秋葉原で買ったパーツで理想のUMPCを作ってみた ②試作弐号機

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「アキバで買えるパーツだけで理想のUMPC(超小型ノートパソコン)を作ろう!」というこの企画、前回↓の試作壱号機に続き、試作弐号機を製作しましたのでレポートです。

久々のシリーズ企画です。 「アキバで買えるパーツだけで理想のUMPC(超小型ノートパソコン)を作ろう!」という企画です。 昨今た...

まずはこの連載について簡単におさらいします。

昨今たくさん新機種が発売されている人気のUMPCですが、たくさんあってもどれもよく似ており、自分にとってのベストなものを探そうと思うと、どうしても気になる点が出てきてしまいます。

たとえば

  • キーボードの配列が打ちにくい
  • ポインティングデバイスが使いにくい
  • バッテリー駆動時間が不満

などなど。

それであれば作ってしまおう! ということでこの連載は始まりました。

そもそも”UMPC”とは? おさらい

これまでデイリーガジェットでは、UMPC(超小型ノートパソコン)と呼ばれるジャンルの記事を積極的に配信してきました。
(UMPCの記事一覧はこちら)

UMPCというのは、6~8インチサイズの超小型のノートパソコンです。

ノートパソコンは一般に、11インチ、13インチ、15インチが中心になり、さらにSurface Goのように一番小さいサイズでも10インチ台が一般的です。

ただ、UMPCはそれよりも小さく、まさに「ポケットに入るノートパソコン」です。

昨今、↓のGPD P2 MaxやOneMix3シリーズなど、多数のUMPCが中国・深圳の新興メーカーから発売されています。

「デイリーガジェットUMPC試作弐号機」の位置づけ

UMPCをイチから作ろうと思えば、機構設計や回路設計、廃熱計算など、かなり手間と時間がかかってしまいます。

徐々にそこに近づけていくためにノウハウをためていくべく、しばらくは試作機の製作を続けており、今回の弐号機も同じです。

弐号機のコンセプトですが、壱号機と同じく、

  • アキバで買えるパーツを組み合わせてUMPCとして使えるカタチを作る

に設定しました。

壱号機は↓のようにiPhone8を使って両手持ち前提の小型筐体になりましたが、今回は7~8インチの、タッチタイピングもできるマシンを作りたいと思います。

秋葉原でパーツを購入

今回も、秋葉原で本機の部品となるガジェット類を物色してきました。

入力装置

壱号機ではタッチタイピング不可の小型キーボードでしたが、今回はタッチタイピングができる8インチのBluetoothキーボードを調達しました。

購入場所は前回と同様、東映無線で、3,000円ほどです。

US配列でファンクションキーはありませんが、配列は自然で打ちやすいキーボードです。

おそらくバルク品で、パッケージなどはありませんでした。

また、背面はフラットで、非常に薄型・軽量になっています。

Micro USBで充電するタイプです。↓

これは期待できます。

ヒンジ部:やっぱりこれが問題

壱号機でも苦労したのが、このヒンジ部。

つまり画面側とキーボード側の間にある、ちょうつがいです。

うまいこと画面を開閉できるかどうかは、このヒンジにかかっています。

散々考えたあげく、壱号機は↓のスマホスタンドを使うことにして結果としてうまくいきました。

ただこれだと、見て分かるとおりホルダ部が湾曲していますので、せいぜいスマホサイズしか対応できません。

今回は7~8インチのタッチタイピングできるもの、というお題がありますし、ちょうどいいキーボードも見つかったため、これは使えません。

非常に悩み、ヒンジそのものもかなり勉強したのですが、いろいろ考えた結果として今回もスマホスタンドをヒンジ部に使うことにしました。

ただ、前回のと異なるのが、↓のように可動部が2つあるスタンドを、2個使うという点です。

可動部が2つあれば、面白い機構のものが作れるはずだという考えがありました。

ヨドバシAkibaで購入しましたが、↓のようにアマゾンでも販売されています。

可動部が2つあるスタンドは複数ありましたが、本製品を選んだ理由は二つあります。

一つが重量で、非常に軽いです。

そしてもう一つが一番重要なのですが、↓のように折りたためることです。

この折りたたみ可能な機構だからこそ、自作UMPCに使うことができると考えました。

後ほど見ていきます。

本体部

本体部には、↓でレビューもした、HuaweiのMediaPad M5 lite 8″を使いました。

何かと話題のファーウェイが発売しているタブレットMediaPadシリーズ。 最新はMediaPad M5シリーズで、先日中国で...

非常にコスパの高い8インチタブレットで、LTEにも対応して2万円台です。

よくある格安タブレットのようにスペックが残念ということもなく、むしろ快適に利用できます。

背面デザインも↓のように(プラスチックですが)メタリックで高級感があります。

今なら、アマゾンのサイバーマンデーセールで↓のように安くなっているようです。

本機は、東映無線で調達したキーボードと↓のようにサイズがほぼピッタリなのです。

また、厚みについても、「このキーボードはMediaPad M5 lite 8向けに作ろうとしていたものなのではないか」と勘ぐってしまうほどピッタリです。

接着

以上を組み合わせるために使う接着材ですが、あくまで試作機なので、完全に貼り付けたくはありません。

検証後にバラして、次の試作機にパーツは使いたい。ただ、接着が弱くても困る、というわけで、前回少し悩みを書きました。

すると、親切な読者の方から、↓の3Mの両面テープが最適なのではないかとアドバイスをいただきました。

これは、貼って剥がせますが、接着力が強力です。

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基準長(確か2cm)での耐荷重も、プラスチック同士で1kg以上あるため、今回の用途にも耐えられます。

いざ製作!

さて、今回も役者が揃ったところで、組み立てていきます。

組み立て自体は簡単です。

まず、Bluetoothキーボードに、↓のようにヒンジがわりのスマホスタンドを装着します。

この時点で、まず2個買った理由が分かると思いますが、中央に1個ですと本体がグラつくからです。

前回の試作壱号機はタッチタイピングを前提としていなかったので問題ありませんでしたが、今回の試作弐号機はバリバリにタッチタイピングを想定しています。

また、2個も取り付けるため、重量も軽いものを探す必要があったということです。

↓を見れば、2軸スタンドを選択した理由もおわかりいただけると思います。

最後に、本体部であるタブレットを装着しました。↓

これがデイリーガジェットUMPC 試作弐号機だ!

というわけで完成しました!

「理想のUMPCを作る企画」2台目の試作機、「デイリーガジェットUMPC 試作弐号機」です!

↓の試作壱号機と比べて、だいぶUMPCっぽくなってきましたよね笑?

今回の試作弐号機は、立派なフルキーボードが搭載されていますので、↓のようにタッチタイピングやタッチパッド操作が可能です。

Androidなのでそのままマウスカーソルが表示されますし、もちろん二本指スクロールなども可能です。

Google日本語入力は物理キーボードにも対応していますので、↓のようにローマ字日本語入力・かな日本語入力が可能です。

USキーボード配列になりますので、全角・半角切り替えはCtrl+Shiftです。

背面は↓こんな感じです。

折りたたみ機構ですが、まず開いたときの状態が↓で、

それを↓のように閉じていき、

最終的に↓のようになります。

動画の方がわかりやすいと思いますので、↓に折りたたみの様子を撮影しました。

【記事用動画】理想のUMPC 試作弐号機

タブレットスタイルでは、もちろんタブレット単体よりは厚くなっていますが、↓のように片手でホールドして操作することができます。

本体は8インチになりますので、OneMix3シリーズとよく似たサイズ感です。

次回「試作参号機」に向けて

ということで、タッチタイピングとタッチパッドによるマウス操作が可能なUMPCが組み上がりました。

ただ、この試作弐号機までは、既存のパーツを組み合わせただけの代物です。

完全な画面開閉が可能なクラムシェル機構にするには、やはりヒンジ部は何らか自作しないといけません。

そうなると、壱号機・弐号機のように既存のスマホやタブレットを使うのではなく、ディスプレイパネルや本体基板をどうするかも、併せて考えていく必要があります。

バッテリーや廃熱など、考慮すべきポイントが一気に増えていきます。

ただいきなり完成形を作るのではなく、今後も課題一つ一つをクリアする試作機の製作を続けていって、レポートしていきます。

乞うご期待!

おわり

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一見怪しいですが実は心優しい、デイリーガジェット動画部のケン氏がゆるい感じにレポートしています。


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