小さくて速くてストレージも増やせるミニPC「MINISFORUM U820」レビュー!

今回は、多数のミニPCをリリースしているMINISFORUMの「MINISFORUM U820」をレビューしていきます。

↓のように片手で楽に持てる小型軽量サイズなデスクトップPCながら、第8世代Core i5と3ストレージ構成に対応した拡張性を併せ持ち、そこまで重くないものであればゲームも快適プレイできる性能があります。

公式サイトのこちらのページで購入できます。

ストレージが倍の構成も選択可能。

というわけでさっそく見ていきましょう。

スペックと外観

同梱物は、↓のようにミニPC本体、ACアダプタ、DPケーブル、HDMIケーブル、VESAマウントアタッチメント、マニュアルとなっています。

スペックは下記の通り。

  • CPU:Core i5-8259U 2.31GHz(4コア8スレッド)
  • GPU:Iris Plus Graphics 655
  • RAM:16GB DDR4(SODIMM x2)
  • ストレージ:256GB PCIe MVNe SSD(M.2 2280)
  • 拡張ストレージ:2.5インチSATA HDD x2(SATA3.0, 6.0Gbps, 7mm以内)
  • OS:Windows10 Pro 64bit
  • 通信:M.2 2230 Wi-Fi(デュアルバンドWi-Fi/Bluetooth 5.1)
  • 映像出力:HDMI(4k/30Hz)、DP(4k/60Hz)、USB-C(4k/60Hz)
  • サイズ:12.7 x 12.7 x 5.3 cm

CPUは4コア8スレッドの第8世代Core i5-8259U。省電力CPUです。

ほか、16GB RAM、256GB SSD。ストレージはPCIe MVNeのM.2 SSDです。

このほか、2.5″のSATA HDDを2基搭載できます。この小ささながら、合計3ストレージ構成にできるんですね。

映像出力も、DP、HDMI、USB-Cとありますので困ることはないでしょう。

前面には、↓のようにUSB Type-C、USB Type-A、イヤホンジャック、電源ボタン、リセットボタン、マイクが並びます。USB-Cは10Gbpsデータ転送と4k/60Hzまでの映像出力に対応しています。Type-Aの方はどちらも3.1 Gen 2です。

背面には、USB3.1 Gen2 Type-Aが2つ、DP、HDMI、有線LANポート、給電用USB-Cです。入力は19VのDCです。

底面にはVESA用のネジ穴。ディスプレイ背面に装着して、一体型PCのように使うことができます。

重量は実測で約539g。10インチタブレット1枚分くらいの重量です。かなり軽いです。

メモリ換装・増設

MINISFORUMのミニPCの良い点は、小さいながらメモリの換装や増設が簡単なことです。

本機も、天板の手前2点を↓のように押せば、簡単にパカッと開きます。ネジ開けは不要。

開けると、↓のようになっています。

一番上のベイが2.5″ HDD用のもの。ネジ1本を外せば↓のようにSATAケーブルが2本つながっているのが見えます。最大7mmまでのHDDを2つまで装着できます。

その下には、↓のようにSODIMMスロットが2つ。左右のネジを外側に開くとパカッと上にせり出してきます。

逆側には、↓のように2280 M.2のメインストレージが。こちらもネジ1本外せば簡単に換装できますので、大容量のものに変えられます。

というわけで、換装や増設はドライバー一本あれば簡単に迷わずできます。シンプル構成がうれしいポイントです。

ベンチマークスコア

最後に、ベンチマークスコアを見ておきましょう。

まずFF14ベンチは、「標準品質(ノートPC)」の1920×1080解像度で、7,130ptsでした。「非常に快適」です。7,000超えていますので、プレイは十分可能です。

CINEBENCH R23は、マルチコアが2,714pts、シングルコアが794となっています。

シングルコア性能は、i7-4850HQよりも高くなっています。

CrystalDiskMarkは下記の通り。PCIe NVMeですので速いですが、換装してもっと高速なメモリに変えることもできます。

ベンチマークは総じてミニPCにしては十分以上の高さでしょう。

通常用途であれば何をやるにも快適な一台

動画編集や重い3Dゲームなどを除けば、おおよそ何をやるにも大きな不満なく使える一台です。

とくにオフィスソフトなどのビジネス用途であれば必要十分でしょう。

ゲームも、そこまで重くないタイトルであればプレイ可能です。具体的なタイトルは、上述のベンチマークを参考にしてみてください。

6万円台で第8世代Core i5搭載、小型軽量でディスプレイ下の隙間に入る筐体でこの処理性能であれば、ミニPCが欲しいユーザーの期待には応えてくれるでしょう。

というわけでミニPCが気になっている方は、割引クーポンが入っている「MINISFORUM U820」チェックしてみてはいかがでしょう。

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