Arch LinuxをベースにしたAsahi Linuxは、M1チップのMacで稼働するLinuxとして開発が進められていますが、パブリックアルファ版が公開されました。
動作は完全ではないものの、Wi-Fiや有線LAN、USB、ストレージ、キーボード、タッチパッドなどの基本機能は動くようになりました。
そもそもIntelチップが搭載されていた時代は、Bootcampを利用してWindowsを動かしたり、いくつかのLinuxディストリビューションも動作していました。
ただ、Appleシリコンになって以降、パフォーマンスの向上については素晴らしい成果をあげたものの、そういった他OSとの互換はほぼ失われました。いまは、Parallelsなどの仮想マシンで実行する他ありません。(大半の用途はそれで十分かもしれませんが)
この状況下で、Asahi Linuxプロジェクトは、AppleシリコンすなわちM1系チップでネイティブ動作するLinuxの開発を進めています。
パブリックアルファの現時点では、バグレポートの提出などに協力してくれるユーザー向けなので、一般ユーザーが自分の普段使い用に導入する段階ではありません。
スピーカー、輝度設定、Bluetoothやカメラ、スリープ、ThunderboltやHDMI、GPUアクセラレーションなどの重要な機能がいくつも動作しません。(とはいえ、M1チップが強力なため、ソフトウェアレンダリングは現実的な速度で動くようです)
また、起動時にはMacOSとAsahi Linuxを選択できるデュアルブートでセットアップされるようになっています。
対応チップはM1、M1 Pro、M1 Maxで、53GB以上の空き容量とインターネット接続、MacOS 12.3以降の環境があれば、Asahi Linuxを試すことができます。(Mac Studioは未対応)
The first Asahi Linux Alpha Relase is here! – Asahi Linux
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