秋葉原で買ったパーツで理想のUMPCを作ってみた ①試作壱号機

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 84

久々のシリーズ企画です。

「アキバで買えるパーツだけで理想のUMPC(超小型ノートパソコン)を作ろう!」という企画です。

昨今たくさん新機種が発売されている人気のUMPCですが、たくさんあってもどれもよく似ており、自分にとってのベストなものを探そうと思うと、どうしても気になる点が出てきてしまいます。

たとえば

  • キーボードの配列が打ちにくい
  • ポインティングデバイスが使いにくい
  • バッテリー駆動時間が不満

などなど。

それであれば作ってしまおう! ということで、今回は「デイリーガジェット試作壱号機」を製作しましたので、そのレポートになります。

そもそも”UMPC”とは? おさらい

これまでデイリーガジェットでは、UMPC(超小型ノートパソコン)と呼ばれるジャンルの記事を積極的に配信してきました。
(UMPCの記事一覧はこちら)

UMPCというのは、6~8インチサイズの超小型のノートパソコンです。

ノートパソコンは一般に、11インチ、13インチ、15インチが中心になり、さらにSurface Goのように一番小さいサイズでも10インチ台が一般的です。

ただ、UMPCはそれよりも小さく、まさに「ポケットに入るノートパソコン」です。

もともとはソニーや東芝などの日本メーカーが得意としていましたが、当時は低速なAtomプロセッサであまり使い物になりませんでした。

ただ2010年代後半から、Celeron N4100やCore m3-8100Yなど、超低消費電力である程度高いパフォーマンスを持つCPUが登場したことで、中国・深圳のメーカーにより多数のモデルが登場しています。

2018年頃から、UMPCと呼ばれる7〜8インチ台の超小型ノートパソコンが続々と市場に登場しています。 デイリーガジェットは、...

現在主流のメーカーは、GPD社、One-Netbook社、Chuwi社の3社で、いずれも深圳のメーカーです。

それぞれ最新のモデルは、下記の通り8インチのクラムシェルタイプのGPD P2 Max、OneMix3S、MiniBookになります。

Chuwi MiniBookについては、現在クラウドファンディングサイトMakuakeで出資を集めており、下記にデイリーガジェットのレビューも掲載しています。

これまで何度もお伝えしてきた、8インチUMPC(超小型PC)のChuwi MiniBook。 クラウドファンデ...
下記でレビューした、深圳にある大手PC・タブレットメーカーChuwiの8インチUMPC(超小型ノートパソコン)のMiniBook。 ...

「デイリーガジェットUMPC試作壱号機」の位置づけ

UMPCをイチから作ろうと思えば、機構設計や回路設計、廃熱計算など、かなり手間と時間がかかってしまいます。

徐々にそこに近づけていくためにノウハウをためていくべく、しばらくは試作機の製作を続けます。

初回の壱号機のコンセプトですが、まずはかなり簡単に

  • アキバで買えるパーツを組み合わせてUMPCとして使えるカタチを作る

に設定します。

演算部分については、スマホをそのまま使うことで、キーボードとタッチパッドがついたクラムシェル型の端末を作っていこうと思います。

秋葉原でパーツを購入

パーツといっても、今回のコンセプトでは、電子パーツではなく普通にそれ単体として完結する製品として売られているガジェットを集めます。

入力装置

まず購入したのが、↓のBluetoothキーボード(税込2,980円)です。

こちらは、東映無線で買いました。

選択理由は、「薄くて厚さが一定している」「Bluetooth接続」です。

このタイプのキーボードには、USBドングルで接続するタイプが多いのですが、今回の趣旨からBluetoothタイプのものを探しました。

ドングルではじめからUSBポートが一つ塞がるという事態は避けたいですからね。

たとえば、形状だけでいえば↓の上海問屋のキーボードはかなり良かったのですが、これもドングル接続タイプなので不採用です。

ホルダー部

スマホを使う以上、分解か、そのまま接着か、ホルダー部を作るかの3択です。

今回は、ホルダー部を作ることにしました。

また、ケースの種類の豊富さと本体重量など諸々勘案し、iPhone7/8を採用し、↓の2種類のケースを購入しました。

どちらも、スマホケースが豊富なリギルド↓で購入しました。

アキバ・ジャンク通りにある「あきばお〜伍號店」脇の路地を入ると、「え? こんなところに?」と思う場所に、今回ご紹介する「リギルド」があります...

数多あるケースの中からこの2種類を選択した理由ですが、まず共通の理由としては「背面カバータイプである」という点です。

手帳型も多いのですが、フリップ(蓋)が邪魔なので背面カバーを選択します。

また、その上でこの2種類にした理由ですが、まずは左側のオウルテック社製のものは、↓のように背面にカードポケットがついています。

これにより、接着強度が高まると考えたためです。

もう一つのspigenのものを選択した理由は、↓のように背面にキックスタンドがついていることです。

本体部にスマートフォンを使う以上、そちらの方が重くなってしまいます。

そのため、クラムシェルで立てるには、Surfaceのようなキックスタンドが必要になる可能性が高いと考え、こちらを選択しました。

それぞれ、ポケットのついたオウルテックが780円、キックスタンド付きのspigenが1,480円でした。

ヒンジ:これが問題だ!

さて、今回はぴったりのパーツが見つかるかということと、ヒンジ部をどうするか、というのが2大問題であることは当初から予想していました。

さらに秋葉原を数時間探し回っても、ヒンジがたくさん売られているお店はありませんでした。
(あったら教えてください!)

妥協して東急ハンズやネットを探そうかとも思ったのですが、そんな時にもしかするとピッタリかもしれない、と思われるガジェットを発見しました。

それが、↓の「スマホ・タブレットスタンド」です。

こちら、上海問屋で税別1,190円で購入したものです。↓

脳内でシミュレーションしたらなんとかなりそうだと判断し、こちらを選択しました。

パーツ固定

最後はパーツ同士の固定をどうするか、です。

固定接着してしまうと、今後の試作機製作の際に、パーツが流用できません。

そのため、議論の末出てきたのが、↓のようなバンカーリング(スマホ背面につけて指を入れるガジェット)に使われている接着テープの利用です。

バンカーリングの接着力は強力で、かつ何度か剥がしても貼り付けできます。

ただ、このタイプの接着テープが見当たらなかったので、今回は一般的なテープで仮で製作することにしました。
(バンカーリングに使われているようなテープが売られている場所や、ベターな接着方法をご存じの方がいらっしゃれば教えてください!)

いざ製作!

ということで、役者が揃いました!

合計して、税込6,549円です!

本体部は、↓のiPhone8を使います。

デイリーガジェットYouTubeチャンネルでおなじみの、動画部のケンが保有する実機を使います。

↓でご紹介したように、iPhone8はイオシスで安く売られています。

イオシス各店とオンラインストアでは、iPhone7とiPhone8の未使用品が、それぞれ税込39,800円と52,800円で特価販売中です。...

イオシス楽天↓

Bluetoothキーボードはこんな感じです。

タッチパッドやコントローラーもついているので、クラムシェルとして机に置いての利用だけでなく、ゲーム機のように両手に持って操作できることも期待しています。

そして今回最大の課題であるヒンジ問題を解決する期待を託されたスタンドが↓です!

さっそく二つを組み合わせてみると、↓のようにピッタリでした!!
(といいますかピッタリのものをひたすら探し回ったのですが……)

唯一の難点は、Bluetoothキーボードの充電用ポートが↓のように前面下部についているのですが、それだとスタンドとかぶってしまう点です。

そのため、これについてはスタンドの該当部分を削るか、充電ごとに外すかのどちらかしかありません。

数ヶ月は持つと思うので、今回はこのまま製作を続けます。

次にホルダー部ですが、これはオウルテックのカードポケット付きが良さそうでした。↓

ピッタリはまり、接着するとガッチリ固定で繰り返し利用でも不安はなさそうです。

デイリーガジェット試作壱号機、完成!!

完成しました!

「デイリーガジェット試作壱号機」がこちらです!↓

思ったよりもそれっぽくなりました笑

キーが小さく固いのでタッチタイピングは難しいですが、↓のようにクラムシェルとして使えます。

また、GPD Win2のように、↓のように手に持ってゲーム機のように使うこともできます。

コントローラーボタンがついているので、この使い方が一番便利そうです。

また、↓のようにスタンドさせて動画視聴などもできます笑

また、折りたためば、分厚いですが↓のように通常のスマホとして片手で使うこともできますよ!

iOSはマウスに対応していますので、Assistive Touchをオンにすれば、↓のようにiPadOS的な丸いカーソルも出てきます。

もちろん、二本指でのスクロールなども対応しています。

さすがにスマホとしてはあり得ない厚みがあります笑↓

ただ、キーボードがコンパクトなだけあって、表面積はそれほどとっていません。↓

底面は↓のようになっていて、スタンドのラバーがついています。

また、奥に向けて傾斜がかかっていますので、クラムシェル型で置くと、↓のようにキーボードに傾斜がかかっていい感じです。

次回に向けて

というわけで、「デイリーガジェット試作壱号機」はそれなりに目的を達成することができました。

ただ、作りたい理想のUMPCは、やはりタッチタイプができるものになりますし、OSもAndroidかWindowsが動いて欲しいと思っています。

そのため、今後も試作機の製作を続けて、デイリーガジェットでレポートしていきますよ!

乞うご期待。

おわり

デイリーガジェットYouTubeチャンネル!(”ほぼ”毎日更新中!)

デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。

一見怪しいですが実は心優しい、デイリーガジェット動画部のケン氏がゆるい感じにレポートしています。


↑デイリーガジェット動画部のケン

ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!

デイリーガジェットYouTubeチャンネル


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

デイリーガジェットをフォローする