Ryzen 9 6900HX搭載の新型爆速ミニPCレビュー！【Beelink GTR6】

今回は、多数のミニPCをリリースしているBeelinkの新型ミニPC「Beelink GTR6」をレビューします。

こちら、Ryzen 9 6900HXを搭載したハイパフォーマンス機です。手のひらにも載る小型サイズでありながらゲームや動画編集もこなせて、メモリの換装・増設も簡単という優れもの。

外観や内部基板含めて完成度高く、指紋認証センサも搭載しています。

スペックですが、CPUに8コア16スレッドのRyzen 9 6900HX。Zen3+アーキテクチャのAMDチップで最大4.9GHzです。GPUにはRDNA2アーキテクチャのAMD Radeon 680M 2400MHz。RAMは後述するようにDDR5。ストレージはメインがPCIe 4.0 NVMe M.2 2280 SSD、増設用としてSATA M.2 2280スロットもついています。通信はWi-Fi6EとBluetooth 5.2対応。OSはWindows 11 Pro。全体的にミニPC最強クラスです。

本機は現在、Beelink公式ストアのこちらのページで予約受付中。もしくはIndiegogoのこちらのページでクラウドファンディグも実施中。

価格はどちらも、メモリ・ストレージ無しのベアボーンが540ドル（77,328円）、32GB/500GB SSD版が749ドル（105,503円）となっています。

それでは、見ていきましょう！

外観とスペック

まずは同梱物を見ておきましょう。下記の通り、本体のほか、ACアダプタ、DisplayPortケーブル、HDMIケーブル、壁掛けやディスプレイ背面へのマウントアタッチメント、交換用ネジ、マニュアルとなっています。左下に見えるシートは、本体上部のカラー交換用のパネルです。

ACアダプタは大きくもなく小さくもなく。細長いので邪魔にはなりにくいでしょう。

出力は120.08w。もちろんPSEマーク付き。

マニュアルは日本語対応です。基本的な説明のほか、メモリ・ストレージの換装・増設方法も解説されています。

本体上部には、指紋認証センサがついています。Windows Hello対応の指紋認証はスピードも速くログインに便利。天板の布地パネルは手触り良く安っぽさもなく好印象。

本体前面には、電源ボタン、CMOSクリアボタン、USB3.0 Type-A、USB Type-C、3.5mmイヤホンジャック。

背面にはDC-IN、有線LAN、HDMI 2.1 x4、USB3.0 Type-A x2、USB2.0 Type-A x2です。ポート類は豊富。HDMIが4つもついていて、出力は最大8k解像度@60Hzです。トレーディングなどに便利でしょう。

側面は両方とも空気穴が開いています。

底面は長いゴム脚とネジ穴。ネジ4本を外すと、簡単に内部基板にアクセス可能。右下に見えるペロリと出た部分ですが、これを引っ張るとネジを外した後で簡単に底面板を外せます。

重量は実測で820g。軽いです。

メモリ・ストレージの換装・増設

底面のネジ4本をプラスドライバーで外すと、↓のようにファンが出てきます。

ここからさらにネジを3本外すと、内部基板のお目見えです。中身が詰まっていて、配置も綺麗です。

RAMはDDR5-4800MHzのSO-DIMMスロットが2つ。32GB版では、16GBのCrucialが2枚ささっています。もちろん簡単に換装でき、最大64GBまで増設可能。ストレージは、メインストレージとしてPCIe 4.0 NVMe M.2 2280 SSDスロット、増設用としてSATA M.2 2280スロットもついています。