デイリーガジェットでは、iPad miniをノートパソコンのように使えるキーボードカバーを片っ端から購入してレビューしてきた歴史?があります。
まず第5世代までの旧デザイン機向けでは、↓で比較レビューを行いました。
価格は高いですが、↓のBrydgeのものが圧倒的に優れていました。
見た目が完全にMacBookになるBrydgeのクオリティはすごいなあと思っていたら、ヨドバシでも取り扱いが開始していました。
続いて、新筐体のiPad mini 6向けも徐々に出始めていて、↓の通りレビューしてきました。こちらはまだ決定打に欠ける印象。
さて、今回はiPad mini 6向けの新たなケースを発見したので購入して使ってみました。
今回の「F22 Wings」は、↓のように見た目がアップルの純正キーボードケースによく似ています。
特に、↓でレビューした最新第10世代無印iPad向けに出た、Magic Keyboard Folioに似ています。
価格も↓で7,599円。現在セールで5,998円になっているものの、ほかよりはワンランク高くなっています。
これは期待できるかもしれない!と思って使い始めましたが、結果は微妙でした。オススメしません。
その理由を見ていきます。
外観チェック
仕組みは↓のようなブックタイプ。アップル純正ケース同様に、iPad背面にマグネット装着するタイプ。
裏面は↓こんな感じ。見た目も質感も、アップル純正品によく似ています。
薄いため、充電用のUSBポートはありません。アップル純正品のようにiPad本体からも給電されません。
ではどうやって給電するかといえば、↓のような専用プラグで行います。これがダメな点その1です。
キーボードはバッテリー駆動時間が長い方ではありますが、専用プラグ充電というのは最悪です。このケーブルをなくしたり、これが壊れたら終わりです。
本体重量は、iPad mini 6を含めて570g。重さはそこそこです。
iPad mini 6を装着
↓のように装着します。
ここでダメな点その2ですが、はじめはちゃんとカバーが閉じません。厚みが足りないようで、キーボード側が勝手に開きます。ただ、数日使っていると、閉じるようになります。
薄さはグッドです。↓のようにアップル純正品レベルの薄さを実現しています。
縁の部分の作りなど、さすがに純正品には遠く及びませんが、全体的な質感は悪くありません。
実際の使い勝手
キーボードはBluetooth接続。右上の電源ボタンを長押しで起動です。自動電源OFFなので立ち上がりにiPadのアンロックよりもだいぶ時間がかかります。が、これはBTキーボード共通の特徴なので仕方ありません。
配列はUSで、特殊キー列はありません。ここでダメな点その3、ハイフン「ー」の入力です。ハイフンは独立キーでなく、optiponキー+数字の4です。
びっくりするほど入力しづらいため、日本語入力には適しません。日本語を入力するなら、やめた方が良いでしょう。
キーピッチは1.5cm。
快適とはいきませんが、このサイズにしては頑張っているでしょう。
ただ、ここでダメな点その4ですが、個体差もあると思いますがチャタリングがかなりの頻度で発生しました。再接続してもダメでした。この時点で使い物にはなりません。
つづいてダメな点その5です。↓のようにスタンド角度は調整できますが、これが固く、iPad miniもすぐに外れるので使いにくいです。
閉じた状態でスッとスタンドを出して、パッと設置して書き始められるのが理想ですが、スタンドを開くのに相当な力を要し、その間にiPad miniがかならず脱落します。
とにかく閉じた状態から打ち始めるまでの流れが悪いです。
以上、新型のiPad mini 6用キーボードケースのレビューでした。
見た目がアップル純正品のようで良く、薄くて使いやすそうだったので期待しましたが、ちょっと無理でした。
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