Art Tune X
スピーカー 4基の9CCデュアルマグネットスピーカー搭載
セキュリティと認証 Widevine L1、PSE・CE・FCC・TELEC認証
センサー AIジャイロ、磁気センサー
筐体 CNC加工アルミボディ(厚さ7mm)
付属品・機能 Smartボタン、Gemini AI統合、デュアルMIC、画面録画、

日本語マニュアル付属

保証 12ヶ月保証(国内サポートあり)

※Amazonから引用している情報になります。

外観・デザイン

パッケージはこちら。

同梱物は↓のようにUSBケーブルとSIMピン、マニュアル類です。

起動すると、ディスプレイ表示品質の高さが印象的。高精細でなめらかです。

背面には、↓のようにしっかり技適番号が貼られています。

底面には↓のようにデュアルスピーカーとUSB Type-Cポート。

サイドには↓のようにSIMスロットや音量調整ボタン、そして下部側にはSmartボタンがあります。

Smartボタンでは、以下のモードで画面設定が切り替えられます。

  • Standard Mode:普段使いや動画視聴をメインとする設定
  • Ink Mode:読書をメインとした設定で画面が白黒に切り替わる
  • Pastel Mode:色味が若干薄くなり、クリエイティブ作成をメインとした設定

Ink Modeに関しては、Amazon Kindleのような画面に切り替わるので目が疲れず読み心地が格段に上がる印象でした。軽量&大画面なのでなお良いですね。

またSIZEスロットに関しては、付属のピンで開けると↓のようにnano SIM x2もしくはnano SIM + microSDの排他方式です。

逆側には特に何もないですね。

上部にもデュアルスピーカーがあるほか電源・音量ボタンもあります。

サイズ・重量感

Macbook Air M1 2020と比較してみましたが、12.7インチはやはりデカいです。

動画や映画視聴はかなり楽なのと、プロモーションでもメーカーが言っている通り、お絵描きや作業もできるようサイズ感です。

厚さは実測で7mmと、廉価タブレットとしては薄型です。

重量は671gです。

13インチタブが700g超えるものが多い中、この重さは軽量でしょう。

使える通信キャリア

Teclast ArtPad proで使える通信キャリアと対応バンドをチェックしておきましょう。

機種名 Teclast ArtPad pro
対応バンド 4G LTE:B1/B3/B5/B7/B8/B20/B34/B38/B39/B40/B41

Teclast ArtPad Proの対応バンドは、上記のとおりです。

▼以下は国内主要キャリアのバンドまとめ

バンド周波数帯 ドコモ au ソフトバンク/ワイモバイル 楽天モバイル
Band1
Band3
Band8
Band11
Band 18/26
Band19/26
Band21
Band28
Band41
Band42

ドコモは、Band 1 / Band 3 / Band 19 / Band 21 / Band 26。

auで使うなら、Band 1 / Band 18/ Band 26は抑えたいところです。

ソフトバンクとワイモバイルでは、Band 1 / Band 3 / Band 8の対応は必須。

楽天モバイルは、Band 3 / Band 18に対応しているモデルを選ぶのがおすすめです。

実際の使用感について

設定画面はこちら

ベンチマーク

ベンチマークスコアはGeekbench 6によると、シングルコア718、マルチコア1,941でした。

GPUスコアは1,303となっています。

参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。

先日レビューしたHelio G99タブとほぼ同等かそれ以上のスコアです。

SoC Device Single-Core Multi-Core
Snapdragon 8 Gen 3 ROG PHONE 8 2280 7252
Dimensity 9300+ Xiaomi 14T Pro 2096 6902
Snapdragon 8 Gen 3 Xperia 1 VI 2213 6686
Snapdragon 8 Gen 2 Xperia 1 V 2023 5235
Snapdragon 7+ Gen 3 iPlay 70 Ultra 1871 5018
Apple A15 Bionic iPad mini6 2067 4894
Snapdragon 8s Gen 3 POCO F6 1874 4828
Snapdragon 8+ Gen 1 Zenfone 9 1809 4559
Dimensity 8300-Ultra POCO X6 Pro 1191 3951
Snapdragon 870 Lenovo Legion Y700 1306 3507
Snapdragon 870 Xiaomi Pad 6 1304 3289
Dimensity 8020 Blackview BL9000 1111 3140
Google Tensor G2 Pixel 7 Pro 1341 3044
Snapdragon 7s Gen 2 POCO Pad 1034 3010
Apple A12 Biocnic iPad mini5 1343 2973
Snapdragon 6 Gen 1 Alldocube iPlay 60 mini Turbo 939 2902
Dimensity 7050 Cubot Kingkong X 967 2474
UNISOC T820 Anbernic RG556 871 2470
Dimensity 7050 Lenovo Tab P12 954 2353
Dimensity 7050 Headwolf FPad7 953 2291
Dimensity MT8791 Alldocube iPlay 70 mini Pro 891 2283
Helio G99 Blackview A200 Pro 732 2049
Helio G99-Ultra POCO M6 Pro 733 1977
Snapdragon 695 5G dtab Compact d-52C 882 1966
Helio G99 Teclast ArtPad Pro 719 1941
Helio G99 Alldocube iPlay50 mini Pro 708 1867
Helio G95 POCO M5s 683 1842
UNISOC T616 Headwolf FPad3 453 1545
UNISOC T620 Teclast T50Plus 500 1501
Snapdragon 685 AvidPad S80 474 1499
Allwinner A733 Teclast P50AI 633 1499
Snapdragon 680 Redmi Pad SE 419 1453
Helio G88 Teclast T60 Plus 433 1420
UNISOC T606 Alldocube iPlay50 mini 379 1372
Helio G85 Redmi Pad SE 8.7 385 1345
UNISOC T606 Alldocube iPlay60 Lite 375 1324

GPUスコアは↓の通りです。

SoC名 搭載機種名 スコア
Apple A15 Bionic iPad mini6 19373
Snapdragon 8 Gen 3 ROG PHONE 8 14486
Snapdragon 8 Gen 3 Xperia 1 VI 14099
Dimensity 9300+ Xiaomi 14T Pro 12367
Apple A12 Bionic iPad mini5 8863
Snapdragon 8s Gen 3 POCO F6 8821
Snapdragon 7+ Gen 3 iPlay70 mini Ultra 7816
Snapdragon 8 Gen 2 Xperia 1 V 7138
Snapdragon 8+ Gen 1 Zenfone 9 6136
Dimensity 8300-Ultra POCO X6 Pro 4707
Google Tensor G2 Pixel 7 Pro 4464
Dimensity 8020 Blackview BL9000 4328
Snapdragon 870 Lenovo Legion Y700 3365
Snapdragon 870 Xiaomi Pad 6 3274
Dimensity MT8791 Alldocube iPlay 70 mini Pro 2497
Dimensity 7050 Headwolf FPad7 2360
Dimensity 7050 Lenovo Tab P12 2335
Dimensity 7050 Cubot Kingkong X 2257
UNISOC T820 Anbernic RG556 2218
Helio G95 POCO M5s 2142
Snapdragon 7s Gen 2 POCO Pad 1789
Snapdragon 695 5G dtab Compact d-52C 1346
Snapdragon 6 Gen 1 Alldocube iPlay 60 mini Turbo 1307
Helio G99 Blackview A200 Pro 1305
Helio G99-Ultra POCO M6 Pro 1305
Helio G99 Teclast ArtPad Pro 1303
Helio G99 Alldocube iPlay50 mini Pro 1272
UNISOC T620 Teclast T50Plus 597
Helio G88 Teclast T60 Plus 579
Helio G85 Redmi Pad SE 8.7 544
UNISOC T616 Headwolf FPad3 506
UNISOC T606 Alldocube iPlay50 mini 448
UNISOC T606 Alldocube iPlay60 Lite 445
Snapdragon 685 AvidPad S80 382
Snapdragon 680 Redmi Pad SE 346
Allwinner A733 Teclast P50AI 204

バッテリー:10000mAhは流石に長持ち

今回の注目の一つでもあるバッテリー容量ですが、10000mAhは一般的に以下のように継続で使用できます。

利用シーン 想定連続使用時間(目安)
動画視聴(Wi-Fi、輝度50%) 約10~13時間
ウェブブラウジング 約11~14時間
電子書籍・PDF閲覧 約15時間以上(読書モード使用時)
ゲームプレイ(3D負荷) 約6~8時間
スタンバイ(スリープ) 数日間(最長1週間程度)

実際使って数日ですが、動画視聴・ゲーム数時間プレイなどいろいろやっていても一回も充電していません。

クリエイティブ作業や読書、映画視聴も余裕でしょうね。

ゲーム:原神は最低設定だとヌルヌル動く

お絵描き特化と聞いているものの、一応ゲームプレイで動作確認。

原神はデフォルト最低設定になりますが、若干表示は荒く感じるものの、動きはスムーズはそこまで気になりませんでした。

クアッドスピーカーともあり、音質もそこそこの迫力でした。格安タブレットとしては悪くないでしょう。

格安タブレットの音質に対する感じ方は個人差がありますが、本機に関しては特に気にならなかったです。(※個人の感想です。)

総括:お絵描き特化?だけど色々使えちゃう高コスパ

以上、「ArtPad Pro」を見てきました。

ディスプレイ表示品質、本体の薄さ・軽さ、通話SIM対応、ジャイロ搭載、全体的な使い勝手・完成度が高いです。

また、このジャンルはXPPENやHUIONといったペンタブメーカーがおり、競争が激しい市場ですが、格安タブレット市場で実績のあるTeclastもこのジャンルに本格参入してきたということですが、専業メーカーよりも色々できるのでコスパが良いように感じられました。

というわけで価格を抑えたお絵描きタブレットが欲しいという方や格安の大画面タブレットをお探しの方にとってはかなり優秀な選択肢になると思いますので、気になった方はぜひチェックしてみてください!

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本製品は、8月1日10時からこちらのページこちらのページで32,400円にて格安セールされます。

※隠れクーポンがあり、お支払い画面に進むと最終価格になります。

8月2〜4日は、それぞれのストアページで以下のクーポンを適用すると格安価格で購入が可能です。