4000円の極小PC型Android端末を発見したのでレビュー【H96 Max】

今回はちょっと変わったAndroid端末をレビューします。

↓のようなタバコの箱くらいの大きさです。名前は「H96 MAX RK3318 Android TV Box」といって、その名の通りテレビに接続して使えます。テレビだけでなく、ディスプレイにつなげてデスクトップPCのようにも使えます。

テレビにつなげるAndroidといえば、GoogleのChromecastやAmazonのFire TV Stickなどが有名ですが、Chromecastは母艦が必要だったり、Fire TVはアマゾン独自システムだったりします。

ただこの商品、素のAndroid 10.0です。また、母艦が不要で、メモリやCPUが全部入っています。(バッテリーは入っていないので給電が必要です。そこはFire TVなどと同じ)

つまり一言でいえば、画面がついていないAndroidスマホ(もしくはタブレット)みたいなものなんですね。

なんだかいろんな使い方の妄想ができそうです。

後から見ていきますが、付属のリモコンでの操作のほか、↓のようにマウスやキーボードをつなげてPC的にも使えます。

「H96 MAX RK3318 Android TV Box」は、ガジェット系通販サイトBanggoodのこちらのリンクから4,425円で購入できます。

Android端末と考えたら安いですね。

2020.11.17追記:Banggoodクーポン発行いただきました。こちらのリンクから2GB/16GBが「BGJP179011」、4GB/64GBが「BGJP189711」で、いずれも1,000円ほど安くなるようです。11/30まで

また、アマゾンでも販売されていて、↓で税込6,599円となっています。

それでは、さっそく見ていきましょうー!

開封・スペック確認

とても小さい箱に入っています。ケーブルやらリモコンやら色々入っていますがそこは後述。

重量はわずか84g。スマホの半分くらいの重さしかありません。ディスプレイやバッテリーを除くと、こんなに軽くなるんですね。

スペックは下記の通りです。

  • チップセット:RK3318 Cortex-A53(クアッドコア)
  • GPU:Mali 450
  • RAM:4GB DDR3
  • ストレージ:64GB eMMC
  • OS:Android 9.0/10.0
  • 電源:5V/2A
  • 映像出力:最大4k(4,096×2,160)/60Hz
  • LAN:イーサネット10/100 RJ-45
  • Wi-Fi:2.4G/5G 802.11 a/b/g/n
  • Bluetooth:4.0

CPUには、おなじみCortex A53、RAMは4GB、ストレージは64GBです。

格安中華スマホ・タブレットと同じようなスペックですね。

ポート類ですが、イヤホンジャック、HDMI、有線LANポート、DC-INのほか、

microSDカードスロット、USB Type-A(2.0と3.0)が付いています。↓

底面には廃熱穴。

付属のAC充電器は、100-240Vで、出力は5V/2A。

HDMIケーブルも付属しています。テレビやディスプレイにつなげて使います。

マニュアルは英語なのですが、特にマニュアルを読む必要はありません。使い方はとてもシンプルで、モニターとつなげて電源を入れるだけです。

あとは、単4電池2本で動くリモコンがついています。後述するように、リモコン操作のほか、マウスやキーボードをつなげての操作も可能です。

実際に使ってみよう

ACケーブルを挿すと、↓のようにフロント部に時計が表示されます。時計以外のも、Wi-Fiステータスなどいくつかの情報がこの液晶パネルで見られるようになっています。

ホーム画面はChromecastやFireTVと同じく大きなアイコンの独自カスタマイズメニューです。

右上のボタンを押すと、↓のようにAndroidの「設定」に当たるメニューが表示されます。

試しにデバイス情報を表示してみると、↓のようにAndroidバージョンは10でした。

ブラウザやNetflix、Amazon Prime Video、YouTubeなどのアプリがプリインされています。↓

GMS対応のためGoogle Play Storeも入っており、これらのアプリ以外にも、好きなアプリをダウンロードしてインストールできますよ。

ゲームをしたり、お天気を見たりしたければ、アプリを入れていきましょう。

基本操作は↓のようにリモコンで行うことが想定されています。操作は特に迷うことはないでしょう。ChromecastやFire TVとだいたい同じです。

YouTubeを見るとこんな感じ↓。引っかかりもなく、普通に見られます。

Chromeでブラウジングも特に問題ありません。リモコン操作なので、タッチ操作よりはワンテンポ遅れるのがストレスです。

↓のように丸いカーソルが表示されます。選択やスクロールなどは、このカーソルを動かして行います。

以上のように、モニタやテレビにつないでAndroidが使えますよ、ということなのですが、さらに面白く使うこともできます。

USBが付いていますしBluetoothにも対応しているので、↓のようにマウスやキーボードをつないで使うこともできるんです。リモコンよりも反応が機敏で便利です。

こうなると、単なるコンテンツ視聴デバイスだけにとどまらなくなります。

ミニデスクトップ型Chromebook的な使い方も視野に入ってきます。

たとえば↓のように、簡単なコーディングやドキュメント作成、メールなどに使ったりもできます。

まあ、実際にAndroidで据え置きで、となるとコンテンツ視聴やウェブ閲覧がメインになるかなとは思いますが、こんなPC的な使い方もできて4,000円のAndroid端末ということで、人によっては便利に使えるかもしれません。

「H96 MAX RK3318 Android TV Box」は、ガジェット系通販サイトBanggoodのこちらのリンクから4,425円で購入できます。

2020.11.17追記:Banggoodクーポン発行いただきました。こちらのリンクから2GB/16GBが「BGJP179011」、4GB/64GBが「BGJP189711」で、いずれも1,000円ほど安くなるようです。11/30まで

アマゾンでも販売されていて、↓で税込6,599円となっています。

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