タフネス(高耐久性)スマホは、スポーツやアウトドアをする人だけでなく、その頑丈そうでカッコイイ見た目から、ファンの多いカテゴリーの一つです。
今回、キャリアでは販売されていない人気のタフネススマホUlefone「Armor X5」をご提供いただいたので、本記事で実際に使ってレビューしていきたいと思います。
この見た目のかっこよさはもちろんのこと、各種タフネス性能や二眼カメラなどを搭載した本機は、下記サイトで販売されています。
海外サイトからも、日本へは送料無料で発送してくれます。
というわけで、早速見ていきたいと思います。
まずは開封
今回は、デイリーガジェット動画部MCであるケン氏の別宅があるタイで撮影していますので、現地の熱気?も感じていただければと思います!
まず外箱は、↓のようにイエローとブラックを基調としたシンプルなもの。
同梱物は下記の通りです。
スマホ本体のほか、充電器、USBケーブル、SIMピン、説明書類、保護ガラスもついてきます。
なお、本機のSIMスロットを開けるのにピンは必要ないのですが、おそらくiPhoneユーザーなどの乗り換えのために同梱してくれているのでしょう。
説明書は日本語もあります。
画面にはフィルムが貼られています。
本体概要
まずはスペックです。
- ブランド:Ulefone
- モデル名:Armor X5
- OS:Android 9.0
- CPU:Helio P23 MT6763
- RAM:3GB
- ストレージ:32GB
- 外部ストレージ:microSD(最大128GB)
- ディスプレイ:5.5インチ(1440×720)
- ネットワーク:LTE, GSM, W-CDMA
- バンド帯:
- GSM: B2/3/5/8
- WCDMA: B1/2/4/5/8
- FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28A/28B
- Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac
- カメラ:リア13MP+2MP フロント5MP
- バッテリー容量:5,000mAh
- 防水防塵性能:IP68/IP69K
- Bluetooth 5.0
- 顔認証
- SIM:Nano SIM、デュアルSIM、デュアルスタンバイ
OSにAndroid 9、3GB RAM、32GBストレージなのでエントリークラスですが、バッテリーが5,000mAhだったり防水防塵性能が高かったりと、タフネスに関係する部分は妥協していません。
SIMスロットは↓のようになっており、nano SIMが2枚か、もしくはnano SIMが1枚とmicroSDカードが1枚入るようになっています。よくあるやつですね。
外観を見ていきましょう。
冒頭でも出しましたが、背面はいかにもタフネススマホです。↓
手に取ると、ゴツゴツとした質感とともに、中身が詰まった存在感があります。
重量は235gです。
右側面には、↓のように電源ボタンと音量ボタンがあります。
左側面には、↓のようにSIM/SDカードスロットと、赤い「スマートボタン」があります。
「スマートボタン」は後述するように、好きな動作やアプリ起動を設定できます。
SIMスロットだけでなく、すべてのポート類は↓のように頑丈な蓋がついています。
これは3.5mmイヤホンジャックで、開けると↓のようになります。
底面には充電用のUSBポートがあるのですが、これも↓のように蓋で閉ざされています。
充電はmicro USBです。↓これはType-Cの方が嬉しかったですね。
本機はとにかく存在感があり、「何をしても壊れない」という気迫のようなものすら感じさせます。
サイズですが、OPPOの6.5インチスマホ「Reno A」とほぼ同じ大きさですね。↓
その名の通り分厚い鎧をまとっているので、厚みは倍はあるでしょうか。↓
はじめからスクリーンプロテクターが同梱されているのですが、実はもう一枚フィルムが貼られています。
そのため、↓の文字が書かれたフィルムを剥がし、さらにもう一枚剥がしてから、上記のガラスフィルムを貼ります。
初期設定は素直
電源を入れると、はじめから70%ほど充電された状態でした。
言語選択で日本語を選べば、あとはいつものAndroidの初期設定をするだけです。↓
入力レイアウトも、初期設定の段階で12キーとQWERTYの設定ができますので、12キーでID/パスワードを入力させられる不親切?なスマホよりはずっと良心的です。
ドコモ回線であれば下記のAPNがプリセットされているとのことです。
- IIJ Mio
- mineo (Docomo)
- OCN Mobile
- U-Mobile
- U-Mobile MAX
- nuro mobile
- spmode
いくつかタフネスならではなアプリが入っているほかは、ほとんどがグーグル純正アプリです。
初期画面は↓のように大変シンプルです。
もちろんGoogle Playストアも使えます。
タイで表示しているデイリーガジェットのトップ画面です。↓
解像度はHD+(1440×720)ですが、画面が5.5インチなので、画面の荒さは目立ちません。
むしろ明るく鮮明で、見やすい画面です。
動作は軽快
1万円なので、もちろんフラッグシップ機のように何をやってもチョッパヤということはありません。
Geekbenchスコアは、シングルコアが156、マルチコアが846と、低いです。
ただ、実際に色々と操作した感触では、ブラウジング、動画視聴、メッセンジャーなどのライト用途はもちろんのこと、ゲームであってもそれほどストレスを感じることはありませんでした。
たとえば人気のCall of Duty Mobileも、グラフィック品質は低ですが普通にヌルヌル動きます。↓
スナドラ700系搭載のReno Aと比較しても、起動時間はかかりますが、一度起動すれば動作にひっかかりが多いなどのストレスもほぼ感じません。
↓は上がReno A、下が本機です。
1万円でここまで普通に使えるのか…と、嬉しいような悲しいような気持ちでした。
タフネススマホならではな機能盛りだくさん
本機は頑丈さを売りにしたタフネススマホです。
そのため、普通のスマホには無いような、面白い機能が数多く搭載されています。
たとえば「屋外ツールボックス」というアプリを起動してみます。
コンパスやフラッシュはわかりやすいのですが、バブルレベルというのは、↓のようにスマホの面での傾きを検知してくれます。
キャンプなどで、地面がどれだけ傾斜しているかがわかります。
また、「高さ計」も面白い機能です。
↓にあるように、身長を入力し、高さを測りたいものの上端と下端にスマホを向けます。
エッフェル塔であれば、まず目と麓を結ぶ線に沿うようにスマホを置いてタップします。
次に、目と頂点を結ぶ線に沿うように置いてタップします。確度を測っているんですね。
すると、↓のように対象物までの距離やその高さを出してくれます。
カメラ機能もユニークです。
一般的なカメラのほかに、↓にある「水中カメラ」が利用できます。
水中カメラモードでは、画面操作でなく、音量や電源ボタンを使って操作します。
最後に、本体左側面にある↓の赤い「スマートキー」を見ていきましょう。
設定から「スマートキー」に行くと、↓のような画面が開きます。
スマートキーを、シングルクリック/ダブルクリック/長押しの3パターンで、それぞれの時にどういう動作を行うか設定できます。
動作は大きく2種類です。
1つめが、↓のショートカットです。
録音や懐中電灯、スクショなどを設定できます。
2つめは、任意のアプリを開く設定です。↓
よく使うアプリや操作を設定しておけば、物理ボタンで便利に使うことができます。
このコスパの高さは衝撃的
1万円で、ここまで普通に使えるスマホが買えるという事実に、まず驚きました。
よく言われるコモディティ化の進展というのは、想像以上のスピードのようです笑
とにかく、大量のアプリ、ゲームをインストールしてヘビーに使い込むというようなことでもない限りは、少なくともライトな用途であれば、ストレスを感じることはほぼないのではないかと思いました。
もちろん、薄くて軽いスマホが欲しい方には向きませんが、ゴツゴツした頑丈なスマホに惹かれる方は、ぜひチェックしてみて下さい。
サブ機としてもかなり魅力的です。
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