BASICが実行できる厚さ2mmのカードサイズPC爆誕！画面とキー付き【ELLO LC1】

世界最大のハードウェアハック系コラボサイトのHackaday.ioで、クレジットカードサイズのコンピューターが登場しました。

Kn/vD氏の「ELLO LC1」は、↓のようにまさにカードサイズの筐体ながら、ディスプレイとキーボードを搭載しています。

氏は「クレジットカードサイズのコンピューター」と謳っていても実際は数cmの厚みがある（おそらくラズパイなどの）ワンボードマイコンに憤りを感じていたようで、真にクレジットカードサイズのコンピューターを開発しようとしてこのプロジェクトを開始したとのこと。

↓のように、厚みはわずか2mm。まさにクレジットカードサイズのコンピューターの名に偽りなしです。

また、レトロマイコンを装っていても実際は32ビットプロセッサで8ビット機をエミュレートしているだけのものとはことなり、本機は本当にネイティブな8ビットシステムです。

構成部品は9点、それにPCBとバッテリーだけというシンプルさ。設計図を見て誰でも組み上げることができます。

さらに素晴らしいことに、同氏は本機のために「Bitling BASIC」というBASICインタープリタを開発。わずか2KBで動作するとのこと。

ELLO LC1はPIC18を使用し、13KのRAMと128Kのフラッシュを搭載。うち64Kはユーザーファイルの保存場所として確保されています。

ディスプレイはDisplay VisionsのEADOGM204N。20×4文字の英数字を表示できます。

キーボードは48個のタッチパネルをPCBに搭載し、バッテリーは3.6VのLIR2016または2025。最大38時間のアクティブ利用、3年以上のスタンバイが可能とのこと。

プロジェクトページはこちら。回路図もあります。

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