「壊れない時計」を目指して作られた初代G-SHOCKが発売されたのが1983年4月です。
初号機は↓のDW-5000C-1Aで、ここから世界中に熱狂的なファンが大発生することになるG-SHOCKのブランドストーリーが始まりました。
それから35年の時を経て、この初代G-SHOCKをフルメタル化し、さらに時代に合わせて「スマートウォッチ」的機能を持たせたモデルが、今回レビューする「GMW-B5000」シリーズです。
↓のように、初代のスクエアデザインを踏襲しつつ、全面がメタルで非常にかっこいい仕上がりです。
カラバリがいくつかありますが、中でも初代のスクエアデザインとカラーに最も忠実な「GMW-B5000GD-1JF」(下記一番左)のものを購入しました。
ウォッチフェイスだけでなくバンドもステンレスになっています。
定価は税別68,000円で、実売価格は↓のように税込で5万円台後半です。
さっそく開封
化粧箱は、↓のようにレザー調のオーソドックスなデザインです。
開けると、出てきました本体です。白いクッションに巻かれています。
初代G-SHOCKのレトロなスクエアデザインが、メタルになるとこんなにモダンで高級感あふれる見た目になるなんて驚きです!かっこいいぞ!
バンドはゴムのモデルとメタルのモデルがあり、今回レビューするモデル「GMW-B5000GD-1JF」はバンドもフルメタルです。↓
G-SHOCKではありませんが、似たデザインコンセプトのいわゆる「チープカシオ」と並べてみます。
同じスクエアデザイン、やはりどこか通じるものがありますね。
レトロとモダンが同居するメタルG-SHOCKのかっこよさは異常です。
スーツにもカジュアルにも合う万能デザインです。
実はこれ、「スマートウォッチ」なんです!
さて、このGMW-B5000シリーズですが、素晴らしいのはデザインだけではありません。
スマートフォンとの連携が可能な、スマートウォッチ機能を持っているのです。
「スマートウォッチ」の定義は明確なものはありませんが、Bluetoothでスマホとペアリングし、専用アプリで連携できます。
では、本機が「スマートウォッチ」として何ができるのか、全ての機能を見ていきます。
G-SHOCKアプリをインストールして起動すると、↓のような画面が出てきます。
指示通り時計の左下のボタンを3秒間押せば、↓のようにすぐに連携がスタートします。
アプリ画面は、↓のように下部に機能ごとのタブがあり、左右にスワイプして切り替えていく形式です。
「WORLD TIME」では、世界時計とどこの時間を表示するかを決められます。
右の「TIME & PLACE」タブはユニークです。↓
↓の説明にあるように、時計の右下ボタンを押せば、その場所の位置情報と押した時刻がアプリに記録されます。
また、保存された時刻や位置情報はタイムラインで一覧表示されます。
メモやタイトルも編集できるため、位置情報・時刻と合わせたメモや日記、記録に使えるというわけです。
実際に使ってみましょう。
時計の右下ボタンを押すと、スマホ上で↓のようにポイントメモリーした旨通知が出てきます。
また、この時同時に、時計の時刻合わせもやってくれます。
↓のように、最新の記録場所、記録場所一覧が表示できます。
開くと、↓のように地図と日付、時刻、緯度と経度が自動で登録されており、あわせてメモを書き込むことができるのです。
さて、アプリのメニュー画面に戻ります。
一番右の「UTILITY」では、G-SHOCKのアラーム・タイマー・リマインダーを編集できます。
アラームは↓のようなオーソドックスな内容です。
タイマーについても同様です。
リマインダーは、設定しておくと指定日時や期間に、時計画面上「REM」表示が点灯して教えてくれるという機能です。
リマインド中に「これ、何のリマインドだっけ?」となったら、左上ボタンを押すと、登録したタイトルをスクロール表示してくれます。↓
リマインダーは、↓のようにタイトル・日時・リピート設定ができます。
上記以外にも、時計あわせやライトの点灯時間設定、サマータイムの設定など、時計の一通りの設定をアプリ上でできるようになっています。↓
G-SHOCK上で設定するのは慣れてないと一苦労ですから、助かりますね。
設定したら、↓の下部にあるように「設定を時計に送る」ボタンを押します。
あくまで時計が主役の「スマートウォッチ」!イイ!!
以上、見てきた機能からも分かるように、これらはあくまで時計が主役なんです!
一般的にスマートウォッチは、スマホが主役です。
スマホの通知を見たり、スマホに届いたメッセージを読んだり。
スマートウォッチにしかできないこととして、心拍を取ったりしますが、それも管理はスマホ上で行います。
G-SHOCKはそれとは真逆で、あくまで「時計のためにスマホがある」のです。
上記はすべて時計の機能で、その設定がスマホでできるよ、というコンセプトです。
時計メーカーのプライドを感じます。
また、アプリとの接続は常時ではなく、同期のタイミングだけです。
接続の際は毎回、左下ボタンを長押ししますし、アプリ上で設定を変えたら「時計に送る」ボタンを押さないと同期されません。
この狙いは明らかで、時計の電池を消費しないためでしょう。
これにより、一般的なスマートウォッチのように頻繁に充電する必要もありません。
どこかレトロな雰囲気も持ちながら、メタルでモダンなデザインのGMW-B5000GD-1JF。
非常にズッシリとしており、持ったときに高級感も感じ、とにかく所有欲が満たされる逸品です!
おすすめですよ。
おわり
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