2万円台前半で筆圧検知ペンとキーボード付き新型10型タブレット登場レビュー!【VASTKING KingPad K10 Pro】

今回は、VASTKINGというメーカーから新登場した2-in-1 Androidタブレット「VASTKING KingPad K10 Pro」をレビューしていきます。

↓のようにタッチパッド付きキーボードカバーと筆圧検知対応ペンが付属した10.1インチAndroidタブレットです。

VASTKINGは聞き慣れないブランドだと思いますが、ODMとして10年にわたりノートパソコンやタブレットを製造してきたメーカーのようです。ODM元はMicrosoftやレノボ、acerなど。

本機についても、完成度・コスパいずれも並以上。Cortex-A75とA55のオクタコアCPUでの処理速度も含めて、格安帯としてはお買い得度高めの一台となっています。

アマゾンの↓のページで税込29,580円で販売されていますが、現在6,000円OFFクーポンを適用できますので23,580円で購入できます。

ほか、こちらのメーカー直販サイトでも購入できます。

それでは、さっそく見ていきましょう。

外観とスペック

横長の箱には、タブレット、キーボード付きカバー、ペン、USB充電器、USBケーブル、スロット用ピン、マニュアル類が同梱されています。

マニュアルは厚めで、日本語で詳しく使い方が書かれています。

スペックは下記の通り。

  • CPU:UNISOC T610(オクタコアCortex-A75 x2/A55 x6)
  • GPU:Mali G52
  • OS:Android 10.0
  • ディスプレイ:10.1インチ(1920×1200)
  • RAM:4GB
  • ストレージ:64GB
  • 拡張ストレージ:microSD(最大512GB)
  • バッテリー容量:6,000mAh
  • カメラ:リア13MP、フロント8MP
  • Bluetooth:5.0
  • Wi-Fi:2.4GHz/5.0GHz

CPUは↓でレビューしたBMAX MaxPad I10と同じで、もちろんベンチマークスコアも似ています。Teclast P20HDの倍くらいの処理速度です。

今回は、新型の格安タブレット「BMAX MaxPad I10」をレビューしていきます。 最大の強みは価格です。処理性能見合いで...

外観はいたって普通です。TeclastやAlldocubeなどの2万円前後のタブレットと大きな違いはありません。

タブレット重量は、マニュアルには550gとありますが、実測は536gと実際の方が軽いです。中華タブレットは実際よりも軽く仕様表に書くことが一般的ですので、ある意味良心的(笑

とはいえ重量は重くもなく軽くもなく。至極一般的な10インチタブレットです。

背面はメタル。Teclast P20HDやM40に似ています。

背面には、VASTKINGロゴのほか、RoHSや技適、PSEマークがついています。

上部に、microSDカードスロットとイヤホンジャックがあります。

付属のピンで開くとこんな感じ。SIM対応していそうですが、microSDだけです。

左側面には、電源、音量ボタン、マイク、充電用USB Type-Cです。

付属カバー

こんなカバーが同梱されています。キーボード、タッチパッド、ペン収納がついています。

スタンドは、カバーの背面上半分を下に向けて折りたたむタイプ。厚みは出ますが、その分しっかりしています。

一体感は良好。ガッシリした印象。

カバーを入れると重量は1kg超えます。カバーがしっかりしている分、ちょっと重いですね。

ディスプレイ・センサ・セキュリティレベル

センサは加速度センサのみ。ジャイロや近接センサ等搭載されていないと出てきます。ただ、キーボードカバーは開閉検知(カバーを開くと画面ON、閉じると画面OFF)に対応しています。どうやってるんだろう?分かる方いたら教えて下さい。

ディスプレイのリフレッシュレートは48Hzで、widevineはL3です。

Netflixやアマプラの最高画質再生には対応しません。YouTubeは問題なく1080p再生可能。

ディスプレイは10点マルチタッチ対応です。

キーボード・タッチパッド

キーボードは素直なUS配列です。キーピッチは17mmで、打建感も悪くありません。

タッチパッドについても、Androidでありがちな加速つきすぎ問題もなく、ノートパソコンとまでは言いませんが比較的操作しやすくなっています。

日本語と英語入力の切り替えについては、Google日本語入力をインストールして、Alt+~です。

ペン

付属のペンはこんな感じ。ペアリング不要で使い始められます。

駆動は電池。電池は付属します。

筆圧検知に対応しているため、↓のように加える力の強さによって線の太さを変えられます。

遅延はそれなりにありますので、Apple Pencilレベルのなめらかさは期待できません。本格的なお絵かきというよりは、タッチ操作や簡単なメモ書きに使うイメージ。

実際の使用感

後述のベンチマークスコアも悪くないため、普通に使えます。特にストレスに感じるような問題はありません。

輝度は最大でもまぶしいほど明るくはありませんが、表示はクリアです。

動画視聴ももちろん問題なし。

ゲームも、たとえばオンラインFPSの荒野行動も問題なくプレイ可能。

画質は標準になります。高画質ではちょっとカクツキがあります。

バッテリー

バッテリーも競合機に比べて持ちが悪いことはありません。連続使用で約5時間、通常利用で約18時間なので、1日問題なく使えます。

ただ、画面OFFにしている間のバッテリー消費が少し多い印象。1時間あたり4.2%となっていますので、放置したら24時間でバッテリーが自然消費します。

ベンチマークスコア

ベンチマークを見ていきます。

まずGeekbench 5は、シングルが364、マルチが1,258です。

つづいて3DMarkは下記の通り。

ストレージは、シーケンシャルライトが111.8MB/s、リードが119.25MB/sです。

種類はeMMCですね。

GFXBenchは297.2となっています。

カメラ・サウンド

背面13MPのカメラは、優れているというほどではありませんが、記録用などで使う程度でしたら十分。この価格帯のタブレットは8MPのものが多いので、画素数は高めです。

サウンドは価格なりという印象。良い音ではありませんが、動画を見たりゲームをするくらいなら聞くに堪えないレベルというわけでもありません。

総評:平均を上回るコスパの2-in-1

2万円台半ばと考えると、筆圧検知ペンとタッチパッド付きキーボードがついて、さらに↓でレビューしたVankyo P31よりも処理速度は倍くらい速いのでコスパは高いでしょう。

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↓でAndroid 2-in-1を比較しましたが、ここに入っても中よりは上にくるコスパです。

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「VASTKING KingPad K10 Pro」は、アマゾンの↓のページで税込29,580円で販売されていますが、現在6,000円OFFクーポンを適用できますので26,580円で購入できます。

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