Steam DeckはmicroSD起動やOSマルチブートに対応!【唯一の欠点は買えないこと】

予約開始後、秒で売り切れて次に入手できるのは2022年になるという、Steamを運営するValveが投入する新型ポータブルゲーム機であるSteam Deck。

Steamゲームをプレイできる性能ながら、約4万円~という衝撃プライスで話題をさらいました。

このSteam Deckですが、Valve公式がFAQを更新し、いくつかの追加情報が公開されています。

まずはmicroSDカードからの起動にも対応できるとのこと。ストレージが限られるポータブル機としては嬉しい特徴。また、本機はArchベースのSteamOS 3.0で駆動しますが、WindowsやUbuntuなど他のOSとのマルチブートにも対応していることが明らかにされました。BIOSにアクセスできるようです。

また、Proton経由で、Windows用ゲームなどSteam以外のゲームもプレイできることや、PCに接続して本機をゲームコントローラーになることも空かされています。

eGPUには対応せず、最上位モデルの512GB版はアンチグレア液晶とのこと。

ほか詳細はこちらに。

Steam Deckのおさらい:決定打的な一台

まずはSteam Deckのおさらいです。

まず先行して発売されるのはアメリカ、カナダ、EU、イギリス。それ以外の地域は、2022年の出荷になる予定です。

現在、対象地域では、Valveのサイト上で予約を受け付けており、出荷は2021年12月予定。ただしディマンドの強さから、多くのユーザーは2021年中には入手できないだろうと予想されています。

Arc LinuxベースのSteam OS 3.0が稼働し、スペックは下記の通り。

  • CPU:AMD APU Zen 2(4コア8スレッド、最大448 GFlops FP32)
  • GPU:8 RDNA 2 CU(最大1.6 TFlops FP32)
  • RAM:16GB LPDDR5
  • ストレージ:
    • 64GB eMMC(PCI eGen 2 1枚)
    • 256GB NVMe SSD(PCIe Gen 3 4枚)
    • 512GB 高速NVMe SSD(PCIe Gen 3 4枚)
  • 拡張ストレージ:microSD
  • OS:SteamOS 3.0(Archベース)
  • デスクトップ:KDE Plasma
  • ジャイロセンサ:6軸IMU
  • ディスプレイ:7インチ(1280×800)
  • 外部出力:8k@60Hzまたは4k@120Hz(DP 1.4 Altモード搭載USB-C/USB3.2 Gen 2)
  • 輝度:400ニト
  • リフレッシュレート:60Hz
  • Bluetooth:5.0
  • Wi-Fi:2.4GHz/5.0GHz 2×2 MIMO
  • バッテリー:40Whr
  • バッテリー駆動時間:2~8時間のゲームプレイ
  • サイズ:298x117x49mm
  • 重量:約669g

カスタムAMD APUとなるZen 2の性能は高く、最新の3Dゲームを中~高画質でスムーズに動かす性能があります。実際、海外の先行ハンズオンでは、かなり重いタイトルまで相当スムーズに動いています。

Steamはシームレスに一体化されており、↓のように各タイトルの検索・購入・インストール・プレイまでが快適にできます。

Steam OSはProtonベースで、ProtonはWindowsとLinuxの両方のゲームを含めたソフトウェアを動作させられるだけでなく、本機にはWindowsをインストールすることも可能であることが明らかになっています。

極めつけは価格です。

3種類あり、一番低いスペックの64GBモデルが399ドル(約4万4000円)、256GBモデルが529ドル(約5万8000円)、最上位モデルの512GB版が649ドル(約7万1000円)です。

また、全モデルでmicroSDによるストレージ拡張に対応。

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